ダンスサークルの卒業公演に潜入!
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こんにちは!GP2年目の熊木です。先日、大学時代に所属していたダンスサークルの卒業公演があったので見に行ってきました!私の所属するダンスサークルは他のダンスサークルでは経験できないことがあるんです!
それは、“0から公演を作り上げること”。
普通のダンスサークルは、公演が決まるとどこかの箱を借りて、その会場の方々が照明や音響をしてくださいます。ですが、私の所属していたサークルでは、音響や照明などのテクニカルはもちろん、舞台や美術も含めて全て、プロを一人も入れずに学生のみで作り上げます。そんな公演を作る過程を、後輩の卒業公演と共にご紹介していきます!
舞台を作る6つの役職
まずは舞台を作り上げるまでの過程をご紹介します。
私たちのサークルは、入会時に舞設・映像・照明・音響・美術・広報・という6つの役職に分けられます。これは先輩が決め、4年間同じ役職のままです。
公演の1週間は大学内のホール内に缶詰め状態になり、それぞれ役職の仕事をし、1週間で公演を作り上げます。
舞設
まずは公演に欠かせないステージ。これは舞設が作ります。裸足で踊るジャンルもあるので、釘や木の端等で怪我をすることのないよう、丁寧に作っていきます。
映像
映像は、舞台中央にあるスクリーンに映す曲間(SCの間に流す映像)、エンディング映像、ステージを覆う黒幕に映すオープニング映像の3種類を作成します。また、本番の各SCも撮影し、Youtubeにアップします。
証明
照明は、トラスを組み、照明機材を取付け、本番のオペを行います。各SCの照明案を貰い、照明を切り替えるという重要な役割です。照明チームは1週間毎日夜中まで照明案に合わせて練習します。
音響
そして音響。(私も音響でした!)音響は、全体への音の聞こえ方やSCの曲によって音に差が出ないよう、スピーカーの設置位置やミキサーの操作を行い、曲によっては編曲をします。ダンスは曲がないと始まらないので、当日のオペは絶対にミスれません……!
美術
美術は、舞台後方と入口を華やかに装飾します。公演のキービジュアルや公演名の意味に合わせた装飾デザインを考え、1週間で描きます。各公演の雰囲気を作るのでとても重要です!
広報
最後に広報!広報は主に受付をします。受付周りの装飾もします。受付は「顔」なので、主に可愛い子が広報に配属されます(笑)。別名「花形広報」と呼ばれたり……?
感動する公演とは
私、ダンスのイベントはよく見に行くのですが、プロのダンサーを見ても感動することってあまりないんです……。すごいなあと『感心』することはあっても、『感動』することってないんですよ……。
そんな私が、今回後輩の公演を見て感動で大号泣してしまいました(笑)。自分の卒業公演の時や引退公演の時よりも……(笑)。
なんでだろうって考えた時に、後輩の苦労、いわゆる裏側をよく知っているからなんだなと。私達の後輩はコロナ禍で引退公演も出来ず、あらゆる公演が中止になり、私達先輩との交流も少ないため各役職についても分からないことだらけなはずなのに自分たちで考えてサークルの伝統を守ろうとしてくれました。
その背景を知っているので感動したのだと思います。
オーディション番組も同じ……?
仮に、『感動する公演=出演者の背景を知っている+共感できる』だとしたら、オーディション番組でも同じことが言えるな、とふと思いました(笑)。
私はよく韓国のアイドルオーディション番組を見るのですが、韓国のオーディション番組は必ずミッションと呼ばれる、チームでステージを披露するものがあります。ミッションの際、番組ではステージを披露する前に練習過程の裏側を放送します。その裏側が大変だったチームほど応援したくなり、ステージを見て感動します。(そのように視聴者を誘導するために裏側を放送する際、“悪編”と呼ばれるものも存在してしまうケースもありますが……。)
裏側を見せ、他者を共感させるように持っていくことができると、『感動するステージ』『もう1回みたいステージ』に変わっていくのかなと。イベントでも同じ効果があると思うので、そういったコンテンツや演出を考えられるように今後も色んなところにアンテナを張っておきたいと思います……!