「ずかんそくねつ」って知ってる?~イベントマンは古典に健康法を学ぶべし~
ChatGPTで要約する
GPジャーナルをご覧の皆さま、こんにちは。GP杉山です。
早いもので2025年も2か月が終わりましたね。2025年、皆さまは良いスタートダッシュが切れたでしょうか??私はある体験を通じて非常に学び(2025年初学び?)になったのでぜひ記事にと、キーボードを叩いております。
当社代表の光畑とサウナへ
1月末に、当社代表の光畑にサウナに連れて行ってもらいました。都心から車で2時間半かかる、静岡は裾野にある「サーマルクライムスタジオ富士」です。ここはサウナ好きの間では評判の施設で、自然に囲まれた静かな環境が印象的なんです。……実は、ここに来るのは今回で2回目。初訪問した際に印象に残っていることがありました。
それは、サウナは横になって入るのを推奨している、ということ。
理由を聞くと「座った状態では頭の先と足元で温度差が生じるが、横になるとそれが解消され、全身が均一に温まるから」とのことでした。しかも、座った状態での頭の先と足元の温度差は5~10度にもなるというから驚きです。
この体験を通じて、「体温調整と健康法」について改めて考えるようになりました。
最近、当社のメルマガでは、社員がリレー形式でさまざまなトピックを発信しているのですが「健康法」や「QOLの向上」に関する話題が多く取り上げられています。私自身もこの流れに乗り、自分なりの視点で健康について考えてみたいと思ったのもあります。
これから年度末や年度初めと、体調を崩さないように一層気を付ける時期に差し掛かるのではないでしょうか。そんな皆さまの少しでも参考になれば嬉しいです。

「頭寒足熱」って知っていますか?
サウナと健康法。そのつながりを調べていくうちに、「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」という東洋医学の概念にたどり着きました。恥ずかしながら、はじめて出会った四字熟語だったのですが、聞いたことがない……という方も多いのではないでしょうか。
「頭寒足熱」とは、その名の通り「頭を冷やし、足を温める」ことで健康を保つという考え方です。東洋医学においては、体の「気・血(きけつ)」の巡りをスムーズにすることが重要だとされており、特に冷えは血流を滞らせ、さまざまな不調を引き起こす原因になると考えられています。そのため、体の中心部や下半身を温めることで血流を促進し、逆に頭部は熱がこもらないように冷やすことで、バランスを取るのが理想的とされているそうです。
この考え方をサウナに当てはめてみると、「横になって入ることで、体全体が均一に温まる=不要な熱を頭にためず、足元から血流を促す」というメカニズムが働くことになります。
……なるほど。
たしかに、実際に寝ながらサウナ室にいると、のぼせる感覚も少なく比較的長い時間でじっくり温まれる感じがします。スーパー銭湯などでは難しいかもしれませんが、プライベートサウナがメジャー化しつつある現代では、試してみるチャンスも来るのではないでしょうか?チャンスが来たらぜひ試していただきたいです!

情報が溢れる現代。迷ったら古典へ回帰!?
いかがでしたでしょうか?
情報に溢れかえっている現代では、何を取り入れていいか分からなくなる場面も多くありますよね。そんな時「昔からの知恵」として受け継がれているものに注目してみるのも一つの方法です。
今回、サウナを通じて知った「頭寒足熱」という考え方も、まさにこれに当てはまると感じています。これは何百年も前から伝わる健康法のひとつでした。私たちが「新しい」と思って取り入れているものの中には、実は昔から存在し、長く支持されてきたものが少なくないのかもしれません。
そして、健康維持は私たちイベント業に携わる者にとっても非常に重要です。イベントとは多くの人が関わりながら成り立つ仕事です。確かに、属人的な仕事のあり方は見直されるべきかもしれませんが、それでも、一人の体調不良が関係各所に迷惑をかける可能性があるのも事実です。自分が万全な状態でいることが、結果としてイベントの成功につながるといっても過言ではないのです。
私自身も、この「頭寒足熱」の考え方を日々の生活に取り入れ、コンディション管理をより意識していきたいと思います。みなさんもぜひ、クラシックな健康法に目を向けてみてはいかがでしょうか?
また、健康法に限らず、溢れかえる情報で困ったときは、古典に助けを求めてみるのが豊かな生き方に繋がるのかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。

世界各地をモチーフにした部屋が3つあり、チームビルディングに最適でした!