国のMICE施策でも注目!『ユニークベニュー』について調査してみた!
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こんにちは!または、おはようございます、こんばんは!GP山蔦です。
今回のジャーナルでは、最近グローバルプロデュースの社内でも最近よく聞く『ユニークベニュー』について、私自身も学びながら書いていきたいと思います!
ユニークベニューってなに?
まず、ユニークベニューとは。GPでは『歴史的建造物、文化施設や公的空間等で、イベントを開催することで特別感や地域特性を演出できる会場』と定義しています!
元々はヨーロッパで生まれた考え方で、一般的な会議施設、ホテルや展示場などではない独特な雰囲気を持つ場を、本来の用途とは異なる用途で特別に貸し出される会場のことを指す名です。
参加者に特別感を与え、場所によっては地域の特性も感じて頂くことができ、今世界的なトレンドとなっています。
なぜユニークベニュー?
海外では、ユニークベニューの貸し出しでの収入を施設で活用する等、財源として活用している例も多く見受けられます。
一方で日本では、地域貢献・地域の活性化などを求められていることが多いそうです(知名度や観光客の増加など)。最近では、国を越えた旅行等も活発になってきた中で、MICEの誘致先としても注目されています!
ユニークベニューでイベントを開催すると主催者・参加者側にはどのようなメリットが考えられるでしょうか?
・イベントとして参加者にインパクトが残る
・より非日常を味わうことができ、リフレッシュになる
・イベントを通じて文化等を学ぶことで、教養がつく
・イベント内でのコミュニケーションがより活発になる
(初対面の相手でも、初めの一言で天気以外の会話が!)
・普段とは全く異なる環境に置かれることで、新たな発想の根源になる
……とざっと考えただけでもこんなに!
イベントは非日常的なものだからこそ、非日常の空間を掛け合わせることでさらに助長させ、素敵な魅力が沢山出てきますね!
気になるユニークベニュー5選
ここからは具体的に、GP-WEBのユニークベニューページに載っている会場の中から、個人的に気になったものをいくつか取り上げていきたいと思います!
寺田倉庫
住所:東京都品川区東品川2-6-4(天王洲アイル駅より徒歩5分)
収容人数:800人
平米数:1,085.12㎡
まずは、社内でもたびたび耳にする寺田倉庫。
無機質ながらどこかおしゃれで、何にでも染められそうな空間を持っています。
おしゃれなMVも撮影できそうな雰囲気ですよね。
実際に、寺田倉庫はGPでもイベント会場として使用したことがあります。
この無機質感を生かしシンプルに装飾することも、あえてカラフルで雑多な雰囲気を作りだすこともでき、ユニークベニューながら、イベントの主役も目立ちますね。
収容人数が800人と多いのも魅力的なポイントの1つです!一堂に会するような大きなイベントでも、全員で同じ空間を共有し、楽しむことができます。
ダイナミックな展示なども行えそう!無限大ですね。
セルリアンタワー能楽堂
住所:東京都渋谷区桜丘町26-1 地下2階(渋谷駅から徒歩5分)
収容人数:201人
天井高:2.9m(舞台から水引までの高さ)
日本の伝統芸能である能楽。見たことはないけれど、人生で1度くらいは見てみたいな、能楽堂へ行ってみたいという方も意外と多いのでは?
そして能楽堂でもイベントができるのです!
能舞台は橋掛かりと呼ばれる花道のようなものがあったり、室内のはずなのに舞台の上には屋根があったりと独特な舞台形状をしているので、わざわざ能楽堂でイベント開催する価値ありです。
参加者全員でじっくり狂言や能の鑑賞コンテンツを含めるのもよいですね。
一人でチャレンジするにはハードルが高いかもしれませんが、軽い解説とともに参加者全員で観れば更なる教養もつきそうです。
T-LOTUS M
住所:東京都品川区東品川2-6-10
収容人数:立食:170人 /スクール:60人 /着席:80人
平米数:ルーフトップ140㎡ / 42.35坪、メインデッキ100㎡ /30.25坪、ローデッキ120㎡ /36.3坪
天井高:2.29〜3.36m
続いては、角川武蔵野ミュージアムや高輪ゲートウェイ駅などを手掛けている、建築家の隈研吾さんが監修したという運河に浮かぶ船のような会場。
会場から運河が見えるのは、特別感が高まりますね。
ドレスコードを決めて船上パーティ風、または開放的な空間を生かしてあえての縁日風、など、雰囲気を作って楽しめそうです。日々の疲れをとことん癒すため、デッキで参加者全員ヨガ教室……なんかも個人的にはとても楽しそうだなとわくわくしました。
『船出』とかけて、ここでキックオフイベントを開催するのも素敵ですね!
箱根観光船
住所:神奈川県足柄下郡箱根町箱根161
収容人数:立食:10人~150人 /着席:250人 ※定員自体は約500人
続いても船関連で、箱根観光船です。箱根は最近、GPの新卒1年目合宿でも訪れました。船には乗れませんでしたが、箱根は本当に素敵なところでした!
春に放送されていたドラマ『王様に捧ぐ薬指』では、箱根観光船で結婚式を挙げる……というシーンもありましたよね。
別名『箱根海賊船』というだけあって、きらびやかな船。
海賊の物語を基調にイベントを進めていくのも、イベントの内容自体に没入感が生まれ、良いのではないでしょうか。箱根や船という場所の魅力だけでは終わらないイベントが作れると思います。
ガンガラーの谷 ケイブカフェ
住所:沖縄県南城市玉城字前川202
収容人数:着席最大80人/シアター200人
平米数:220㎡
最後は、日本にこんな場所があったのか!と思うような谷の会場。
鍾乳洞が崩壊してできた谷間がカフェになっています。照明によって雰囲気がガラリと変わりそうですよね!
モチーフを決めて、古代風や深海風にするのも良いな……。
照明の色やコンテンツ内容もモチーフに合わせて設計します。古代風は、遺跡の発掘もなされているというガンガラーの谷ならでは感がありますし、深海風は綺麗な海が印象的な沖縄ならでは感があります。
思考が深まるイベントになりそうな予感です……!
自然に囲まれたケイブカフェの周辺を歩く、ガンガラーの谷を歩くガイドツアーもあります。都心を離れて自然に癒されるのにも、運動不足解消にもとても良さそう。
おわりに
いかがでしたか?
ユニークベニューどこも魅力的ですね。
ユニークベニューは、イベント会場用ではないからこそ、Wi-Fiや電源の環境、装飾や火気の使用制限など、原状復帰の為に気を付けなくてはいけないことは多々あるものの、それぞれの特徴を生かし、イベントに還元できるプロデュースができると、とても素敵な他にはないイベントが開催できそう。
今回紹介した会場以外にもGP-WEBにはユニークベニューが沢山載っているので、是非チェックしてみてください!