周年イベント企画アイデア20選|成功事例と最新トレンドを解説!
INDEX
- 1.周年イベントとは
- 2.周年イベントの3つの目的とターゲット
- 3.周年イベント最新動向
- 4.周年イベントの成功ポイント
- 5.周年イベントアイデア20選
- 1.周年ヒストリーパネル
- 2.周年ヒストリーVTR
- 3.イメージキャラクターが会社の歴史を追うオリジナル番組VTR
- 4.周年イベントロゴ
- 5.著名なアーティストによるオリジナル楽曲制作
- 6.周年年数分のプレゼントBOX
- 7.次の周年イベントのタイムカプセル
- 8.周年記念デザイン、モデルの開発
- 9.長持ちする記念品
- 10.次の周年に向けての長期的ビジョン発表
- 11.サステナビリティを考慮したイベント設計
- 12.「思い出の場所」の訪問・中継
- 13.役員や勤続年数が長い社員による「思い出トーク」
- 14.社内思い出マップ
- 15.社員おすすめの「裏技・活用術」公開
- 16.参加型ヒストリームービー
- 17.歴代ポスター・CMギャラリー
- 18.地域コラボSNSフォトスポット
- 19.社員の名言展
- 20.お気に入り商品投票
- 6.周年イベント企画事例
- 7.周年イベント・アイデア事例
- 8.周年イベントに関するFAQ
- 9.まとめ:周年イベントは企業が一気に成長するチャンス!
ChatGPTで要約する

周年イベントは企業の節目に行われるお祝いイベントです。社内向けのインナーイベントから消費者へのPR要素を強めたものまで、その内容は企業の目的・戦略によって千差万別。特別なタイミングで行われることから、こだわりのイベントになることが多い傾向があります。
記念すべき特別なイベントに、いったい何をすればいいのか?この記事では周年イベントを成功させるためのポイントやアイデアの他、過去に開催された周年イベントのプロデュース事例もたっぷりご紹介していきます!
周年イベントとは
周年イベントとは5周年、10周年、50周年……といった節目を記念して行うイベントです。会社設立からカウントするものもあれば、製品やサービスのリリース、ブランド立ち上げ時点からカウントするものまで様々です。
帝国データバンクによれば企業の10年生存率は約70%、20年後で約52%。これは大企業も入れた数値のため、中小企業の生存率はさらに低いと考えられます。
しかも、周年イベントは会社運営に必須のイベントではありません。経営が安定していない場合、そもそも開催しようという機運にならないこともあるでしょう。
周年イベントを迎えられる、それ自体が企業にとって喜ばしいことなのです。
周年イベントの目的とは
そもそも、周年イベントの目的・役割とは何でしょうか?
『会社の〇〇周年をお祝いするため』……その通りですが、100%の正解とはいえません。というのも、企業がイベントを開催する場合、そこには業績アップに繋がる仕掛けが絶対に必要です。それは周年イベントでも変わりません。
周年イベントの重要性
周年イベントと他のイベントの大きな違い、それは『特別感』です。周年イベントは5年に1回、10年に1回など開催の間隔が空く上、『〇〇周年記念』という言葉のイメージもあり、誰もが特別なイベントだと意識します。
特別とは、言い換えれば『チャレンジできる』ということ。『大掛かりなイベントをしよう』『特別なノベルティを作ろう』『新しいターゲットに向けたプロジェクトをしよう』といった、普段はなかなかできない企画でもGoサインが出やすい傾向があります。周年イベントは会社の意識改革やステップアップ、変化のキッカケ等にしやすい貴重なチャンスといえるでしょう。
周年イベントの3つの目的とターゲット
周年イベントの目的は主に次の3つです。
・インナーブランディング(社員向け)
・カスタマーブランディング(お客様向け)
・プロモーション(お客様向け)
それぞれ見ていきましょう。
インナーブランディング(社員向け)
周年イベントと聞いて真っ先に思いつくのが、社員向けイベントではないでしょうか? 周年イベントは企業が長年愛されてきた証であり、その一員としての誇りを再確認してもらう良い機会となります。周年イベントをきっかけに愛社精神を育んだり、モチベーションを高めたりする効果も期待できるでしょう。
もちろん、周年イベントを機に全社一丸となり、新しいプロジェクトに取り組むという道もあります。社員が団結する機会として周年イベントはうってつけなのです。

カスタマーブランディング(お客様向け)
私たちが日常で一番目にする機会が多い周年イベントがカスタマーブランディングです。〇〇周年記念モデルなどの特別なアイテムの発売、〇〇周年記念セール、〇〇周年キャンペーンプレゼント等々、様々な施策が思い浮かびます。これらのイベントはBtoCの企業で盛んで、限定モデル等で固定ファンの心を掴んだり新たなファンを獲得したりするスタイルが主流です。もちろんBtoBでも事例があります。周年イベントをきっかけに販路を広げる、れっきとした営業戦略と言えるでしょう。

プロモーション(お客様向け)
周年イベントをきっかけにプロモーションを仕掛ける企業もあります。今まであまりプロモーションをしてこなかった企業でも、周年イベントは『今までと違う取り組みを行う』『なかなか取り組めなかったことにチャレンジする』良いチャンス。また、周年イベントができるほど長く続いている会社だとアピールすること自体が強力なブランディングに繋がります。カスタマーブランディングと似ていますが、こちらは商品ではなく企業そのものをアピールする点、今まで縁のなかった人と接点を持つことが主目的となる点が異なります。
この3つは組み合わせることもできます。どれを主目的にするかでイベント内容はガラッと変わりますので、自社の目的に合わせて選んでみてください。

周年イベント最新動向

最近、周年イベントは企業だけでなく、自治体にも広がりつつあります。特に人口減少のあおりを受けやすい地方都市にとって周年イベントはPRを行う絶好の機会。また、オンライン環境が普及したことで開催方法の選択肢が増え、やりたいことと参加者の傾向に合わせた開催がしやすくなったという側面があります。
周年記念イベントの開催数の増加
周年イベントは会社にとって『どうしても開催したい』イベントのひとつです。技術が進化しイベントの開催ハードルが下がった今、周年記念イベントの開催数は増加傾向にあります。また、地方自治体が節目を迎えるタイミングにも来ているため、地方自治体の周年記念イベントも増えています。
オンライン(ハイブリッド)の活用
オンラインとリアルを組み合わせたハイブリッドイベントが定着し、リアルとは異なる発想でエモーショナルなイベントを開催できるようになりました。また、メタバース等を活用したオンライン上のリアルイベントともいうべき新形態も盛り上がりを見せています。オンライン最大の強みは地理的条件を気にしないで開催できること。オンラインの活用は今後ますます加速することでしょう
▽関連記事
ハイブリッドイベントを開催するには?イベント事例と成功のポイントを解説!
周年イベントの成功ポイント

周年イベントは特別感がある分、失敗が許されないものです(失敗してOKなイベントなんてありませんが……)。ここからは周年イベントを成功させるために欠かせないポイントをお話ししてきましょう!
周年イベントを成功させるためのポイントは大きくわけて4つです。
・コンセプト、ターゲットを明確にする
・会社全体を巻き込み、自分ごとにする
・感謝の意を示す
・未来を目指す
1.コンセプト、ターゲットを明確にする
周年イベントを企画する際、何よりも重要なのがコンセプトとターゲットを明確にすること。『誰のために』『何のために』行うかによって企画の内容は別物と言っていいほど変わります。周年イベントだから派手にしよう、といった感覚でやりたいことを詰め込んでしまうと、チグハグで誰の心にも届かないイベントになりかねません。周年イベントは年単位で準備するような大掛かりなものも多いため、最初の段階でしっかりと目的とターゲットを確定させ、コンセプトを明確にしていきましょう。
2.全社全体を巻き込み、自分ごとにする
周年イベントは全社一丸になって取り組むことが大切です。これはどんなコンセプトのイベントであっても変わりません。周年イベントが他人事になってしまうと特別感も一体感も失われてしまいます。オンライン・リアルに関わらず、企画の際には全社員が何かしらの形で参加できるようなコンテンツを盛り込み、盛り上がりを共有できるようにしていきましょう。
3.感謝の意を示す
当然のことですが、企業が周年イベントを開催できるのは社員や取引先、お客様があってのことです。周年イベントを開催するにあたって、こういった『お世話になった方々』への感謝は絶対に欠かせません。感謝されるのは誰もが嬉しいですし、周年イベントという大イベントに感謝コーナーがあることで企業と社員、お客様との関係性が良好になり、モチベーションアップやファン獲得に繋がっていきます。コンセプトにもよりますが、できる限り感謝コーナーを盛り込むようにするのがオススメです。

4.未来を目指す
周年イベントでやってしまいがちなのが、過去の栄光を強調しすぎること。周年イベントにそれまでの歴史の振り返りは欠かせませんが、過去にばかり目を向けては今働いているメンバーは面白くありませんし、『昔はよかったね』で終わりかねません。企業は続いていくものですから、常に未来を見据える必要があります。周年イベントは過去と未来をつなぐ架け橋であり、より成長した未来のヴィジョンを示すものでもあります。周年イベントは改めて企業の未来を考えるチャンスでもあるのです。

周年イベントアイデア20選
「周年イベントをするからには、『周年らしい』コンテンツが欲しい!」と思いますよね。ここではいくつか『周年らしいアイデア』をご紹介しましょう。
1.周年ヒストリーパネル
周年ならでは……と言われて真っ先に思い浮かぶのがそれまでの会社の歴史を振り返るヒストリー系コンテンツではないでしょうか? 定番かつ王道ですが、周年の重みを感じられますし、ストーリー仕立てにすることで参加者の心を揺さぶることができます。
ヒストリー系コンテンツはいろいろありますが、リアル開催の場合におすすめなのがヒストリーパネル。会場内やホワイエ、通路などに設置すれば気分も盛り上がり、参加者がパネルを見ながら思いを馳せたり、思い出話をしたりと交流のきっかけにもなります。
2.周年ヒストリーVTR
もうひとつ、ヒストリー系コンテンツでおすすめなのが周年ヒストリーVTRです。動画ならではの特徴を生かし、時代ごとの世界情勢を紹介したり当時のヒット曲をBGMに使用したり、ヒストリーパネルとはまた違った切り口で会社の歴史をたどることができます。また、ヒストリーVTRはヒストリーパネルと違い、イベント終了後も残すことができます。そのため、社内ブランディングやプロモーションのためのコンテンツとしても活用が可能です。
3.イメージキャラクターが会社の歴史を追うオリジナル番組VTR
2のヒストリーVTRのエンタメ性を高めたのがこちら。企業のイメージキャラクターになっている芸能人を起用し、ドキュメンタリー番組風の構成や、再現映像要素を盛り込んだオリジナル番組VTRです。2と比べ、よりストーリー性の高いエモーショナルな動画になるため、周年イベントのメインコンテンツとしてもおすすめです。
4.周年イベントロゴ
一目見るだけで特別さを感じられ、様々な場所に使用できるのが周年イベントロゴです。招待状に印刷したり、ノベルティに使用したり、限定商品に使用したり……社内イベントからプロモーションまで、使い方はアイデア次第。また、専用のロゴを使用することでイベント全体に統一感が出せるのもポイントです。
5.著名なアーティストによるオリジナル楽曲制作
最近では少なくなってきましたが、企業の中には一体感の醸成や愛社精神を育むため、社歌を活用しているところがあります。この社歌の仕組みの応用で、周年イベント用の楽曲を制作してみてはいかがでしょうか? 例えば、著名なアーティストに依頼し、その方の既存曲をオマージュしつつ、歌詞に会社の歴史を踏まえた言葉を盛り込んだ周年イベントバージョンなら、参加者も耳に馴染んだ曲なので乗りやすく、特別感も出るのではないでしょうか。
6.周年年数分のプレゼントBOX
記念パーティーの定番コンテンツといえば抽選会。この抽選会にも周年ならではの一工夫ができます。例えば、周年年数分(10周年なら10個、20周年なら20個等)のプレゼントを用意すると、抽選会が盛り上がりやすくなります。また、周年ロゴ入りのアイテムを周年×100名にプレゼント等、他のアイデアと組みあわえることで、社内だけでなく外部向けイベントコンテンツとしても活用が可能です。
7.次の周年イベントのタイムカプセル
「定番のコンテンツもいいけれど、ちょっと変わったことがやりたい!」という時におすすめなのが『タイムカプセル』です。 タイムカプセルは参加者全員が未来に思いを馳せられるのが大きな特徴。 また、この企画自体に『次の周年を迎えられる=安定した経営を続けられる、自分も長年働くことができる』という前提があるため、社内ブランディング効果も抜群。周年イベントを社員向けに行う際には、ぜひ検討していただきたいコンテンツです。
8.周年記念デザイン、モデルの開発
周年イベントならではのコンテンツであり、かつ、お客様への販売促進にもつながるものと言えば「周年記念モデル」です。専用デザインやモデル、限定カラーなど、文字通りの「特別なアイテム」が周年の雰囲気を盛り上げます。サービス業などの場合は限定デザインのノベルティを制作するのもオススメです。
9.長持ちする記念品
お客様向けの限定デザインやノベルティの他、社員向けの記念品も周年イベントにピッタリです。周年イベントは「節目」に行われるものであり、次の節目を目指そうという意味も込められているため、熟成するほど美味しくなるタイプのお酒類の他、時計や食器といった日常使いができてかつ視界に入りやすいアイテムも喜ばれます。
10.次の周年に向けての長期的ビジョン発表
周年イベントは節目ではありますが、企業はその後も続いていきます。だからこそ「周年」をブランディングに活かさない手はありません。周年イベントを開催できること自体が安定した企業だというアピールになりますが、イベント中に「次の周年(未来)」に向けての長期的ビジョンを見せることでさらにブランディング効果を高めることができます。
11.サステナビリティを考慮したイベント設計
昨今、環境配慮が企業活動において重要なテーマとなっており、イベント設計にもサステナビリティの視点が求められています。特に周年イベントは、企業のブランドイメージを内外に示す絶好の機会であり、環境に配慮したイベントの実施は、企業の社会的責任(CSR)やESG戦略をアピールする効果があります。
サステナビリティを考慮したイベント設計では、以下のポイントが挙げられます。
• エコフレンドリーな会場選び: 公共交通機関でアクセス可能な場所を選ぶ、再生可能エネルギーを使用する施設を優先するなど。
• プラスチックフリーの取り組み: プラスチック製品の使用を削減し、リサイクル可能な素材を活用したデコレーションやノベルティを選ぶ。
• 廃棄物削減: 食品廃棄物を最小限にするために地元のケータリング業者を活用し、残った食材をフードバンクに寄付するなどの仕組みを導入。
• デジタル化の推進: 紙の招待状やパンフレットの代わりにデジタルツールを活用し、イベント管理や資料配布をオンラインで行う。
これらの工夫を取り入れることで、環境負荷を軽減するだけでなく、参加者に対して企業の持続可能性への取り組みを印象付けることができます。また、イベント終了後には具体的なデータを公開し、サステナビリティ目標の達成状況を透明性をもって伝えることも重要です。
12.「思い出の場所」の訪問・中継
何十年も続いている企業であれば「思い出の場所」があるケースも少なくありません。起業した場所、初めて支店を出した場所、初めての海外展開etc……周年に合わせ、そういった「思い出の場所」を改めて訪ねたVTRや中継は「過去」と「今」を地続きで考えることができる、周年らしいコンテンツと言えるでしょう。
13.役員や勤続年数が長い社員による「思い出トーク」
真面目なプログラムの合間に、箸休めとして有志で昔話・失敗談・面白話を語ってみてはいかがでしょうか?役員の「今だから言える失敗の話」は役員の人となりを感じさせますし、長く続いている企業であればあるほど、世代間ギャップや当時の時代背景が面白いコンテンツとなるだけでなく、会社をより深く知るキッカケとなります。
14.社内思い出マップ
オフィス移転が少ない企業でオススメなのが「社内思い出マップ」です。社内の見取り図に「この場所であのヒット商品のアイデアが生まれた」「この喫煙室で社長と話をした」など、思い出と場所を紐づけていくことで、より会社に愛着がわくようになります。社内で好きな場所アンケートなどと組み合わせたり、世代別で分けてみたりと、魅せ方に様々な工夫を凝らすことができますし、情報の出し方によってはクライアントや顧客に会社に親しみを持ってもらうキッカケにもなります。
15.社員おすすめの「裏技・活用術」公開
BtoCが中心の企業で消費者へのアピールも兼ねるのであれば、自社サービス・商品の「社員おすすめの活用法」もニーズがあります。社員は自社商品をもっともよく知る存在のため、注目度も高く、内容次第で大きな話題を呼ぶことも期待できます。また、この企画はそのままCMなどに転用できるのもポイントです。
16.参加型ヒストリームービー
周年イベントを社内だけでなく、クライアントやパートナーとのつながりを強める機会とするのであれば、周年記念ムービーを社員以外も参加できるスタイルにするのもオススメです。ムービーに一緒に登場することにより、共にビジネスを進める仲間としての一体感が得られるだけでなく、「自社を大事にしてくれている」と感じさせることもできます。
17.歴代ポスター・CMギャラリー
チラシやCMを打っている企業ならば、歴代ポスターやCMを一挙公開してみてはいかがでしょうか。特にCMは放映されていた時期の思い出と結びついていることも多く、懐かしさもひとしお。また、歴代ポスターを集めてその変遷を知ることは、企業のセールスポイントやブランディングの変遷を知る貴重な資料にもなります。
18.地域コラボSNSフォトスポット
地域密着型の企業にオススメしたいのが地域コラボです。地域のイベントにコラボフォトスポットを設置したり、イメージキャラクターと地域のイメージキャラクターがコラボしたり……何か所も支店があるならば、支店ごとにコラボも可能。いずれも特別感があるため話題になりやすく、フォトスポットを通じてのSNSでの拡散も期待できます。
19.社員の名言展
社員エンゲージメント向上に注目するなら、「社員の名言」を集めた社員の名言展もコンテンツになります。社長や役員だけでなく、全社員を対象に「この部署のモットーはこれ」「あのときこんな名言が飛びだした」「上司のこの言葉が支えになっている」等々、印象的だった言葉を集めることにより会社の文化や雰囲気を改めて知る良い機会になります。
20.お気に入り商品投票
BtoC、製造業系の企業の場合、周年記念モデルと同じぐらい話題になるのが「過去の商品の復刻」です。単なる復刻ではなく、アンケートで最も人気のあったモデルを期間限定で復刻販売するという流れを作ることで商品のファンが喜ぶだけでなく、お気に入りの商品を復刻してもらうために積極的に宣伝し、バズりやすくなるなどの効果も期待できます。
周年イベント企画事例
株式会社グローバルプロデュースが実際に企画・制作・プロデュースした事例をご紹介します。
過去と未来を変化で繋ぐ50周年記念イベント(株式会社オートバックスセブン)

会場:グランキューブ大阪
人数:約800名
実施目的:50周年の節目に当たり、お世話になった方々へこれまでの50年間の感謝を伝えると共に、これからの50年のビジョンを示したい
株式会社オートバックスセブンは50周年を記念した特別イベントを開催。今までの感謝を示す第一部とこれからの50年に向けての変化を伝える第二部という、歴史と革新の両方を伝えられる構成に。演出はもちろん、入場方式やオンラインパネルディスカッションなど、未来への期待を高めるコンテンツを盛り込みました。
50周年アニバーサリー&キックオフイベント(株式会社コスモスイニシア)

会場:ホテル宴会場
実施形式:リアルイベント
実施目的:50周年アニバーサリーイヤーのキックオフとして、社員のモチベーションを上げ、50周年企画を盛り上げる
株式会社コスモスイニシアは50周年記念イベントとキックオフを合体させた社内周年イベントを開催。『「個」が躍動し、日本一、笑顔と驚きを創造する企業』という会社のVISIONと映画『グレイテスト・ショーマン』のイメージをかけあわせ、ショーとしての盛り上がり、キックオフとしての格、アニバーサリーイヤーの起爆剤としての役割を兼ね備えたイベントとなりました。
インセンティブトリップ×アニバーサリー。ハワイでの周年イベント(株式会社CPコスメティック)

会場:ハワイ
実施形式:リアルイベント(インセンティブトリップ)
実施目的:モチベーションアップ
株式会社CPコスメティックは周年とインセンティブトリップを合わせたイベントをハワイにて開催。社員のモチベーションアップ、仕事へのやる気を引き出すのはもちろん、スケジュールが詰まっている中でもハワイの自然を感じられるよう、音響・照明にこだわった演出を行いました。
60周年記念イタリア・ローマインセンティブツアー(JBCCホールディングス株式会社)

会場:イタリアローマ
実施形式:リアルイベント(インセンティブトリップ)
実施目的:チームビルディング
成績優秀者対象の海外インセンティブツアーを単なる旅行ではなく、グループ会社間の垣根を超え、絆や結束を高めるチームビルディングの機会とすることを大きな目的として開催しました。また、60周年記念のイベントとして、参加した社員の記憶に残る特別感のあるものにしたいという願いを実現しました。
ストーリーテラーが社史を物語として語る周年イベント(健康食品メーカーF社)

参加者:5000名
会場:展示ホール(幕張)
実施形式:リアルイベント
実施目的:周年を記念して、お祝いと今後のメッセージを伝えるイベントにしたい
周年イベントらしさの表現として、ストーリーテラー(語り部)が登場。『周年の旅』をモチーフに、会社の歴史をまるで劇を見ているように振り返りながら理解を深めていく演出を行いました。
スマホを活用した参加型演出が光る周年イベント(化粧品メーカーE社)

参加者:2000名
会場:東京ドームシティホール
実施形式:リアルイベント
実施目的:演出に凝った、一体感を生み出せるような展開をしていきたい
ドアオープンの際、イベントへのモチベーションを上げるべく、ステージ上でモチベーターによる煽り演出を採用。参加者のイベントへのボルテージをあげ、そのままイベント本編へ。
オープニングでは参加者にスマホの明かりをつけていただき、暗転すると2000名のスマホの明かりが点灯し、一体感を創り上げるシーンを演出しました。
世界19ヶ国が参加した周年スポーツイベント(水処理会社)

参加者:国内外のグループ社員 約500名
会場:都内競技グラウンド/ホテル昭和館
実施形式:リアルイベント(世界19か国全20チームによるフットサル大会)
実施目的:海外事業会社同士の仲間意識を醸成したい、日本と海外の一体感を醸成したい
年齢や性別に関係なく世界共通で誰でも楽しめるものということで、全グループでのフットサルワールドカップを開催。当日の運営だけでなく選手名鑑の作成や練習風景の動画撮影などの事前施策を行うことにより、一体感を高めました。
和テイストの装飾を重視した周年イベント(外資系の運送会社)
役員の多くが海外の方ということもあり、和テイストを意識した装飾を行いました。会場入口の大鳥居をくぐると、社長直筆のサインと漢字一文字を印字した鳥居と提灯が並木のように並ぶ通路がお出迎え。その先に広がるホワイエには会社の歴史が分かるサービスや車両を展示し、ヒストリーを感じていただける仕立てにしました。一方、イベントのオープニングアクトでは役員の似顔絵ライブペイントから始まり、そこに会社の理念や社長からのメッセージを書いていくという特別な演出で盛り上げました。
周年イベント・アイデア事例
GPが手がけた事例以外の周年イベントや周年事業のアイデアについて、BtoC、BtoB問わず幅広くご紹介します。
ドクターリセラ:ブランディングとエンゲージメント向上施策としてのCM
全国のエステサロン向け化粧品会社であるドクターリセラは30周年記念イベントとして特設サイトをオープンしたほか、テレビCMを公開しました。CMにはドクターリセラ取り扱いサロン20名が登場。ブランディング効果と顧客エンゲージメントアップの両方を実現しています。
デニーズ:クーポンと記念誌を兼ね備えたファンブックで顧客を掴む
ファミリーレストランのデニーズは50周年を記念し、ファッションブランドやシェフとのコラボレーションメニューの提供に加え、「Denny’sぴあ 50周年記念ファンブック」を発売。ファンブックにはデニーズのこれまでの歩みを振り返る様々な記事が掲載されている他、10%オフクーポンを始めとしたたくさんのクーポンがついており、ファンの来店も促しています。
TAITO:連載形式のオリジナルアニメーションで社史紹介を超えたPR
アミューズメント会社であるTAITOは創業70周年に合わせて特設サイトをオープンしたほか、「イトちゃんのやぼう」という社史をモチーフにしたオリジナルアニメーションを制作し、youtubeにて公開。10分弱のアニメーションを連載形式で投稿し、幅広い層へのアピールを行っています。
BBC:長い歴史を逆手に取った「NG集」で親しみを持たせる
イギリスのテレビ局BBCが開局100周年に合わせて公開したムービーはなんと「100年分のNG集」。報道機関としてはないに越したことはないNG集をあえてコンテンツとして発表するという発想は「100周年」という歴史の長さ、それまで積み上げてきた信頼あってのもの。発想ひとつで意外なものがコンテンツになる例といえるのではないでしょうか。
プライバシーマーク:カンファレンス色の強い特設サイトで社会に意義をPR
個人情報保護の観点に立ち、事業における個人情報取扱が適切であるかを評価するプライバシーマーク制度。この制度のスタートから25周年を記念し、表彰式を行った他、25周年ロゴの作成、対談やプライバシーマークのこれからについてを語ったカンファレンス要素の強い特設サイトを公開しています。また、表彰式で行われたセミナー動画もYouTubeに掲載しており、周年というタイミングをPRに充てて更なる周知を図っています。
株式会社タイセイ:事業内容と社会貢献を90秒で伝えるプロモーションムービー
様々な建築資材を取り扱う株式会社タイセイは50周年記念としてプロモーションムービーを公開。自社の仕事の紹介と共に社会貢献事業にも触れ、企業PRを行っています。
コアラのマーチ(ロッテ):全500種類の「限定モデル」

ロッテのチョコスナック「コアラのマーチ」は40周年を記念し、特別版として500種類の名前入りバージョンを発売。いわゆる「周年限定モデル」施策ですが、500種類という種類の多さ、「なまえ」という親しみやすさで大きな話題を呼びました。
周年イベントに関するFAQ
Q.周年イベントは何年ごとに開催すべきですか?
周年イベントは「何年目で開催しなければならない」と決まっているものではありません。5年ごと、10年ごとに開催している企業もあれば、50年目に初めて開催する企業もあります。また、ゾロ目など、その企業にとって意義深い年数で開催する場合もあります。基本的には末尾が0の年、5の年に開催されることが多くなっています。
Q.周年イベントの予算はどのように設定・管理すべきですか?
周年イベントの予算を考えるにあたって意識しなければならないのは「このイベント自体が利益を生み出すわけではない」という点です。節目ということでこだわりたくなるのは重々承知ですが、販売促進系のイベントではないため、企業の経営に負担がかからない程度に抑えましょう。また、イベント予算は企画を進めていくにしたがって膨らみがちなので、明確な「ここまで」というラインを決めておくことが大切です。
Q.オンライン・リアル・ハイブリッドはどんな基準で選べばよいですか?
周年イベントの開催形式を選ぶ基準は「誰が参加するか」です。社内イベントで全社員が一か所に集まれそうならばリアル開催が視野に入りますし、BtoCの企業でユーザーを巻き込んだPRイベントにしたいのであればオンラインを重視すべきといえます。支社が日本だけでなく海外にもある場合、国内のメンバーを会場に集め、海外支社のメンバーはオンラインで参加するハイブリッド形式がぴったりです。このように「参加者は誰か、参加しやすい形式は何か」を考えていくと決めやすくなります。
Q.サステナブルな周年イベントにするために取り入れられる工夫はありますか?
周年イベントに限ったことではありませんが、サステナブルな試みを取り入れている会場を使用する、カーボンニュートラルを目指す、会場装飾にリユース可能な資材を利用するなど、様々な方法が考えられます。また、ノベルティを配る代わりにオンライン上でムービーを公開したり、クーポンをQRコードにして配信するなど、電子化をうまく活用するのもポイントです。
まとめ:周年イベントは企業が一気に成長するチャンス!
周年イベントは企業にとって、社員にとって、お客様にとって特別なイベントであり、よりポジティブなコミュニケーションを行うチャンスです。好意的にとらえられることが多いイベントだからこそ、誰に向けて、どんなコンテンツを、誰のために、どんな方法で行うのかを吟味することにより、企業を一気にステップアップさせることも可能となります。
過去から現在へ、そして未来へ。より成長した姿で次の周年を迎えられるよう、今何が必要か、楽しみながら考えて企画してみてください。
弊社でも周年イベントの開催実績が多数ございます。気になることがありましたら、ぜひ弊社の案内もご覧ください!
▽関連記事
・周年事業・周年イベントで喜ばれる記念品・ノベルティ
・企業のお客様向け周年イベントとは?実施ポイントと事例を紹介
・企業の節目を祝う!50周年・100周年イベントの成功の秘訣
・企業の周年事業とは?事例・企画アイデアを紹介
・イベント企画の流れと注意点!成功するための全チェックポイントを解説
周年イベントに関するお役立ち資料をご用意しております。
ぜひ、ダウンロードの上、ご覧ください。
