ビジネスイベントで企業価値を向上させる!基礎知識や成功事例を解説
目次
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ビジネスイベントは、社内向けや社外向け、BtoB、BtoCなど、目的や形式が様々です。本記事では、ビジネスイベントに関する、基礎知識、お薦め会場の紹介、成功事例について解説します。
ビジネスイベントとは?
ビジネスイベントとは『企業(従業員)が業務の一環として開催・参加するイベント』の総称です。表彰式やキックオフなどの従業員向けに開催される社内イベントの他、カンファレンス等の情報交換や知識の共有を目的としたイベント、展示会などのPRイベントなど様々な種類があります。
周年イベント・周年事業
企業の創立周年、ブランド立ち上げ周年などの節目に行われるイベントです。社内イベントとして行われる他、業種によっては周年限定モデル等を販売し、PRの要素を加えることもあります。いわゆる『お祝い』のため、特別感のあるイベントを行う傾向が強いです。
表彰式・アワード
成績優秀者や新技術の開発者など、特定の成果を挙げた人を表彰するイベントです。社内イベントとして行われる他、コンテストのように参加者を募るケースもあります。特定の時期に定期開催されるのが大きな特徴で、安定感が求められると共にマンネリ化を防ぐことも重要です。
社員総会・キックオフイベント
期首や期末に全社員を集めて行う社内イベントです。社長プレゼンや運営方針の発表など、企業経営において欠かせない情報を周知するのが基本となります。他にもチームビルディング要素のあるコンテンツを盛り込んで一体感やモチベーション、エンゲージメントを高める機会にもなります。
カンファレンス・国際会議
専門家を招いて業務に関わる専門知識を学んだり、知見を深めるイベントです。ビジネスイベントとして行う場合は参加者数千人など、規模が大きくなる傾向があります。
企業運動会
その名の通り、運動会です。体を動かすレクリエーション系の社内イベントということで定評があります。コミュニケーションを促したり、チームビルディング要素を強めたりといった効果が期待できる他、家族も参加可能なフェスイベントとして開催する場合もあります。
PRイベント・展示会
新商品発表会やポップアップショップ、展示即売会などの商品を宣伝するためのイベントです。BtoCとBtoBの両方があり、最も消費者の目に触れやすいイベントといえます。
MICE ≒ ビジネスイベント!?
最近イベント業界でよく聞かれるようになった単語が「MICE」です。このMICEとビジネスイベントの違いがイマイチ判らない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
結論から言うと、MICEはビジネスイベントの中の特定カテゴリの総称です。MICEとは「Meeting(会議)」「Incentive Travel(報奨旅行)」「Convention / Conference(会議)」「Exhibition(展示会)」の頭文字をとってつけられた言葉で、主に「大規模、もしくは海外を絡めたビジネスイベント」のことを指します。MICEはビジネスイベントの一種ですが、ビジネスイベントがすべてMICEというわけではありませんので注意してください。
ビジネスイベント実施のメリット
ビジネスイベントを開催するには準備の時間も費用もかかります。それにも関わらず開催されているのは費用を上回るメリットがあるからです。ここではビジネスイベント実施のメリットについてお伝えしましょう。
1.インパクトを与えることができる
ビジネスイベントには準備期間があり、本番があります。これは日常業務とは異なるもののため、イベントに参加する・関わることで従業員の意識を切り替え、注目させることができます。たとえば、日常業務の中で経営方針の資料を渡されるのと、キックオフイベントで社長自ら経営方針のプレゼンをするのとでは受ける印象が大きく異なります。また、展示即売会などであれば「その場に足を運んだ」こと自体が参加者の心に深く刻まれることになります。イベント自体が持つ特別感、インパクトはビジネスにおいて欠かすことのできない要素なのです。
2.エンゲージメントを高めることができる
ビジネスイベントは非日常感があるため、参加者に『特別な機会に参加している』という印象を抱かせ、参加者のエンゲージメントを高めることができます。表彰式で従業員エンゲージメントを高めたり、お得意様限定イベントで顧客エンゲージメントを高めたりと、『誰の』『どんな』エンゲージメントを高めるのかは主催の腕の見せ所です。
3.ブランディング効果がある
規模感にもよりますが、ビジネスイベントは注目度が高い傾向があるため、内外にブランディング効果が期待できます。社内イベントは従業員満足度を引き上げ、結果としてブランディングに繋がりますし、BtoB、BtoCのイベントはそのままブランディングに直結します。ビジネスイベントは一気にブランド力を高めるチャンスといえるでしょう。
ビジネスイベントの可能性
ビジネスイベントは企業が主体となって行うイベントです。そのため、規模や予算が大きく、日常業務では触れることのない様々な可能性にチャレンジできる絶好の機会でもあります。例えば、下記のような「個人ではアクセスしづらい技術・場所・人」に触れられる可能性があります。
メタバース
最新技術として注目を集めているメタバース。しかし「聞いたことはあるけど、どうやって参加したらいいのかわからない」「専用の機械を揃えるのはハードルが高いけど、ちょっとやってみたい」という方も多いのではないでしょうか?
メタバース空間内では現在、様々なビジネスイベントが開催されています。大型のメタバースビジネスイベントは新しい参加者を集めるために様々な工夫を凝らしており、通信環境や必要な機材など、参加ハードルを下げる工夫が凝らされています。また、社内イベントでメタバースを使用する場合、必要なものは会社が用意することになります。また、技術的な問題も会社がサポートするため『最初の一歩』として安心できるといえるでしょう。
ちなみに弊社のグループ会社ではメタバースを活用したビジネスイベントのプロデュースも承っております。ご興味のある方はぜひご覧ください。
ユニークベニュー
ユニークベニューとは博物館や美術館、神社仏閣、重要文化財や庭園等の中で、特にレセプションや会議等のイベントの開催が認められている場所のことを指します。
こういった会場は普段は縁遠く、場所によっては気軽に訪れるのが難しいケースもあるでしょう。ユニークベニューでのビジネスイベントはとびきりの特別感があり、ブランディング的な意味でもエンゲージメント向上の意味でも大きな価値があることは間違いありません。
著名人・芸能人等
ビジネスイベントではゲストや来賓、パネリストとして著名人を招いたり、エンタメコンテンツとして芸能人やパフォーマーを招くことが珍しくありません。また、カンファレンス系のビジネスイベントには業界の専門家を招いてディスカッションを行うものもあり、いずれも『普段は絶対に会えない人に会える』という大きな魅力があります。個人では会うことができない人に会い、磨き抜かれた知見を伺うことができる、これもビジネスイベントがもつ大きな可能性と言えるでしょう。
東京でのビジネスイベント開催会場
ビジネスイベントの会場といえば、ホールや会議室、大規模であれば展示場などが定番となっています。また、最近では『ユニークベニュー』と呼ばれる特別感のある会場を使うケースも増えてきました。ここでは東京近郊で特にユニークな会場をご紹介しましょう。
ポートホール(竹芝)
ポートホールは東京都港区に2020年に開業した施設です。シアター形式で448名が着席可能なメイン多目的ホールには横幅17メートルを超える壁一面のスクリーンがあり、ダイナミックで没入感のあるイベントを開催することができます。
寺田倉庫
東京都品川区にある、1,085㎡の面積を持つ大型ホールです。中央に大階段を擁するレイアウト、コンクリートと木を絶妙に組み合わせた内装など、大型ホールの中でも独特なデザインが特徴。キッチンやエレベーターなどの設備も完備されており、イベント会場としての利便性も高くなっています。
ホテル椿山荘東京
広大な日本庭園と歴史ある重厚な内装を持つ、日本有数のホテルです。2,000名収容可能な大型バンケットルームを始めとした宴会場を多数擁しており、ステージ等の設備も整っているため、大型ビジネスイベントの会場としても適しています。
大阪・京都でのビジネスイベント開催会場
ビジネスイベントは日本全国で行われていますが、東京に続いて開催数が多いのが大阪・京都です。ここでは大阪・京都の会場をいくつかご紹介しましょう。
大阪市中央公会堂
大正7年に竣工された国指定重要文化財でありながら、今なお貸館施設として活用されている公会堂です。外装・内装共に建設当時の姿のまま、大正ロマンを感じる壮麗な建物となっています。最大500人収容のホールがあるため、中規模のビジネスイベント会場としても適しています。
平安神宮会館
京都にある会館で、1万坪を誇る国指定名勝「神苑」に隣接しています。立食で最大200名収容のバンケットは30メートルにも及ぶ大きな窓一面から日本庭園を眺めることができ、京都の風情を堪能することができます。また、バンケットは20~40名分割して使用することもできるため、小規模の懇親会等でも利用可能です。
迎賓館 万博記念公園
迎賓館は1970年の大阪万博で昭和天皇が主賓方をお迎えするために作られた建物で、現在はウェディングやレセプションの会場となっています。また、迎賓館内には1000㎡のキャンプエリアがあり、展示会などの屋外イベントの会場としても利用できるのが特徴です。
ビジネスイベントの成功事例
ここからは、弊社が手掛けたビジネスイベントの成功例から、特に社内イベント(社員向けイベント)の成功事例をいくつかご紹介していきます。
事例1:人材派遣会社A社(社員総会)
全社員2,500名とリアル会場をビデオ会議ツールで繋いだ、ハイブリッドスタイルの社員総会です。『全員が繋がる社員総会』をテーマに、ステージ背面のスクリーンに全社員を表示し、一体感を演出。プログラムはVTRとライブを組み合わせて臨場感とクオリティを両立させ、コメントツール等を使うことでオンラインならではの双方向コミュニケーションを実現しました。
事例2:大手生保会社A社(表彰式)
プリンスパークタワーで開催された成績優秀者の表彰式です。会場に400インチのスクリーンを3面展開し、さらにプロジェクションマッピングによって会場の前面を巨大スクリーンとして使用し、ダイナミックな映像による演出を行いました。
事例3:化粧メーカーE社(周年イベント)
ドアオープンの際にはイベントへのモチベーションを上げるため、ステージ上でモチベーターによる煽り演出を行い、参加者のボルテージが上がった状態でイベント本編へ突入しました。
また、オープニング中に参加者のスマホを使った演出を導入。参加者のスマホの明かりをつけていただくようにお願いし、その後会場が暗転して参加者2000名のスマホが輝くという、一体感を創り上げるシーンを演出しました。
まとめ
ビジネスイベントは企業価値を高め、ブランディングやエンゲージメントを向上させる絶好の機会です。また、個人ではなかなか行くことのできないユニークベニューを訪れたり、メタバースなどの最新技術に触れたりする機会にもなり、個人・企業共に大きなメリットを得ることができます。ビジネスイベントと一言でいってもその内容は様々です。まずは『誰のために』『何のために』行うのかを考え、それに沿って企画を立てていくことが重要と言えるでしょう。