面白いイベント企画のアイデア14選|参加者を惹きつける成功事例を紹介!
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イベントを成功させるには、参加者の心をつかむ”面白さ”が鍵です。やはり「つかみが大事」ですよね。企業イベントや地域のお祭り、集客を目的としたイベントなど、どんな場面でも斬新でユニークなアイデアが必要不可欠です。本記事では、具体的な事例や実施可能なアイデアを取り入れ、参加者の記憶に残るイベント企画のコツを詳しく解説します。『面白いイベント企画』を通じて、ブランド力を高め、参加者の満足度を引き上げるヒントを見つけましょう!
面白いイベントアイデア
「面白いイベントアイデア」は地域の出し物等の一般参加が前提のイベントはもちろん、表彰式等、社内イベントでも重要な要素です。現代はあらゆるものに「タイパ(タイムパフォーマンス)」が求められ、かつ人々の目が肥えており、飽きやすくなっています。面白いイベントアイデアは参加者をイベントに集中させ、目的を達成するために不可欠なのです。
ここでは面白いイベントアイデアを「企業イベント」「地域イベント」に分けてご紹介しましょう!
企業イベントで使えるユニークなイベント企画7選
まずは屋内でできる企業イベント企画についてです。企業イベントには次のような特徴があります。
・参加者全員が『会社の関係者』である
・企業の成長など、継続的な効果を見込むことができる
・参加者の年齢層が読みやすい
企業イベントの最大のポイントは『参加者が会社の関係者である』こと。基本的には社員向けのイベントなので、従業員エンゲージメント向上、チームビルディングなど、会社経営において重要な位置づけにすることができます。面白さと企業経営における目的を両立させるユニークなイベント企画を生み出しましょう。
脱出ゲーム・謎解き
チーム対抗で謎解きに挑むコンテンツです。普段の仕事では関わりがない人とチームを組むことで意外な一面や強みを知ったり、仕事とは無関係の内容で協力することでチームビルディング効果が見込めます。
社内運動会
脱出ゲームや謎解きが頭脳・ひらめき系なら、こちらは身体を動かすコンテンツ。個人の身体能力が大事なものからチームプレーが重要なものまでさまざまな競技があり、「共に勝利を目指す」という目的を持つことで一体感やチームビルディング効果が期待できます。
季節イベント(ハロウィン、クリスマス等)
季節イベントは普段の成績や仕事内容に関係なく、気軽にフラットに楽しめる社内コミュニケーションコンテンツです。ハロウィンであればちょっとした仮装、クリスマスであればサンタ帽をかぶるなど、ちょっとした工夫で特別感を味わうことができるのもポイント。ビンゴゲームやくじ引きなどのミニコンテンツによって盛り上げを演出することもできます。
ボランティア活動
ゴミ拾いなどのボランティア活動をイベントとして開催するのも一つの方法です。SDGsが叫ばれる昨今、積極的な社会貢献活動はビジネスマンとして欠かせない要素となりつつあります。また、地域密着型の企業の場合、こういった社会貢献活動をする姿が企業の評判を向上させ、地域住民と円滑な関係を築くことにも繋がります。
貸切バスツアー
社内旅行はハードルが高いが、社員全員で出かけたい……という場合は、日帰り貸切バスツアーが選択肢に上がります。貸切のため車内で交流できますし、雄大な自然の景色や歴史的建造物を「一緒に見た」という経験・思い出は従業員エンゲージメントを高めるのに役立ちます。
セミナー・ワークショップ
エンタメ要素ではなく、従業員のスキルアップに直結するコンテンツを希望する場合にオススメなのがセミナーやワークショップです。開催する場合は社員のスキル向上につながる専門的なセミナーはもちろん、SDGsやマネジメント、業界のキーパーソンを招いての講演会など、広い視野で企画することが大切です。
ファミリーデー
メンバーの普段は見せない一面や人となりを知るという意味では、従業員の家族を招くファミリーデーイベントもひとつの方法です。ファミリーデーにはオフィスに家族を招いて仕事の内容を紹介するタイプから、家族も一緒に参加できるスポーツフェスティバルまで様々な形態があります。
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地域イベントで盛り上がるコンテンツ7選
次に、地域のユニークなイベント企画について見ていきましょう。地域イベントには次のような特徴があります。
・参加者同士のつながりがゆるい
・イベントコンテンツを任意参加・有料にすることができる
・年齢層が子ども~高齢者まで幅広い
地域イベントの特徴は『参加者が不特定多数である』こと。地域住民が中心のことも多いですが、イベントの規模によってはそれこそ県外から参加者が訪れる可能性もあります。年齢も性別も考えていることもバラバラなので『様々な人に楽しんでもらう』ことを意識することが大切です。
フォトスポット
今やイベントになくてはならない存在、それがフォトスポットです。イベントに参加した記念になるのはもちろん、映えるデザインであればSNSなどでの拡散、広告効果も期待できます。イベントのイメージキャラクターがいるならキャラクターイラストと記念撮影できるパネルは必須。顔の部分をくりぬいた、いわゆる「顔はめ」看板も人気です。イメージキャラクターの着ぐるみを準備できる場合はキャラクターグリーティング、着ぐるみと一緒の記念撮影も目玉コンテンツになります。
縁日
子どもから大人まで楽しめるコンテンツの筆頭が縁日。縁日があるというだけで興味を持つ参加者も少なくありません。輪投げや射的、金魚すくい、くじ引き、駄菓子屋など、参加者に合わせて様々な組み合わせができます。また、規模によって専門の業者に依頼することも、機材をレンタルして主催側で開催することができる自在性も強みです。
屋台・キッチンカー
地域イベントに欠かせないもののひとつが屋台とキッチンカー。飲食関係は主催側で準備するとなると水道設備、保健所の許可などいくつものハードルがありますが、屋台の専門業者やキッチンカーを呼ぶことで解決できます。和食、洋食、中華、スイーツ、ドリンクなど、選択肢も豊富なのでイベントの趣旨に合わせて選ぶことができます。
大道芸
パントマイムやジャグリング、民族楽器の演奏など、思わず足を止めてしまうコンテンツです。地域イベントは参加者が来るタイミングがバラバラのため、パッと見た瞬間に目を引く、ちょっと覗けるコンテンツの存在が欠かせません。バルーンアートなど、参加者におみやげを渡すタイプのものもあります。大道芸のタイムスケジュールを事前に発表しておくことで、ある程度参加者の流れを調整することもできます。
移動式アスレチック
参加者に子ども連れが多い、広い場所が取れる場合にオススメなのが移動式アスレチックです。地域イベントは「子供を遊ばせたい」と考えて参加する子ども連れが多いため、非常に喜ばれます。もちろん、子ども向けだけでなく大人も楽しめるタイプのものもあります。
フリーマーケット
専門業者だけに頼らず、地域住民も主催側に巻き込んだイベントをしたい場合にオススメなのがフリーマーケットです。フリーマーケットは中古品売買の役目だけでなく、売り手と買い手の交流の場にもなるという利点があります。出展者の把握や管理など、専門業者とは異なる手続きが発生しますが、より「みんなで作り上げるイベント」感を出すことができるのも強みです。
ワークショップ
参加者同士の一体感を味わいたい、参加者にも関わってほしいという場合にオススメなのがワークショップです。廃材を利用してインテリアを作ったり、貝を貼り付けてフォトスタンドを作ったり、レース編みの体験をしてみたり、伝統工芸品の作成体験をしてみたり……といった小規模なものから、参加者全員で一つの大きな絵を完成させていくモザイクアートやフラワーアートなど、イベント目的に応じて多種多様なワークショップができます。また、児童向け、中高生向け、大人向けなどターゲットを分けたワークショップを同時開催することで、参加する全世代が満足できるのもポイントです。
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成功する「面白いイベント企画」のポイント
面白いイベント企画とは、ただ奇をてらったり刺激が強ければよいというものではありません。なぜなら、面白いと思うのはあくまでも参加者。主催側が面白いと思っても、参加者がそう思わなければ意味がないのです。だからこそ、面白いイベント企画を成功させるためにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。ここではそのポイントについてお話しましょう。
誰のためのイベントか明確にする
イベント企画を考えるにあたって絶対に外せないのが「誰のためか」という視点、つまりターゲッティングです。人の興味は千差万別であり、年齢や環境によっても大きく変わるため「絶対に万人にウケるイベント企画」は存在しません。イベントの参加者の年齢層や普段考えていること、好みをリサーチし、相性のいいイベント企画を選びましょう。
目的を明確にする
イベント企画では「なぜ、開催するのか?」「どのような結果を求めるのか?」といった「目的」を明確にすることも大切です。面白い企画だけならそれこそ星の数ほどありますが、目的に合致していなければ全く意味がありませんし、結果もついてきません。ただ面白い企画を集めただけではちぐはぐになってしまい、参加者が喜ばない可能性さえあります。企画を考える際は常に「何のため」を意識しましょう。
参加者に「何をしてほしい」のか考える
イベントの主役はあくまでも参加者です。主催だけが楽しくても独りよがりになってしまいます。企画側は主催側の視点で判断しがちですが、イベントの成否は「参加者が何をして、何を感じたか」で決まるのです。常に「参加者に何をしてほしいのか」「参加者に何を楽しんでほしいのか」「参加後、どうなってほしいのか」を具体的に考え、そのための企画を練っていきましょう。
面白いイベント企画の成功事例
ここでは実際に行われた面白いイベント事例をご紹介しましょう!
リアル×オンラインのハイブリッド運動会(株式会社KDDI)
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株式会社KDDIは労使共催イベントとして「KDDIスポーツフェスティバル」を開催。リアル・オンラインの両方の参加者が楽しめるよう、オンラインは全国10か所にパブリックビューイング会場を設置。順位予想やクイズなど、オンラインならではの参加も楽しめるように工夫を凝らしました。
若手社員の可能性を開く「おもろリサイタル」(みずほリース株式会社)
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みずほリース株式会社は「面白いコンテンツで競い合う社内イベント」という前代未聞のイベント「おもろリサイタル」を実施。堅苦しくなりがちな企業風土に風穴を開け、新たな発想で事業を作り出していくためのカルチャーを作り出しました。
クリエイターと出展者が『リアルで出会う縁』を感じられるイベント(株式会社玄光社)
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株式会社 玄光社は映像専門誌の「ビデオサロン」と広告写真専門雑誌「コマーシャル・フォト」の共同イベント「CREATORS EDGE 2024」を開催。雑誌の認知度向上だけでなく、カメラや映像処理ソフトなど、写真には欠かせない様々な企業が出展し、プロだけでなくアマチュアのカメラマンとの交流を実現しました。
アイデアを形にするための実践的な手順
ここからは、アイデアを形にするための実践的な手順をご紹介しましょう。
1.ブレインストーミング
面白いと思うアイデアをとことん出していきます。この時点では多種多様な視点で候補を出すことが重要なので、ターゲットや実現可能性、規模、費用などは一切考えません。突拍子のないものや「これは難しいかな?」と思うようなものでも気にせず思いつく限り出していきましょう。
2.ターゲット・目的に合うかの選別
1で出したアイデアをターゲットや目的に照らし合わせ、絞り込んでいきます。この時点で意識するのは「参加者に合うかどうか」であり、実現可能性については後回しにしましょう。考えていく中で1では出なかったアイデアが出た場合はそれも候補に入れていきます。
3.実現可能性を探る
2でアイデアを絞り込んだら、会場や予算、スタッフ数など現実的な面を踏まえてアイデアをブラッシュアップしていきます。ここで大事なのはすぐに諦めず「何とか実現できないか?」と考えること。面白いアイデア、斬新なアイデアはパッと見た時点では実現が難しく感じることも多いものです。面白いアイデアを実現させるという視点に立ってブラッシュアップしていきましょう。
まとめ|面白いイベント企画で成功をつかむ
ありとあらゆるところでイベントが行われている今、社内・社外共に「どんな面白いイベントなのか」「参加する価値があるのか」が常に問われています。人間は感情の生き物であり「楽しかった!」に勝るプラスのイメージはありません。ビジュアルや最新技術とは異なる面から人の心を揺さぶる「面白いイベント企画」で、心にも記憶にも残るひと時を作り出しましょう!