社内表彰とは?社内表彰式・アワードを成功させるアイデア・事例をご紹介!
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社員のモチベーションを上げ、やる気を引き出す社内イベントといえば「表彰」。以前は営業主体の企業がメインで行われていましたが、最近では様々な業務に対しユニークな表彰を行ったり、社内表彰式・アワードのイベント内容にこだわる企業も増えてきました。ここでは「社内表彰」について、その意義や開催ポイント、事例などを含めてお話していきましょう!
社内表彰とは
社内表彰はその名の通り「会社内で」「活躍した社員を表彰する」ことを指し、社内表彰式・アワードとしてイベント化するケースが多くなっています。社内イベントのためあまり表には出てきませんが、実施している会社はたくさんあり、賞の内容やイベントも個性豊か。表彰は継続して行わなければ意味がないため、大体年1回のペースで開催される傾向があります。
社内表彰を開催するメリット
まずは社内表彰を開催するメリットをご紹介しましょう。社内表彰は表彰者だけでなく、会社全体を盛り上げる力があります。
従業員のモチベーションアップに繋がる
社内表彰のメリットはなんといっても従業員のモチベーションアップです。社内表彰は「あなたの頑張りを讃えます」という明確なメッセージがあるため、社員のプライドをくすぐり、やる気を引き出します。表彰された人は「また表彰されたい」と思い、あと一歩届かなかった人は「今度こそ」とやる気になる。表彰された人に部下がいるなら「上司のように」という思いを持つこともあるでしょう。つまり、社内表彰は表彰者だけでなく、その人を取り巻く社員にもポジティブな影響を及ぼし、モチベーションを上げることができるのです。
普段接しない部署や人を知るキッカケになる
会社の従業員が増え、部署が細分化していくとどうしても「同じ会社にいながら、何をしているのかわからない」という人・部署が増えていきます。社内表彰式・アワードを開催することで、表彰を通じて各部署の紹介ができるため「こんな仕事があったんだ」「あんな人がいたんだ」と知ることができます。表彰イベントは社員が無理なく他部署や他社員のことを知る格好の機会になるのです。
社員同士の交流の機会になる
これはイベント内容にもよりますが、社内表彰式・アワードの後にパーティーを開いたり交流の時間を設けたりすることで社員同士の交流を促すことができます。仕事ではあまり接していない相手にも「受賞おめでとうございます!」という切り口で話しかけられますし、日ごろ取り組んでいることなど、普段は聞きにくいことも聞きやすいため、親睦を深めつつお互いを高めあうことができるのです。
社内表彰を開催するデメリット
社内表彰はメリットが多いですが、見切り発車をすると逆効果になってしまうこともあります。ここでは社内表彰を開催するデメリット、気を付けることをご紹介しましょう。
納得する表彰基準を作る必要がある
社内表彰において頭を悩ませるのが「表彰の基準」です。営業職の場合はわかりやすい数字が出ますが、会社には数字に表せない業務もたくさんあり、それぞれが企業運営にとって欠かせないもの。営業職だけを対象にした社内表彰はかえって不公平感を募らせてしまう危険があります。とはいえ、数字に表れにくい業務の表彰基準があいまいだと、これはこれで納得感がなく、不満につながります。つまり、表彰とは『みんなが納得する評価基準を作り、それに基づいて誰が評価するかを明らかにすること』が重要なのです。納得する評価基準を作り、あらかじめ全社員に公開しておく。これは社内表彰において絶対に欠かせない要素と言えるでしょう。
定期的に開催する必要がある
社内表彰においてもう一つ重要なのが「定期的に開催すること」です。メリットの部分でお伝えした通り、社内表彰は表彰者だけでなく周りの人のモチベーションを上げる効果もあります。次にいつ表彰があるのかわからなかったら、上がったモチベーションの持っていきどころがないですよね?表彰は最低でも年1度、時期を決めて開催することが欠かせません。これは言い換えれば「最低でも年1回、社内表彰・アワードのために時間や予算を割く必要がある」ということ。開催すると決めたなら、表彰・アワードにかかる時間と費用を年間計画に入れるようにすることが大切です。
常に一定のクオリティが求められる
これは社内表彰そのものというより、社内表彰式・アワードについてですが……社内表彰式・アワードにおいて重要なのは「表彰されたい!と思わせること」です。表彰そのものに魅力がなければ表彰を目指す理由がなくなってしまいます。しかも、表彰は定期開催。表彰式・アワードは常に一定以上のクオリティを保ち「表彰されたい」という気持ちを常に盛り上げる必要があります。イベントのクオリティを下げた場合、場合によっては社員の頑張りにそのまま跳ね返ってきてしまうのです。決して一度きりのイベントではないという点をしっかり意識することが大切です。
社内表彰式・アワードの開催形式
ここからは表彰に欠かせない社内表彰式・アワードについてご紹介していきます。社内表彰式・アワードはその内容上、参加対象者は社員全員となることが多いです。表彰者と社長などの経営陣のみの場合もありますが、その場合も表彰式の内容は何らかの方法で見られるようにすることが一般的です。
リアル
参加者が一か所に集まる形式で、最もオーソドックス、かつ昔から行われている形式です。表彰者は参加者に直接お祝いをしてもらえるため、最も熱気があり、モチベーションが高まりやすい方法といえるでしょう。その一方、会社規模によっては会場の手配が大変だったり、物理的に全員集まるのが難しい場合もあります。
配信(オンライン)
オンライン上の会場に集まる形式のイベントです。場所を問わないのが一番の強み。表彰者のいる支社を中継で繋いだり、表彰者をスタジオに招いたりと様々な開催形式があります。世界中のどこからでも参加できる他、表彰者を当日まで秘密にしたサプライズ式の表彰に向いているという特徴もあります。一方、どうしても小ぢんまりしてしまいがち、臨場感が欠けやすいという弱点があります。
ハイブリッド
リアルイベントとオンラインイベントを掛け合わせた開催形式です。表彰者と経営陣などをリアル会場に招いて表彰式・アワードを行い、それをオンラインで配信します。とはいえ、昨今のハイブリッドイベントの配信は単なる中継ではなく、オンラインならではの絵作りに力を入れているところがほとんど。リアル参加者はリアルの体験を、オンライン参加者はオンラインの強みを生かした楽しみ方ができるのが強み。リアルのみ・オンラインのみに比べて技術的なハードルが上がりますが、双方のいいところどりができるのが強みです。
社内表彰式・アワード実施のポイント
社内表彰式・アワードは社員のモチベーションを上げるために絶大な効果があります。ここではその効果を十分に発揮するための実施ポイントをご紹介します。
『晴れの場』として盛り上げる
表彰イベントは表彰者にとって一生に一度かもしれない「晴れの場」「お祝いの場」。会場の雰囲気、プログラム、演出、どれをとっても「晴れの場」を感じられるようにすることで、参加者全員の気分を盛り上げていきましょう。
表彰者が「特別感」を持つ内容にする
社内表彰式・アワードの主役はなんといっても表彰者。表彰者が特別感を感じられるようなステージ造作、照明、音響、プログラムまでこだわることで表彰者のモチベーションが上がることはもちろん、表彰されなかった参加者にも「自分も特別なお祝いをされたい」と頑張る動機を生み出すことができます。
受賞者が語る場を設ける
社内表彰には受賞者を称えることを通じてモチベーションを上げると共に、もう一つ重要なことがあります。それは「受賞者のノウハウを他の参加者に伝えること」。仕事のやり方や管理の方法など、成果を上げた人の体験に基づくノウハウは信頼性も高く、他の参加者が聞きたい情報が詰まっているもの。受賞者挨拶だけでなく、ノウハウを語る場を設けることで会社全体の生産性向上に繋がるのです。
社内表彰式・アワードの実施事例3選
ここからは社内表彰式・アワードの実施事例についていくつかご紹介しましょう。
「今までにない表彰式」を実現する最高峰のステージ(株式会社IDOM様)
イベントテーマは「GALAXY(宇宙)」。受賞者たちの更なる高みを目指すチャレンジ精神を「大気圏を超え、宇宙で星のように輝く」と表現し、さらに「まだ誰も達成していない未知の星を見つけに行く」という未来のイメージを掛け合わせたコンセプトにステージ設営や映像づくり、演出を行いました。
「和」がテーマの社員表彰式ステージ(保険会社)
テーマは「京都」。京都と言えばやはり「和」……ということで、センターランウェイに灯篭を設置したり、ホワイエに絵馬をかけるコーナーを設置したり、舞台袖に桜や和傘を配置したりと、徹底的にこだわりました。
円形の会場を活かした立体的な演出(アパレル会社)
会場が円形のステージだったため、会場特性を生かした光の演出を行いました。ステージの周りに照明機材を配置し、光の柱を創り出すことで「受賞者は光に包まれ、非日常空間と特別感を味わえる」体験をしていただき、視覚的にも楽しめるイベントとなりました。
まとめ
「会社がどれだけ自分を評価しているか」は常に気になるもの。社内表彰という仕組みは社員のモチベーションを上げると共に「自分を評価してもらえる機会がある」というメッセージでもあります。社内表彰、そして表彰式・アワードはお祝いだけでなく、企業と従業員の信頼関係をより強めるという側面も持つのです。社内表彰を企業を成長させる施策として活用してみてはいかがでしょうか?
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