GP JOURNAL

2022年3月30日開催『PRODUCERS 2022』最速レポート

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“GP TECH” generating now…

こちらの要約文はAIによって生成されたものであり、情報の正確性を保証するものではありません。

2022年3月30日、原宿にカオスな時代を飛び行くプロデューサーを載せた飛行機が舞い降りる――

GPがお届けする一般向けハイブリッドイベント第2弾『PRODUCERS』、大盛況のうちに終了しました!昨年の『Japan Hybrid Conference』とはまた一味違った、時代に・世界に対しエネルギッシュに楽しく挑む、密度の濃いイベントとなりました。

ということで、イベントの会場の様子や内容を早速レポートいたします!
会場装飾や演出についてもお話していきますので、ぜひ最後までお読みください!

会場のテーマは『カオス』!

ステージ装飾はイベントのテーマでもある『カオス』をイメージ。ブラウン管テレビやドラム缶、流木、サボテン、バスケットゴールに飛行機と、アンティーク感あふれる雑多なアイテムが並べられています。

一見レトロなようですが……そんなステージを照らすのはネオン感あふれる青い照明。そして2か所に設置された大きなスクリーンにはおなじみのzoomの映像と、時代がスタイリッシュに組み合わさっています。カッコイイ!

そんなカオスでスタイリッシュな会場は、オープニングも見事な和洋折衷……いえ、世界のワクワクが炸裂するスタートを切るのです……!

ハイブリッドイベントならでは!『映像・カメラワーク・ステージ』の組み合わせ

オープニングを飾るのはスモークに照らされた映像VTR……と思っていると、ステージに会場奥から作業服姿の男性が現れ、ステージに。
そして、ステージに設置されていたドラム缶で演奏し始めます。

……と思ったら、今度はステージに三味線を持った和服の男性が。
なんと、ドラム缶によるパーカッションと三味線のコラボ!
レトロと現在、和と洋が組み合わさっていきます。

さらに……演奏が盛り上がってきたところで、今度はリオのカーニバルを思わせる衣装のダンサーたちが乱入!

それぞれの方向に尖った、交わることがないと思われたパフォーマンスが一体化していく、まさに『PRODUCERS』というイベントを象徴するオープニングとなりました。

『PRODUCERS』が掲げる『PRODUCE力』とは『様々な才能が集い、よりよい未来を切り開いていくための力』。異文化や異なる才能をどう掛け合わせていくか……オープニングでその一つの形が表現されたのち、それぞれの世界の一流プロデューサーたちが語るイベントの本番が始まります。

対談セッション『PRODUCEとは?』『PRODUCEの魅力』

今回、ゲストとしてご登壇いただいたのは8名。では、ステージに8名と弊社代表光畑が全員並ぶのか……というと、そうではありません。

今回、ステージには2~3人ずつご登壇いただき、テーマを決めてディスカッション形式で一人一人にお話を伺っていくというスタイルをとりました。

裏千家茶道の準教授である松村氏の登壇時はステージに茶室が登場し、お茶が振舞われるというサプライズも。

そんなサプライズがあちこちに仕掛けられた『PRODUCERS』、最初のセッションのお題は『あなたにとってPRODUCEとは?』『あなたにとってPRODUCEの魅力とは?』

さすが多種多様なバックボーンと知識、経験を持つゲストの方々。意見は様々です。ここでは一部をご紹介しましょう!

Q.あなたにとってPRODUCEとは?

松村『茶道とプロデュースに何の関係があるのかと不思議に思う方もいるかと思いますが、裏千家の創始者である千利休さんは元祖プロデューサーだといわれているんです。利休さんは戦国の世にあって、武将たちを新しい、美しいものでお迎えしたいと工夫を凝らしてこられました。私もお客様を喜ばせたい、価値観を共有したいという気持ちで行っています』

石多『色んなプロジェクトの核を掴み、価値を最大化するもの。また『これをやってみたい!』と強く思うことです。その想いがあるからこそ質の高いものが作り上げられる、作るモチベーションを高めていけるのです』

緒方『ブームはボトムアップで起こるわけではありません。様々なブームを見てきましたが、大体がトップダウンで始まっています。だからこそ、 はじめの数人をどれだけ口説けるかにかかっています。それも、たくさんでなくていい。100人のうち1人が理解して支援してくれればいい。その一人をいかに口説けるかです』

小橋『日本人は周りに合わせてしまいがちだけれど、そんな中でも自分自身をプロデュースしてほしい。そのためにまず自分自身が様々な視点から経験し、視点を変えるということを伝えていきたい。また、プロデュースはあらゆるクリエイターを巻き込んでいくものです。お客さんもいるし、屋外イベントなら天候にも左右される。独りよがりではうまくいきません。その状況を受け入れ、たくさんの人と力を合わせて答えを出していくことが大切です』

Q.あなたにとってPRODUCEの魅力とは?

光畑『僕はPRODUCEという言葉を 学生の頃に聞き、この言葉を使う業界に入りたいと思ったのが全ての始まりです。歴史を見ていると、日本という国自体が大きなプロデュースカンパニーのような印象を受けます。諸外国から様々なものを取り入れて面白くしていくそれこそPRODUCEをきっかけに日本も盛り上がるのではないかと思います』

佐賀『zoomは昔、誰も知らないサービスでした。それがある日突然広がり、その結果として私も知らない使い方がたくさん出てきました。その『知らない使い方が出てきた』ことにワクワクを感じました』

中村『プロデューサーの仕事は色々な才能を終結させて作品を作っていくというものです。話してみたいと思っていた人とプロデューサーとして仲間になることができ、そこから生まれたものによって新しい文化、ライフスタイルが生まれてくるのが魅力です』

ハイブリッドならでは!PRODUCERに聞きたい100の質問!

ハイブリッドイベントの魅力のひとつが『ネットを通じてリアルタイムにイベント会場とやり取りができること』です。そこで今回、『PRODUCERS』では会場・zoomそれぞれの参加者がゲストに直接質問できる機会を設けました。

ここからはファシリテーターとして佐々木紀彦さんも登場!

こちらもセッションの一部をご紹介しましょう!

Q.エンタテイメントでもビジネスでも一番問題なのが『飽きる、慣れる』だと思うのですが、飽きることについてはどう思いますか?

緒方『基本的には人は絶対に飽きるものです。もちろん、自分も飽きます。
クリエイターやプロデューサーは飽きとの戦いなんですね。これは一種の宿命ですので、そう思って取り組んでいくのがいいと思います』

佐賀『プラットフォームプロデューサーとしては、飽きられた方がむしろいいと思っています。実は技術って、リテラシーがある人が使っている間はまだ浸透していないんです。例えば電話は飽きるを通り越してみんな技術だとさえ思っていないのですが、実際はものすごい技術の結晶です。自分たちのサービスがそこまで至れるのを目指しています』

Q.今の仕事を選んだキッカケはなんですか?

中村『私は学生時代からイベントをやってて、最初の職場である伊勢丹でもバイヤーとして忙しく走る中、いろいろな方と交流する機会があり、リストがたくさん集まっていたんですね。もとから独立精神はあったので『何かやりたいな』と思っていたところ、たまたま訪れたカフェが知り合いでいっぱいだった。
いわゆるカフェブームが始まるその瞬間に偶然立ち会ったんです。
そこで『これだ』と思い、始めました。
私の場合、能力資産とトレンドが一致するものを選んでいます』

松村『茶家って、もともと家が茶家の人が多いんですが、私はそうではありません。
若いころ海外に行ったんですが、その時は日本のことを聞かれても全然答えられなかったんです。そこで「日本文化にもっと知っていたらモテるんじゃないか?」と思い、帰国後に茶道・華道・書道を始めました。
そうしたら、これがめちゃくちゃ面白かったんです。自分がやってみてこんなに楽しいなら、みんなも楽しめるんじゃないか?そう思ったのが始まりです』

Q.様々なプロデュースを打ち出していく中で生み出したルーティンや秘訣はありますか?

光畑『ノートにとにかく書き出します。そのノートを改めて読み返すとアイデアが話しかけてくれるかのように浮かび上がってきます。電子機器のメモも試したのですが、自分は紙が一番性に合っているようです』

石多『光畑さんに似ていますが、自分は書き出したものを組み合わせていきます。パズルを解いていくような感覚です』

小橋『違和感を大事にしています。「なぜ〇〇なんだろう」「〇〇を解決できないだろうか」と考えるときにアイデアが生まれます』

つんく♂さんが語る『プロデューサーに必要なもの』と『いらないもの』

超一流のプロデューサーの方々のお話を浴びるように伺ったイベントも、いよいよ最後のセッションに。

最後のセッションに登場したのは日本で知らない人はいないであろう超一流プロデューサー、つんく♂さん!超多忙の中、貴重なお時間を割いてご出演いただきました!

つんく♂さんのセッションは当日参加者だけに公開の特別企画のため、詳しくはお話しできないのですが……一部だけ特別に許可をいただき、公開できることになりました!

つんく♂さんがお話された『プロデューサーに必要なもの』は次の6つ。

イマジネーション

「0から1を生み出す能力です。誰と誰が組むとバズるか、どんな言葉を選べば一言で理解してもらえるかなどを想像する力でもあります」

判断力

「いい情報・悪い情報問わず入ってくる中で、インプットしながらも迷わない的確な判断力のことです」

適応能力

「ダメ出しやミスがあったとき、自分だけでなく、関係者のフォローアップまで含めて素早く対応できる力のことです」

指示力

「情熱や愛といった、心の柔らかいアンニュイな部分に響かせつつ、具体的に『何をすればいいか』的確に指示を出せる能力のことです」

カリスマ力

「ヒット作を生み出すと後からついてくるものです。ただ、目立つとアンチも増えてきます。その際にアンチに媚びず、けれど攻撃しないことが大切です」

バランス力

「今まで語った5つを超えて、それらすべてを含む人間としてのバランス力のことです」

つんく♂さんのお話を真剣に聞く弊社 光畑

プロデューサーに必要ないもの

さらに、つんく♂さんは『プロデューサーに必要ないもの』までお話してくださいました。

「こだわり、プライド、ロジカル、過去事例、がんこですね。20年前であればカリスマ力や引率力で乗り越えられたかもしれませんが、今後はこれらの要素は必要ないと思います」

つんく♂さんは皆さんもご存じの通り、がんの手術で声帯を摘出されています。そのため、今回のセッションではチャットツールに文字を入力していただきました。

つんく♂さんが紡がれる言葉は常に洗練されていて分かりやすく、核心をついていて、それでいて柔らかく我々を包むような名言揃い。我々スタッフも、これでもかと心に刻みました。

見逃した方も必見!アーカイブ公開中!

3時間があっという間、これからの時代を生きるビジネスの心得が凝縮されたイベントとなった『PRODUCERS』。

「当日は予定があって参加できなかったけど、見たかった……!」
「この記事で初めてイベントを知ったのですが、今からでも見る方法はありませんか?」

という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回、イベントのアーカイブをご用意いたしました!


※アーカイブには収録されていないパートもありますので、ご了承ください。

これからもGPでは皆さまに元気と勇気と気づきとコンテンツをお届けしていきます!

ハイブリッドイベントならではのリアル来場者特典

会場参加者のみの特典として、ホワイエ併設のバーカウンターで日本チャンピオンのバリスタ石谷氏が考案したオリジナルドリンクサービスをご用意しました。

メニューにはドリンクの材料も記載されています。
コーヒーに、果実酢に、パッションフルーツに、紅茶……材料だけ見ると「えっ!?」と思うのですが、いただくと美味しくてびっくり。
掛け合わせの妙が光るのはイベントだけではなく、あらゆるところに可能性があるのだと改めて感じました!

ONLINE EVENTオンラインイベントの実績やノウハウ

公開日:

2022MAR

31

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