有意義な休日を過ごしたい!話題の本を読書レポート
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こんにちは、または、おはようございます、こんばんは!GP山蔦です。
最近「休日」「休養」に関する、ある本が注目されているのをご存じでしょうか。
私は本屋さん巡りをしたりXで本に関連する投稿を見たりするのが趣味の一つなのですが、最近よく見かけるなと思う本があります。皆さん休みや休日を求めているのでしょうか……?
かくいう私もちょうど休日の過ごし方を見直しているタイミングだったため、「休日」「休養」に関する書籍二冊『世界の一流は「休日」に何をしているのか』と『あなたを疲れから救う 休養学』を手に取ってみました。さっそく、読書レポートしていきたいと思います!
「世界の一流は「休日」に何をしているのか」越川慎司

世界の一流が休日に必ずすること、絶対しないこと
年収が上がる「週末2日間」の過ごし方日本のビジネスパーソンは休日を「休息」の時間と考えて、身体を休めたり、ストレスの発散を心がけていますが、必ずしも思い通りにはなっていないのではないでしょうか。休みが明けても疲れは依然として残ったままで、ストレスも解消されていない……と感じている人がたくさんいると思います。
一方、世界水準のエリートであるエグゼクティブの休日の過ごし方には、大きな共通点があります。彼らは、休日を「何もしない時間」と考えるのではなく「積極的にエネルギーをチャージする時間」(休養)と「知的エネルギーを蓄える時間」(教養)と位置づけているのです。
彼らは休日を休息のための時間ではなく、仕事で成果を上げるための「原動力」と考えています。筆者が注目したのは、彼らがそれを「楽しんでやっている」ことです。
仕事を成功に導くための準備というと、多くの人が「苦行」や「修行」を連想してウンザリした気持ちになると思いますが、筆者が在籍したマイクロソフトのエリートたちはスポーツや趣味を楽しみ、休日を満喫することで、自己再生とエネルギー・チャージという二つの目的を実現していたのです。世界の一流の休み方を知って、休日の解像度を上げることは、これまでとは違った視点で自分の休み方を見つめ直すきっかけになります。
CROSS MEDIAサイトより
「こんな考え方もあるんだな」という新たな気づきが、あなたの休日を充実させて、毎日の生活にメリハリを与えてくれることになるのです。
印象的な文章をピックアップ!
本の中から、私が印象的だと思った文章をいくつかピックアップしてみました。
p. 33「日本のビジネスパーソンが「休めない」→「休まない」理由の一つは、日本企業に「個人依存」の体質が根付いていることです」
p. 97「彼らは、先に休む日を決めて、それに向かって計画的に仕事を進めることで「締め切り効果」をフル活用しているのです」
p. 116「自己効力感というのは、まさに最良のアファメーションといえるかもしれません。 ポジティブな気持ちで、前向きに仕事と向き合うことができれば、仕事も人生も楽しくなり、休日を充実させるだけでなく、QOL(生活の質)を高めることになります」
pp. 148-149「世界の一流ビジネスパーソンに共通するのは、「土曜を使うか?」が休日の鍵を握る……と考えて、趣味や家族の時間など、自分にとって大切なことは、土曜に優先的に組み入れていることです」
p. 153「週末が近づくと、疲れやストレスが蓄積するのは誰でも同じですが、彼らはここで無理をせず、意図的に仕事を中途半端に終わらせることで、翌週の作業効率を高める工夫をしています」
本を読んで
「休日」にフォーカスした過ごし方が書かれている本かと思っていたのですが、想像以上に休日を有意義に過ごすための「平日」の過ごし方、休日のための準備や土台作りといった部分にフォーカスされていました。何事も準備や土台作りが必要ということですね。
書籍の中には「個人依存は特に30代の中間層に集中しがちで、コロナでの混乱も後押ししている、そのために中間層のモチベーションが下がり転職も多くなっている」……といった世間の風潮分析も書かれており、共感・実感する部分も多く、色々と考えさせられる書籍となっています。
個人依存など、なかなかすぐに個人では改善できない部分もありますが、金曜日のお仕事整理・土日の使い分けなどすぐにでも実践できる部分は今週末からでも実践したいと思いました。あえて金曜日は中途半端にお仕事を終わらせるなど、普段あえてしようとは思わない意外なことも試験的に実践してみたいです。
『あなたを疲れから救う 休養学』片野秀樹

本書では、これまで栄養や運動に比べて軽視されてきた「疲労」と「休息」について科学的な解説を加え、
・人はなぜ疲れるのか
・疲れても無理をして休まずにいると、人間の体はどうなるのか
・どんな休み方をすれば最も効果的に疲れがとれるのか
……といった疑問に答えていきます。さらに、休養を7種類に分類し、それらを組み合わせて、自分がもっともリフレッシュできる休み方を見つける方法も伝授します。
「日本人の約8割が疲れている」というデータもあります。ただ、世界各国と比べて平均労働時間がとくに多いわけではありません。日本人は「休み下手」なのです。
本書を読んで、単に寝る、休息するといった「守りの休養」から、「攻めの休養」へ今すぐシフトしましょう!
東洋経済STOREサイトより
印象的な文章をピックアップ!
本の中から、印象的だった部分をピックアップしてみました!
p. 35「座ったままできる仕事が増えて体は楽になった一方で、体はあまり疲れないのに頭だけが疲れることで、結果的には肉体にも疲れが残るようになっているのです」
p. 71「本来、ストレスは悪いだけとは限りません。ストレスが生きる張り合いになることもありますし、ストレスが無いとそれに耐える力は養われません」
p. 109「疲れたら、休みつつ、負荷をかける。これが活力を高めるうえでのポイントです」
p. 126「休養学では「食べないこと」や「食事の量を減らすこと」も重視します。食べ過ぎないことが体を休めることになると考えるからです」
p. 181「現代人は、仕事中はどうしても座っていることが多くなります。自分の体力をなるべく高い位置に保つには、休日は体を動かすことを心がけてください」
本を読んで
一冊目に比べ、こちらの本はより休み・休日の内容に触れたものとなっています。こちらの本にも意外な発見が沢山ありました。
例えば、私は休みは十分な睡眠と十分な栄養がまず第一優先、そのあとに趣味等の気分転換、と長い間思っていました。高校の時の先生も「よく食べてよく寝れば大抵の体調不良は治る!」とおっしゃっていて、割と心から信じていました……が、実はそうでもなかったようです。現代人の休養の取り方としては、動かないことよりも動くことの方があっていたり、食べ過ぎないことも重要だったり。よく考えれば確かに!とかなり納得します。もう成長期の高校生でもないですしね……。
本の中では、タイプ別に休養の取り方も書いてあります。内容を参考にして、今後様々な休養の取り方にチャレンジしていきたいなと思いました。
おわりに
平日にお仕事を全力で頑張るためにも、対となる休日の過ごし方を考えることはとても重要ですよね。私もいろいろと趣味はあるものの、お休みとなるとついつい計画性なく過ごしてしまう日も多いので、平日のうちからお休みの計画を立てつつ、戦略的に?過ごしていきたいです!皆さんも是非読んでみてください!