100年後からみる、2022年を舞台にした遊園地!?『Du Gara Di Du』― SEKAI NO OWARIがつくるエンターテインメントが凄すぎる!
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みなさん、こんにちは。グローバルプロデュース小川です。
この夏は、コロナによるイベント規制もだいぶ緩和されて様々なエンターテインメントが復活しましたね!私の周りでも、連日「●●フェス行ってきた!!」のSNS投稿がアップされていました。
もちろん、まだ感染も続いており、油断禁物のご時世ですが、この業界を選んだ身としては、こうやってエンターテインメントを通して人々が笑顔になってるのをみるのが嬉しいなって純粋に思ってます。
そんな私もいくつかアーティストのライブに参戦しました。同期の新田ちゃんとももクロのライブに行ったり、大学の友達と初めてあいみょんのライブに行ったり。。
そして今日の本題、SEKAI NO OWARIです。彼らのライブに関しては、大阪公演で感銘を受けすぎて、思わず終了直後に2度目(福岡公演)のチケットを申し込んで、2回いってきました!
何がそんなに凄かったのか、SEKAI NO OWARIの「Du Gara Di Du」を超!凝縮してご紹介します!!
見どころ1:「楽しみ」が倍増する事前コンテンツ
目にしたら本編が気になるキービジュアル
まずはキービジュアル。こちらです!そこで注目ポイントは2つ。
・何かが見えてくるようなロゴのこだわり。上部のロゴをよーく見ると、ウサギの耳?いるかショー?サーカス?様々なカタチが見受けられます。「明解すぎないけど、なんかある…」となるこの感じ、ライブで答え合わせしたくなっちゃいますよね!
・今回のメインキャラクターにもなった「ガルル」。初見は、ずいぶんと派手な虎!と思ったのですが、そのときファンの私は「周波数」という曲の「奇抜な色の虎」を思い出しました!なにかこれも関連性あるのかな?なんて考えちゃいました。
LPの中に潜むキャラクター
LP(特設サイト)です。LP自体は、他のアーティストでも存在しますが、スクロールしてみると・・・横になんかいる!!(笑) しかも、マウスオーバーするとキャラクター紹介が現れました。
このキャラクターたち、実はこんなに種類がいました!ライブのグッズTシャツになっていたり、今回はこのキャラクターが座席ブロック名になっていました。(SEKAI NO OWARIのライブは、これまでも当日のブロック名が特徴的で、参加者もその世界の一員になっているようで嬉しい!とファンの中では話題なのです。)
ライブのためのスペシャルムービーがつくられている!?
アーティストのライブ用告知映像って、アーティストのコメントなどはあってもこのケースは意外とレアなんです。
この映像からは、「今回のテーマが遊園地であること」「2022年を舞台にした遊園地であること」「参加者は2122年に生きている人々という設定であること」が説明されています。
参加者が当日、どんな気持ちで会場に足を運ぶか、どのくらい世界観に入り込めるかは、この告知映像が大きな鍵となっています。(30秒といえど、15秒といえど、事前の浸透ってイベントには、とても大事ですね。。!)
見どころ2 想像を超えるステージセット
ここからは実際のセット写真とともに、展開していきます!もう全公演終了しているので大丈夫かとは思いますが。。ネタバレみたくない!って方はご注意ください。
さて、今回のテーマ「遊園地」をSEKAI NO OWARIはどう表現したのかというと・・・!
まずは全体像。上手から下手まで名一杯に広がるセットは、まさに遊園地そのもの。中央にはカルーセル、そのうえにお城、下手には観覧車、上手にはコースター。。ちなみに1万5000個のLEDが発光しているらしいです!!
もう少しセットをよくみると・・・細かいデザインまでこだわっているのがわかります。
(しかも、このカルーセル動くのですが、それは裏で人が動かしているとか。。テクノロジーだけに頼っていない、たくさんの人の力が集まっているのを感じるのも、個人的には感動ポイントでした。)
他のアトラクションも「2022年」という時代に紐づいています。
上手のジェットコースターは、いわゆる「いいね!」のマークになっていますが、途中いつの間にか「BAD!」のマークに変わっていて…良くも悪くも、SNS時代を表現しています。
下手の観覧車は、夜遅くまで働く人の多い2022年ということで「回り続ける眠らない観覧車」だとか、時代の変化が「目まぐるしい」ことも表しているんだとか。
SEKAI NO OWARIらしい、ファンタジーと現実の組み合わせ方が絶妙ですね。。!
見どころ3 コンセプトの世界観を徹底したシナリオとセットリスト
ライブが1つのストーリーになっているわけですが、その全体を進行するキャラクターがいました。上記でも触れた「ガルル」です。
セットだけでなく、SEKAI NO OWARIの曲と2022年という時代背景を絡めながらも、「2022年ってこういう時代だったんだって!」と話が進んでいきます。
ストーリーと連動させて音楽を載せられるなんて、SEKAI NO OWARIならではの1曲1曲への強い思い入れを感じました。曲を紹介し出すともうながー--くなってしまうのですが、その中でも今回特に心に残った曲は「深い森」です。
これは、英語歌詞ということもあり、深く読み解いたことがなかったのですが、この世界観に包まれながら表示される和訳歌詞をみていると、すごく心に刺さりました。語り掛けるような口語的な表現が多いのも、もしかしたら彼らの一つの特徴なのかもしれません。
・・・というように、彼らのオリジナルがぎゅっと詰まったライブなわけですが、
ボーカルの深瀬さんは最後のMCで「2022年のこれがいい、これがダメ、これはなくなって欲しいとか、そういうんじゃなくて、変化の多い『いま』だからこそ、『いま』という時代を残したい。」とおっしゃっていました。
環境問題、ジェンダー問題、世界平和…確かにどこを切り取っても、様々な人々・生き物の価値観によって時代が大きく変わっていることを実感した、これまでにないライブの余韻がありました。
SEKAI NO OWARIは、ただの「バンド」「アーティスト」ではなく、SEKAI NO OWARIという唯一無二のジャンルみたいで、(もうこれは1ファンのつぶやきですが)やっぱり好きだ・・・!となりました。
まだSEKAI NO OWARIのライブを目にしたことがない方、是非1度彼らの演出を味わってみてください!