生け花と造花とデジタル映像の融合~FLOWERS BY NAKED 2020レポート~
目次
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FLOWERS BY NAKED 2020
日本中がコロナウイルスで大変な状態ですね……イベントの中止だけでなく、テーマパーク等の休園の情報も入ってくるようになりました。
でも、この状況でも開催されている素敵なイベントがあったりします。
感染を食い止める対策も大切ですが、しんどい時、辛い時こそ癒しや気分転換が欠かせません。
開催されているイベントを楽しむことも、とても大切なことだと思うのです。
(もちろん、感染防止対策をしっかりした上で!)
ということで(?)今回は東京日本橋『COREDO室町』1.30~3.1まで開催している、五感で楽しむ体験型庭園『fLOWERS BY NAKED』に行ってきました!
fLOWERS BY NAKEDはクリエイティブカンパニー NAKED Inc.が贈る、今年で5回目となる『花』がテーマの屋内イベントです。
『花』をテーマにしたイベントというと、生け花の展覧会や屋外でのバラ祭り、桜まつりなどを思い出しますよね。でも、このイベントは一味違います。
論より証拠。まずは会場の様子をご覧ください!
……なんだか、不思議の国のアリスの世界に迷い込んだような気持ちになりませんか?
fLOWERS OF NAKEDでは、お花と最新の映像技術、アロマや音楽が融合した、非日常的な空間が広がっています。
デジタルとアナログのいいところをMIXさせた演出に心が躍ります!
会場はいくつかのテーマに分け、異なる雰囲気のお部屋が用意されています。
それぞれ見ていきましょう!
Prologue~Artist 村松亮太郎 × 写真家 LESLIE KEE
本の形をしたスクリーンに写真家LESLIE KEEの写真を次々映写し、季節の移り変わりを表現しているコーナー。
写真によってガラリと雰囲気が変わり、ついつい見入ってしまいます。
Wildflower Garden
フロア一面、足元もスクリーンとなり、お花の映像が映っている……だけではありません。
写真の足跡マークのところに立つと、その人の影に羽が生え、妖精のように飛び回るという仕掛けが施されています。
また、ARを使った仕掛けもあり、手元のスマホでも演出が楽しめます。
Dandelion Hill
ダンデリオンは『たんぽぽ』の意味。移り変わる空の中に置かれている大きなタンポポに息を吹きかけると、デジタルの綿毛が舞います。
こんなに大きな変化があるとグッと来ますよね!
Glowing Garden
天井からつりさげられているお花のオブジェ、鏡、そして照明により、万華鏡の中に入ったかのような体験ができるエリアです。
Hidden Garden~Artist 村松亮太郎 × いけばな草月流 家元 勅使河原茜
生け花と照明のコラボレーションが楽しめるエリアです。
いけばな草月流の家元、勅使河原茜さんのダイナミックな生け花を様々な角度・色の照明で照らすことで魅力を最大限に引き出しています。
OUSAI Garden
OUSAI GARDENは中央の大きな桜を囲むようにカフェやおみくじ、パフォーマンスエリアが配置されているエリアです。
単にライトアップされているだけでなく、最新デジタル技術を使用した様々な仕掛けが楽しめます。
例えば、カフェコーナーのテーブルはこの通り!
飲み物を置いた場所からお花が広がります。
一瞬として同じ景色はないデジタルアート、AIのDJが生み出す音楽に合わせてパフォーマーがダンスを披露。
パフォーマンスステージとカフェエリアは区切られていないため、花の精霊と一緒に過ごす体験ができます。
お花におみくじがついている『花みくじ』。ちゃんとおみくじを結ぶためのお花も用意されています。
“The Secret” of Secret Garden~collaborated with KIEHL’S SINCE 1851
スキンケアブランド『キールズ』とコラボレーションした、研究所風のエリアです。
華やかさとオシャレさが共存した不思議な空間になっています。
最後は花吹雪が舞う中、出口へ向かいます。
最初から最後まで華やかさに溢れた展示会でした!
fLOWERS BY NAKEDは『花は本物、背景はデジタル』などと分けることなく、生け花ならではの生命力あふれる美しさ、デジタルならではのリアルタイム変化を共存、融合させることで、新しい表現空間を作り出していました。
これからの演出は『デジタルとアナログをどう融合させて面白いものを生み出すか』がカギになるのかもしれませんね!
最後にパシャリ☆
お読み頂きありがとうございました!