GP JOURNAL

細野晴臣デビュー50周年記念展『細野観光』潜入レポ

ChatGPTで要約する

“GP TECH” generating now…

こちらの要約文はAIによって生成されたものであり、情報の正確性を保証するものではありません。

細野晴臣デビュー50周年記念展『細野観光』

日本を代表する音楽家の一人、細野晴臣さん。

1980年ごろに高橋幸宏さんと坂本龍一さんと結成したYMOのリーダー・プロデューサーであり、日本の音楽界に旋風を巻き起こした言わずとしれた音楽会のスーパースターです。

ロックやテクノ、ワールドミュージックといった様々なジャンルの音楽を日本に定着させた立役者の一人であり、数多くのアーティストのプロデュースや映画などで使用される楽曲を手掛けた方でもあります。
細野さんの作った曲を聞いたことがない人はいないのではないか……というほど、多岐にわたるジャンルの音楽を手掛けています。

そんな細野晴臣さんのデビュー50周年を記念する展示会『細野観光』が2019年10月4日から11月4日まで開催されていました。

細野さんの音楽はボーカル曲から映画サウンドまで多岐にわたります。イベントにおける音楽の重要性を骨身にしみて感じているGPとしては見逃せない展示会!ということで、わたくし宮永が潜入してきました!

 
会場に入ると、まるで旅行雑誌の表紙のような看板がお出迎え。

 
色遣いがなんとなく1980年代テイストです。

観光地につきものの顔をはめるパネルもありました(やまちゃんNICE!)

会場内は「憧憬の音楽」「楽園の音楽」「東京の音楽」「彼岸の音楽」「記憶の音楽」という、5つのエリアに区切られており、細野さんの活動年表とその時代のできごとを追うことができます。

大量のメモや私物の楽器、漫画などが展示されていてかなりの見応え!

おおおおお…これは、、、

アーティストらしいクリエイティブすぎる理解不能なメモ。

影響を受けた海外アーティストのメモや歌詞のアイデアメモ。これはファンにはたまりませんよね!
先程のクリエイティブなグチャグチャなメモと比べて急に几帳面さが伺える二面性もまた魅力的。

気になったベーシストとドラマーのリスト。

実際に影響御受けた方の名前と、影響の受け方のメモ。「この人のやりたいことはよーくわかっちゃうよ。」とか口語で書いているのが興味深いです。

チャ、チャーハンの会話…

ブタさん「おいしいチャーハンはうまいねー」…すんごい世界観ですね。

過去のレコードジャケットや細野さんの家にある様々な楽器、日用品のコーナー。天井からも楽器がぶら下がっています。

アーティストの展覧会というと過去のコンサートの映像などをメインに展示することが多いですが、『細野観光』は手書きのメモや楽器、小さいころに慣れ親しんでいたおもちゃやマンガなどを積極的に展示。細野さんという一人の人の本質に迫っていました。

細野さんのお父様の祖父がタイタニック号に乗っていたとか…WOW!

そして……
今回の展示会の目玉コンテンツのひとつが、脳波(!)を使った新しいサウンド体験。

外見はどう見ても樽ですが、もちろんただの樽ではありません(笑)

樽の中が体験ブースになっていて(!)、
電波に乗せて別の星に飛ばし、跳ね返ってきた(!?)細野さんのサウンドを聞く……というコンセプト。

む、むむむ…
宇宙を旅してきた細野サウンド、、…!!

細野さんは激動の時代の中、自らが体験した時代の空気を音楽に乗せて表現してきた方です。
50年間、時代と共に音楽の最先端を走ってきた細野さんのイベントだからこそ、
未来のサウンドとのコラボがピッタリだったのかもしれません。

こうした個人に焦点を当てた展示はいかに個性が際立たせるかがキモ。
何をテーマにするか、何を見せるか、何を見せないか、どんな体験をさせるか……
企業系のイベントとはまた一味違う、本当に学ぶことの多い展示会でした!

最後に、

この樽を企画したMUTEKさんと KONELさんという超クリエイティブな集団をご紹介させて頂きます。

(この2社の設営日の打合せに立ち会う機会があったのですが、その時「来場者に合わせて展示会期間中にどんどん変えていこうよ!その方が細野さんの展示会っぽいし!」というセリフに大変感銘を受けました…!)

いま存在しないものもテクノロジー等を駆使して、全てカタチにしちゃうというスタイルが共通している2社で大変お勉強になります…!

欲望を形にする集団「KONEL」

未だないものが欲しければ自ら作り、
信頼できるクライアントに課題があれば解決に取り組み、
熱量の高い個人が現れたら共に新たな挑戦をする。

▷ KONEL:https://konel.jp/

たとえば、この『NO-ON』と名付けられたこのシステムは映像を見ることで変化する「脳波」をもとにサウンドを生み出します。
このシステムは2018年に開催されたMUTEKというデジタル芸術文化活動を行うイベントで発表、大きな話題となりました。

く、クリエイティブー!!!

今度地下実験室にお邪魔させて頂きます!ワクワク!

モントリオール発の音楽✕アート✕テクノロジー「MUTEK」

【MUTEK】は、デジタル・クリエイティビティ、電子音楽、オーディオ・ビジュアルアートの創造性の開発、
文化芸術活動の普及を目的とした、国際的に名高い芸術文化活動を行う団体です。

▷ MUTEK:https://mutek.jp/

今年のMUTEKは渋谷に場所を移し、12/11-15まで実施します。
超クリエイティブで楽しすぎるイベントなこと間違いなし!
またレポートさせて頂きます…お楽しみに!!

WORKS/REPORTイベント実績
・レポート

公開日:

2019NOV

09

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