ケータリングのプロに学ぶ、ホスピタリティの神髄
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GPジャーナルをご覧の皆さま、こんにちは!GP杉山です。
早速ですが、皆さんは「ホスピタリティ」と聞いて、どのようなイメージを持たれるでしょうか?
当社はイベントを通じて、お客様や参加者の方々に、特別なひとときを提供することを使命としています。その中で、イベントの成功を支える重要な要素の一つが「ケータリング」です。食事や飲み物を通じ、単なる“美味しい”にとどまらない“満足感”や“幸福感”を提供するケータリングは、イベントの影の主役とも言える存在です。
当社は12月6日(金)にオフィス移転お披露目パーティーを開催し、その場でもケータリングを手配しました。参加者のみなさまが笑顔で美味しくお食事を召し上がっている姿を拝見し、嬉しかったです。あらためまして、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
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さて、実は当日、私は同期の坂田と共に、チーズカッティングのLIVEケータリングを担当していました。「大きな塊のチーズを削り出し、参加者の方々に直接ご提供する」という役割だったため、ケータリングチームの皆さんとも沢山お話をさせていただき、ホスピタリティとケータリングの奥深さや面白さに触れることができました。
この記事では、ケータリングのプロの視点を通じて、イベントに限らず、日常のちょっとした場面でも大切にしたい、真のホスピタリティについて考えていきたいと思います。
そもそも「ホスピタリティ」って?
日常的にも頻繁に使われることのある「ホスピタリティ」という言葉ですが、どんな意味?と聞かれて、しっかり答えられるかというと……という方も多いのではないでしょうか。私も同様です(笑)。
「ホスピタリティ」を簡潔に表すと「相手への思いやりや心配り」となります。言葉の起源はラテン語の「ホスピタリス(=客をもてなす)」で、相手の立場に立ち、快適さや満足感を提供する姿勢を指すそうです。しかし、それは単なるマニュアルやルールに従うものではありません。状況や相手に応じた柔軟な対応が求められるものです。
では、ケータリングでホスピタリティはどのように表現されるのでしょうか?私たちが普段、何気なく口にする一杯のドリンクや一皿の料理。その背景には提供
する側の細やかな工夫や計算があることは、あまり意識されていないかもしれません。例えば、イベントのテーマや会場の雰囲気、さらには参加者の文化的背景や食の好みに至るまで、様々なことがらを考慮したうえで形作られています。
ケータリングのプロに聞いてみた「ホスピタリティ」
今回、ホスピタリティの最前線で活躍されているケータリングのプロにインタビューしてみました。プロの視点から学べることを探っていきましょう!
Q. 参加者と接する際に意識されているポイントはありますか?
A. ただ提供するだけにとどめないことです。料理を盛ったり、お渡ししたりするだけでなく、「これは○○産の○○です」「このソースと併せるとより美味しいですよ」など、参加者の方々がより食事を楽しめるように気軽なコミュニケーションを心掛けています。
これがないと、フードをお配りするのが単なる流れ作業になってしまうので、フードを提供する段階から少しでも楽しんでもらえるようなちょっとした会話があるといいですよね。勿論、お待たせしないように会話量を調整したり、温度感を相手に合わせたりすることも大事です。
Q. 本番を迎えるまでに意識されているポイントはありますか?
A. やはり、「どんな方が参加するイベントなのか」(年代、職業、文化的背景など)、イベントの目的を深く読み込むことです。そうすることで、よりイベントに適したメニューを準備でき、より豊かな時間を提供できます。
また、会場のレイアウトや動線も事前に細かく確認したほうがいいですね。
参加者が料理にアクセスしやすい配置になっているか、立ち止まりや混雑が起きやすいポイントはないかを検討します。この点も、参加者にストレスを与えない配慮、という意味でより高いホスピタリティのために重要な要素です。
Q. ゲストへの柔軟な対応のために心掛けるべきポイントはありますか?
A. イベントは生き物なので「当日は何かしら予期せぬ事態が起こるもの」という心構えでいたほうが良いかもしれません。おもてなしする側が焦っていると、参加者にも不安になってしまいます。むしろ不測の事態こそ、落ち着いて振舞うことも大事ですね。
あとは、なにより自分自身がその時間・空間を楽しむこと。結局これに尽きるかと思います。
おわりに
いかがでしたか?
本記事では、ケータリングという分野でホスピタリティの実践例を探ることで、私たちの仕事や日常生活に活かせるヒントを探してみました。ホスピタリティは単なるサービスを超えた「心」と「工夫」の積み重ねなのだと感じています。それは、相手に「重心」に置き、相手を考え続けることであるとも言えるでしょう。ケータリングのプロの皆さんの姿にから学べることがたくさんありました。
これから忘年会や新年会、さらには年度末に向けた歓送迎会など、食事と共に大切な誰かと過ごす機会が増えるシーズンに突入します。大掛かりなパーティーではない、ちょっとした集まりや一緒に食卓を囲む場面でも「ホスピタリティ」の心がけひとつでその場の雰囲気がより特別なものになるはずです。
これからも「真のホスピタリティ」を目指し、私たち自身も進化し続けることで、イベントを通じてより豊かな体験を提供していきたいと思います。皆さんもぜひ、次回のイベントや食事の場でケータリングの奥深さや工夫を味わってみてください。最後までお読みいただきありがとうございました!
現場ではその場に応じた対応が求められます。これからもホスピタリティを追求していきます!