GP JOURNAL

COMIC CON 2019レポ~アメコミとSFと現実が交差する~

ChatGPTで要約する

“GP TECH” generating now…

こちらの要約文はAIによって生成されたものであり、情報の正確性を保証するものではありません。

「コミコン」をご存知でしょうか?

コミコンは正式名称を COMIC CONといい、1970年からアメリカで開催されているテクノロジーとポップ・カルチャーのイベントです。
そのCOMIC CONの日本バージョンとして2016年から「東京COMIC CON」が開催されており、今年で4年目となります。

ざっくり言えば、アメコミ&SFやファンタジー映画の祭典。

東京COMIC CONは本家コミコンのスタイルを中心としつつ、日米ポップ・カルチャーの祭典として独自の進化を遂げているとのこと。
コミケやゲームショーなど、日本にある各種エンタメイベントとは一線を画すその全容に迫るべく、「COMIC CON 2019」に突入してきました!

ハリウッド映画で憧れた、あのメカが目の前にある!

コミコン会場に入ってまず目に着くのが、実際の映画で使われたマシンの展示です。
日本でも大ヒットした映画の「あのバイク」が「あの車」が間近…それこそ、触れそうなほど近くで見られます。

 
アベンジャーズやバットマンなどのアメコミ実写化キャラクターの等身大人形やコスチュームの展示もあり。
アベンジャーズエリアは大人気過ぎて近寄れませんでした(涙)


 
アメコミだけではありません。スターウォーズやターミネーターといったSF作品の展示もあります。

数々のヒット作を生み出し続けているコロンビア社のブースでは、アメリカの歴史とコロンビア社の作品を語るパネル展示が。

コミコンの大型展示はなにもアメコミやアメリカSF映画に限りません。

こちらは日本のアニメ「僕のヒーローアカデミア」の等身大人形。

日本公開が決まっている、フランスの『シティーハンター』実写版の車。
実際に使用されたものではありませんが、ほぼ実物大!

さらに、日本のコミック系イベントでは考えられないのが「スターのサイン会&撮影会」エリア!

奥にハリウッドスターの写真がかけられているのがわかるでしょうか?
時間になったらその写真の下のエリアにスターが登場、撮影やサイン会に参加できるのです。
待機列を会場内に作る関係で、時間外はここだけ妙に空いています(笑)
 

これらの展示を見ていてつくづく感じるのが
「日本と海外(今回は特にアメリカ)では、ファンタジーやSFに対する認識が違う」ということ

日本の場合、ファンタジーやSF系の作品はアニメやマンガ、いわゆる『二次元』の領域とされています。
実際、コミコン会場でも日本のファンタジー系作品やSF作品の実写系コンテンツの出展はほとんどありませんでした。

それに対し、海外ではファンタジー作品、SF作品が実写……つまり「私たちの日常と地続き」のものとして扱われています。

アメコミの実写化はもちろん、ゲームオブスローンズやスターウォーズやターミネーターなど、俳優を使った実写型の映像作品も当たり前のようにあります。
非現実的な設定を楽しむ作品についても、日本とアメリカの文化の差が明確に表れていました。
 

映像作品会社だけじゃない!コミコンを彩る多種多様な展示

 
実は、コミコンは出版社や映画関係でなくても出展が可能。
実際、会場内にはフィギュアや甲冑、モデルガンの展示販売をしているブースがたくさんありました。
 

日本のコミック系イベントは会場内にたくさんのブースをぎっちぎちに詰め込むところが多いのですが、コミコンは1ブース当たりの広さがかなりあり、ゆったりと展示している印象です。
 

さらにさらに……

コミコンには『アーティストアレイ』という、イラストレーターさんにその場でイラストを描いていただけるエリアが!

何をどのぐらいの価格で描いていただけるのかはアーティストによってまちまちですが、文字通り「あなたのための作品」が手に入ります。これもコミコンならではですね!
 

何もかもがダイナミック。日本主催と海外主催の展示会の「空間の使い方の違い」

私はコミコンの他にも、コミックマーケットやデザインフェスタといった個人クリエイターのイベント、ゲームショーなどの企業主体のイベントにも足を運んでいますが、日本主体のイベントとコミコンと比べてつくづく感じるのが「空間の使い方の違い」。

車両などの展示でもわかる通り、コミコンはとにかく空間をダイナミックに使っています。また、天井が高い会場の場合は首を90度近く曲げないと全部見えないような高さのある展示・宣伝も行います。
その結果、導線がわかりにくく、一部だけ激混みになったり出口に迷ったりもするのですが、展示を気持ちよく見られます。

一方、日本主催のイベントはブースをぎゅっと詰め込む傾向が非常に強いです。ブースを整然と並ばせるため列整理や導線の確保はしやすく、全部を回るのには向いているのですが、キツキツに見えることもしばしば。

動員人数の差もあるとはいえ『空間に対する認識が日本と海外でこれほど違うのか!』と、新しい気づきをいただきました。

ちなみに、今回のコミコン2019の動員人数は3日間でのべ69,731人で過去最多だったとのこと。
ますます広がるアメコミやファンタジーの世界に期待です!

WORKS/REPORTイベント実績
・レポート

公開日:

2019DEC

03

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