使って終わらせない。ロスフラワーから考える、イベントにできるホスピタリティの新しい形

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“GP TECH” generating now…

こちらの要約文はAIによって生成されたものであり、情報の正確性を保証するものではありません。
ロスフラワー
引用元:PR TIMES

私たちGPでは、イベントの装飾としてステージやケータリングなど生花を取り扱うことがあります。美しく彩られた会場を見るとテンションも上がるし、「今日はなんか特別な日だな……」という気持ちにしてくれる魔法のような存在ですよね。

でも、イベントが終わった瞬間、あの華やかだったお花たちが何事もなかったかのようにゴミとなってしまうことがほとんどなのです。

「いやいや、捨てちゃうのはちょっともったいないよね?」
そんな声からじわじわと注目されているのが「ロスフラワー」という考え方。
今回は、そんなロスフラワーに注目し、実際にイベント現場で取り入れた事例や、今すぐ真似したくなるサステナブルな花の使い方をご紹介します!

「ロスフラワー」ってそもそも何?

ロスフラワーとは、出荷されずに捨てられてしまう花や、イベント・式典などで使われ役目を終えた花のこと。
本来ならまだ咲き続けるはずの花たちが使い捨てられてしまう現実に対し「捨てる前にもう一度活かせないか?」という思いから始まった動きです。
ウェディングやホテル業界でも注目されていて、最近では企業イベントの現場にも少しずつ広がってきています。演出の美しさを保ちつつ、社会や環境に配慮する……そんな視点を持ったイベントづくりが、今、求められているのかもしれません。

会場で使った生花を「プレゼント」に

ロスフラワーの様子
ロスフラワーとお土産

懇親会会場を彩った生花を、イベント終了後にブーケにしてお客様へお渡しする。
実は、以前私のチームが担当した現場でケータリングのテーブルに飾った花をブーケにしてお渡ししたことがあります。
この時はイベント参加者の方ではなく、クライアント事務局の皆さんや現場スタッフにお渡ししたのですが、「え、もらっていいんですか?」ととても喜んでいただきました。
皆さんに笑顔になっていただけるのは嬉しいですし、イベントの後も持ち帰ったお花を部屋に飾って楽しむことができる。サステナブルな観点だけでなくイベントの余韻を「持ち帰ってもらう演出」としても効果的だと思いました。

最初からロスフラワーを使って装飾するという選択肢

ロスフラワー装飾事例
引用元:PR TIMES

もう一歩踏み込んだ形として、最初からロスフラワーを装飾に使うという方法もあります。
実際に、ラフォーレ原宿×フラワーサイクリストがコラボし、ラフォーレ原宿の全館をロスフラワーで装飾するといった空間演出を実施しています。
この取り組みは「美しい装飾」だけでなく、見た人たちもこんなきれいなお花たちが「元は廃棄されるはずだったんだ」というサステナブルな意識を持ってもらう機会にするというメッセージ性もありますよね。来場者にとっても印象に残る仕掛けになりますし、企業としての姿勢を伝える意味でも非常に効果的です。

ロスフラワーでワークショップ

引用元:PR TIMES

もうひとつのアイデアは、ロスフラワーを使ったワークショップの開催。
例えば、イベント内の皆さんに参加型コンテンツとしてロスフラワーを使用して、参加者と一緒にスワッグやしおりを作るなど……ただ飾って終わるのではなく、花に触れ、加工し、自分の手で“新しい形”にするという体験をしていただくのも素敵だと思います。
企業のメッセージやテーマに合わせた企画も可能ですし、参加型コンテンツとして取り入れやすいのもポイントです。

最後に

イベントは、ただ「その場を演出する」だけでなく「その後に何が残るか」も大切です。ロスフラワーの活用は、単なる「もったいない精神」ではなく、演出の幅を広げ、ホスピタリティを深めるためのひとつの方法ではないでしょうか?

SUSTAINABILITYサステナビリティ

最終更新日:

WRITER

佐竹 紅胡

COCO SATAKE佐竹 紅胡

アシスタントプロデューサー

私は中学から大学まで、創作ダンスを通して観ている人の心を動かすことに本気で取り組んできました。その中でも、どう表現すれば伝わるのか試行錯誤する過程が大好きでした。
その気持ちを忘れず、次はGPで人々の心に感動や幸せを届けられるようなイベントをプロデュースできるよう、精一杯努力していきたいと思います!

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