思わずパシャる宣伝カーの世界
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みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。GPの宮永です。
本日ご紹介するのは、街を走るだけでエンタメ性抜群な宣伝カーの魅力について。
看板での街頭広告やテレビCM、雑誌に掲載されている広告などなど、我々の暮らす世界に溢れる広告。しかしもはや見慣れてしまっているからか、改めて注目することもなしにただただスルーされちゃっている感もうっすら。
そんな世知辛い世の中で、つい最近話題になった街頭での広告が現れました。それは未知のエイリアンが都内を走行する輸送トラック、つまり宣伝カーだったんですね。あまりのリアルさに日本のみならず世界中でバズるプロモーションになったわけなのです。
ついつい邪魔臭く感じてしまう広告シーンで驚きの旋風を巻き起こしたエンタメ性ある宣伝カーに、今改めて注目したいと思います。
宣伝カーの歴史
「そもそも、宣伝カーっていつから何のために現れたの?」 って気になるところ。
実は宣伝カーって、自動車登場と同時に誕生した広告媒体としても古い部類なんです。でも考えてみればそうですよね。だって手法としてはとってもクラシカル。
歴史を細かく遡ることは難しいのですが、日本での初期広告宣伝カーとして有名なのが「キリンビール」。当時キリンビールのて販売を手がけていた明治屋は、ユニークな宣伝手法を使うことで有名な企業でした。その中でも大きな評判になったのが1909年に登場した「ナンバーワン自動車」。
この自動車は、キリンビールの配達兼宣伝用にイギリスから輸入した車で、警視庁登録番号が「第1号」だったことからこの様な愛称で呼ばれていたんです。
自動車自体が物珍しかった時代ですからね、道行く人がみんな振り返ってその奇抜さに喜んだんだろうなぁ…なんて想像するとほっこり。
世界中で話題になった宣伝カーをリサーチ
エイリアン捕獲中!:映画『トゥモロー・ウォー』
先ほどご紹介した「未知のエイリアンが都内を走行する輸送トラック」をまずはチェック。
渋谷原宿界隈で目撃者が相次いだ未確認生物の搬送シーン。日本を飛び越え世界のSNSを騒がせた鎖に繋がれたこの生物の正体はAmazon Prime Videoで独占配信中の映画『トゥモロー・ウォー』の宣伝カーでした。
荷台を透明のアクリル板にカスタムしたスケルトントラックの中に繋がれた等身大のホワイトスパイク。これがすんごいリアルなんですよ。しかも頭部が動く徹底ぶり。さらには叫び声のBGM、スモーク、スポットライトなどの凝った演出が。
中身出てますよ!:メントス
トラックのデコレーションにビジュアルを描き、ブランドの世界観を表現しつつ広告を拡散するのが通常の宣伝カー。こちらも基本は一緒なのですが、他とは一線を画すデザインアイデアが。それがこちら。
ね?ちょっとしたアイデアでメントスがトラックからこぼれ落ちているかの様。アドトラックだけでは目を引かない?だったらこれならどうだ!と打ち出した施策なのでしょうが、これは大当たり。
お金をかけずアイデアだけで勝負にでたって感じでしょうか。いや、こういうのが1番スマートでクールですよ。
走る広告店舗:Kynd Fashion
スリランカ発のファッショントラックKynd Fashion。本ショップの運営方法はちょっと変わっていて、実店舗を持つ代わりにトラックで営業をしているんです。
なので、宣伝カーというくくりにハマるかは微妙ですが、道を走っているだけで人々の目に止まるという観点から今回はピックアップしています。
コロナ禍になり、より外出しなくなった現在、私たちはオンラインでショッピングをする様になりました。ファッションに関してももちろんそうなのですが、よくよくリサーチをすると、新しいブランドに関しては、お客さんは当然のことながらオンラインでの購入をためらっているらしい。
そんなニーズに目をつけて、Kynd Fashionはトラックでショップを運営することにしたんですって。
今すぐキンキンが飲みたくなる:コカ・コーラ ZERO
真夏の暑い日、今すぐエアコンの効いた屋内に入って一休みしたい。そんな時にこんなトラックがあなたの横を走ったら?
アスファルトも溶け出す様な陽炎の中、視線の先にあるのはなんと大きな水槽の中に浮かぶコカ・コーラ!そりゃ宣伝カーだって分かってはいるんですけど、でも今すぐどこかでキンキンに冷えたコーラを手に入れたい衝動に駆られるはず。
宣伝カーの良いところは、トラックを走らせる時期と場所を選べること。その町の人たちが感じるシチュエーションに合わせ表現を変えて、衝撃を残すことができるのが面白いですよね。だからこんなトラックが真夏の渋谷あたりを走ってたら、結構バズりそうな感じしますよね。
躍動感のあるキャラクター表現:m&ms
日本でもおなじみのカラフルでポップなお菓子m&ms。
人気の秘訣は、可愛い見た目と食べやすさ、そして美味しさはもちろんのこと、世界中で親しまれているキャラクターにあるでしょう。そんなm&msのキャラクターたちが描かれたトラックがこちら。
私たちが普段食べているm&msのパッケージの中で好き勝手に動き回るキャラクターたち。彼らの騒がしいお喋りが聞こえてくる様な躍動感あるデザインは、トラックに出会った人々の視線を奪ったこと間違いなし。
皮肉の効いた社会風刺:バンクシー
街を走る一台のトラック。そこから顔を出すのは、牛や豚や鳥、羊などの可愛らしい動物の人形たち。でも何やら様子が変だぞ…。
「何だなんだ」と一瞬可愛らしいと思ったのも束の間、トラックの荷台には「Farm Fresh Meat Inc」と書かれているじゃありませんか。
つまりこれから食用にされてしまうから一生懸命鳴いているんです。
こちらは動物愛護的視点の入ったバンクシーによる作品です。宣伝カーは商品を売るためのプロモーションに使われるイメージしかありませんでしたが目から鱗。こんなアーティスティックな使い方もできるんですね。流石です。
ゴジラが街中に現れた!『シン・ゴジラ』
これは見た方結構多いのでは?渋谷や新宿を中心に走っていた宣伝カーですね。
『シン・ゴジラ』の上映をプロモーションするためのトラックの上には吠えるゴジラが。この吠え方もまた良いんですよ。だって結構な割合で日本人はゴジラがどんな声か知ってるじゃないですか。だから、なんでこんな声が街中で響いてるんだ?!ってなるんですよ。やっぱり。で、ゴジラもすごくリアルだし、作り自体もすごく格好良くて写真映えする。こちらの宣伝カー、当然話題になりました。
宣伝カーはSNS時代、最高の広告ツールだったりして?
宣伝カーは、駅前に人が集中する時間帯を狙ったり、ある程度ターゲットを絞って街を決めることなどができるところが、多媒体との違いなのかなと思います。さらに走行する場所がリアルなので、その街に溶け込む設定ができるのが嬉しい。
どうしてこれほど宣伝カーをプッシュするかというと、結局落ち着く先はスマホなんです。宣伝したいものを親和性の高い、そしてエンタメ性の高い装飾を施せば、それって該当を走るアミューズメントなんですよね。行き交う人々にとったら。
行ってしまえば広告を見ているのではなく、偶然パレードやストリートパフォーマンスに居合わせた様な感じと言いましょうか。そりゃもちろん、写真でパシャりたくもなる。そして「今こんなのがここにいる!」と友達と共有したくなるからSNSにアップは必須。狙いが当たれば海を越えて世界でバズる。
消費の王様みたいな広告ですが、エンタメ目線で言っちゃえば、宣伝カーって普通の日常を少しだけ面白くするスパイスに変わり得るんです。
ということで、一周回って今の時代にすごくフィットしている宣伝トラック。広告という側面をベースに備えつつも、エンタメ性抜群で我々的にも興味深いツールなのではないでしょうか。ではまた。