下北カルチャーの最新スポット。ボーナストラックって?
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みなさまこんにちは!GPの宮永です。
今でこそGPは原宿を拠点に活動しておりますが、発祥の地は実は下北沢だったりするんです。その下北沢に、ここ最近続々とホットなスポットが登場しているそうな……。
中でも特に注目を集めているのが、昨年10月に誕生した「ボーナストラック」。
下北沢駅と世田谷代田駅の丁度中ほど、小田急電鉄が開発する「下北線路街」のエリアの一つとして産声をあげた本施設は、クリエイションとカルチャーの香り漂うホットなスポットとの声が聞こえる聞こえる!
ということで、今回は東京のトレンドを知る上で抑えておきたい注目の最新スポット「ボーナストラック」について深掘りして行こうと思います。今年は下北がアツそうな予感〜!
ボーナストラックとは
小田急が本腰を入れて開発中の下北沢「ボーナストラック」は、オープン前から話題になっていた注目スポット。なんでそんなに注目されていたのかというと、この施設特有の運営方法だとかコンセプトがかなりクリエイションに優れ、新しいものだったから。
彼らの謳い文句は『みんなで使い、みんなで育てていく新しいスペース、新しい “まち” 』というもの。
飲食店や物販店に加え、コワーキングスペースやシェアキッチン、広場……様々な施設は『この場を訪れる人自身が、この場所のカルチャーを新たに作っていくひとりになる』ような、そんな仕掛けになっているのだそう。
ちなみに名前の由来はお店を開くことができる「ボーナス」と、線路跡地を表現した「トラック」。さらに音盤における「ボーナストラック(本来のアルバム構成には含まれていないものの、アーティストがやりたいことを表現しやすい部分)」を意味しているのだとか。
“職・住・遊”で構成される商店街
『施設\というより『小さな町』という呼び方が似合う「ボーナストラック」構成を見てみると、かなり独特です。どんな感じかというと……
ね、変わってるでしょ!ボーナストラックは店舗・住宅一体型のSOHO4棟と4店舗の商業棟で構成されていて、数多くのテナントや、BONUS TRUCK LOUNGE、BONUS TRUCK HOUSE、BONUS TRUCK STANDと呼ばれるコワーキングスペースやシェアキッチンの利用に加え、広場やギャラリーで開かれるイベントを楽しむなど、ありとあらゆる文化設備がつらなっているんです。
この個性的な施設デザインはツバメアーキテクツによるもので、「LOCAL REPUBLIC AWARD 2020」で優秀賞を受賞しているなんてプチインフォも共有しておきましょう。
ボーナストラックで何して遊ぼう?おすすめショップはこちら
ここで、ボーナストラックのおすすめショップを厳選してご紹介していきたいと思います!
①発酵デパートメント
発酵スペシャリストの小倉ヒラクさんによる、様々な発酵食品のお店。みそやしょうゆ、ぬか漬け用のキットの販売はもちろんのこと、発酵食品を使ったフードやドリンクを楽しめます。
②大浪漫商店(BIG ROMANTIC STORE)
こちらコンセプトが面白い、日本と台湾をつなぐ音楽レーベルショップの大浪漫商店(BIG ROMANTIC STORE)。
レコードやカセットテープなどの音源の他、Tシャツなどのプロダクトも取り揃えています。さらに、その横で台湾のルーローハンやクラフトビールなどを楽しむ事が出来るユニークなお店。
③お粥とお酒アンドン シモキタ
秋田の美味しいものを使ったフードやドリンクを楽しめる和食のお店。秋田出身のご主人が銘打つコンセプトは「ホッと整う、一日の始まり」です。
朝はかゆ、昼はおむすび、午後はデザート、夜はおでんと日本酒を提供。『馬肉の柔らか煮』『ぼだっこ』『いぶりがっこチーズ』などの秋田の名産が具に入っているおにぎりにしたづつみを打ちましょう!
④Pianola Records
小さな店舗ながらも充実した品ぞろえのレコードショップ「Pianola Records」。
世界中のレア物のレコードやカセットテープのコレクションなど、音楽ギークの下北っ子も納得のラインナップ。中古品を中心に、自主レーベル「Conatala」からのリリース作品や、店内イベントも見逃せません。
⑤アッダ(ADDA)
みんな大好きカレーとお酒!その両方を心ゆくまで楽しめるのがここ、アッダ(ADDA)。
昼は大阪の人気店Buttah(ボタ)×デッカオの”あいがけコラボ”が楽しめるカレー屋。夜は偏愛的なセレクト酒とおつまみが並ぶ、ふらりとみんなが”集える”酒場なのです。
イベント多数!カルチャー発信中
今をときめくショップは勿論、ボーナストラックで外せないのが『イベント』です。これがすごいんですよ……なんと、週末は常にイベントが開催されているんです。つまり「週末お散歩しよ〜」とボーナストラック周辺に行けば、何かしらイベントを楽しめるんです。やばい下北住みたくなってきた。
「しもきた秋田イチバ」や「春節浪漫市場」などのフードマーケットは勿論、新年だと餅つき大会だったり、新成人の日のフリー書き初めなどユニークなものもちょくちょく行われている様子。ブックマーケットやクリスマスマーケットなどの大人から子供まで楽しめるイベントや、多肉植物を中心としたグリーンマーケット、雑誌の出版イベントに音楽レーベルが主催するミュージックイベントなど、とにかく多種多様な内容のイベントが毎週末ここで開催されているんです。
常にテーマが変わるため飽きることは一切ないし、毎週末に何となくふらっと通えば新しい友達だってできちゃいそう。友達どころかクリエイター繋がりのコミュニティだってありそうだし、これはリサーチ必須かも。
町に溶け込む商店街
小田急小田原線の東北沢駅から世田谷代田駅間までの1.7kmに渡る下北沢の新たな街「下北線路街」に位置する「ボーナストラック」の面白みは何と言っても、町への溶け込み方がマジですごい!でしょう。
通常、何かしらの施設となれば区画がきちんと決まっています。でも、ここボーナストラックに関しては「気がついたら商店街の中にいた!」となってしまうほど、入口出口の概念がなく、下北という文化エリアに当たり前かのごとく溶け込んでいるんです。でもこの溶け込み方が本当にあっぱれ。下北カルチャーを維持しつつ、地元の人たちと上手に交流を育むのに適した構造だからこそ、本当の意味での新たな文化の発信地になっていくのかもしれません。
ボーナストラックに限らず、小田急による「下北線路街」計画にはこれからも益々目が離せないなあと思っています。オリンピックで渋谷が盛り上がりを見せたように、下北エリアも着々と新たな世代へのバトンタッチが行われ、次なる文化が生まれようとしているところ。次なるトレンドのビッグウェーブは下北発?エンタメシーンに身を置くものとしては目が離せません!それではまた。