GP JOURNAL

ストレス解消や自己理解にも?「書く」ことについて、考えてみた。

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こちらの要約文はAIによって生成されたものであり、情報の正確性を保証するものではありません。

こんにちは!または、おはようございます、こんばんは!GP山蔦です。

今回は、『さみしい夜にはペンを持て』(古賀史健著)と『書く瞑想——1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される』(古川武士著)の2冊から、「書く」ことについて考えてみました!

皆さんは普段、お仕事での文書やメール、SNS以外で、「書く」ことはしますか?
私は書くことが好きではあるのですが、なかなか時間が取れません。気が向いた時に手帳に日記をつけてみたり、読んだ本の感想を忘れないようにメモしたり……という備忘録的な意味で、時々「書く」ということをしています。

今回は、2冊の本を紹介する中で「書く」ということの意義を深められればと思います。

さみしい夜にはペンを持て、書く瞑想の2冊の本

1.『さみしい夜にはペンを持て』(古賀史健著)

まず1冊目は、装丁がとてもきれいでかわいらしいこちらの本から。買ったきっかけも、SNSで見かけたことがあったから、という理由が1つ、装丁がきれいで衝動買いしてしまった、という理由が1つです。

さみしい夜にはペンを持ての本

『嫌われる勇気』古賀史健による、13歳から読める「自分との人間関係」を構築できる本。一生自分の頭で考え続けたい人へ。

SNSで常時だれかとつながっている時代。
だからこそ、積極的に「ひとり」の時間をつくろう。

うみのなか中学校に通うタコジローは、
学校にも居場所がなく、自分のことが大嫌い。
ある日、不思議なヤドカリおじさんと出会ったタコジローは
その日から、どんどん変わっていく…

ポプラ社 こどもっとラボ」より

上記の紹介文を読んでいただいてわかるように、この本はタコジローくんというタコの少年を主人公にした、小説になっています。学校での人間関係に悩むタコジローくんがヤドカリおじさんと出会い日記を書いていくことで自分と対話していく物語です。

ここからは私の印象に残った文章を紹介します!

印象に残ったフレーズ紹介!

P.40 「おじさんの頭のなかにも、タコジローくんの頭のなかにも、たくさんの『ことばにならない思い』が渦巻いている。コトバミマンの泡としてね。しかもその泡は、つまり思いは、放っておくとどんどん増えていく。頭のなかがまっしろに濁って、何も見えなくなるくらいに増えていく。だからこうやって、コトバクラゲたちに片づけてもらうんだ」

ファンタジックな表現ですが、とても共感しました。私も何か悩み事があるとき、その根本の原因はよくわからないまま、なんだかずっともやもやして、不安になって、という状態が続きます。後回しにすればするほど憂鬱になって、最初にその話を聞いたときやその出来事が起こったときよりも気づけば不安やもやもやが肥大化していることも。確かに書いて不安の根本を突き詰めて、その根本部分を先につぶしておけば、少しすっきりする気がします。

P.85「ただ、ことばを決めるのが早すぎる。手っ取り早く、便利なことばで片づけている。ことばを探す面倒くささに、屈している」

本書によるとこれは書き物に限った話ではなく、日常的な会話の中で「言葉の暴力」が生まれるのもここに起因するそう。確かに怒って感情が高ぶるとじっくり考えている暇がなくなりますし、そういう時に言葉の暴力が生まれますよね。そういったときほど、(よほど目の前の人と完全に縁を切ろうとする意志がない限りは……)丁寧に説明し、理解を深めなければならないのに、言葉の面倒くささに屈してしまっているのですね。怒りの感情に限らずとも、日常的に言葉の面倒くささにはぶつかることも多いので、これからは屈しないよう心がけていこうと思えました。

P.257 「なにかを継続させようとするとき、ぼくたちの心を支えてくれるのは『成長している実感』じゃないのかって」

この言葉は、何事にも当てはまりますよね。「継続は力なり」といいますが、成長の実感をなかなか得られなければ心が折れてしまいそうになります。自分で自分を成長したと褒めながら、ときには他人に褒めてもらいながら、成長を感じることを意識したいものです。

小説ということもあり、書くことというテーマ以外でも、心に響く言葉が沢山ありました。読みやすく、物語の内容の続きも気になって一気読みできてしまいます。自分も文章が書きたくなるし、誰かのエッセイが読みたくなる本でしたので是非読んでみてください!

2.『書く瞑想——1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される』(古川武士著)

続いてはこちらの本。前の本に比べ、大人向けで物語にはなっていません。こちらもSNSで見かけ、シンプル装丁で本当に心が整理されてすっきりしそうだなあと気になって、書店に探しに行きました。

書く瞑想の本

【5万人を変えた習慣化のプロが教える「自分を回復する技術」】 やるべきことが山積みで、頭の中はいつもごちゃごちゃ。不安と焦りで心に余裕がない。そんな人のために、習慣化のプロが教える、頭と心を整え、自分を回復する技術。自分を深く知り、シンプルに生きるための書くメソッド!

DIAMOND online 習慣化のプロが10年かけて行き着いたシンプルに生きるための「書くメソッド」」より

こちらも印象に残った文章をご紹介します!

印象に残ったフレーズ紹介!

P.39「心が何に乱されているのかを言語化していくことで、心と自分が切り離されます。結果、客観視してその揺れから離れることができ、メンテナンスできます」

TODOリスト等もその1つですよね。私は日々のTODOも書かないと忘れてしまうのではないかと不安なので、毎日手帳に書き出して終わるたびチェックをつけています。TODOリストを書くときにも、上記のフレーズは当てはまる気がします。今日は沢山やることがあって不安だという気持ちも、書いてみると優先順位がつけられたり、書いたことで一旦TODOは考え続けなくてよくなるので目の前のことだけに集中できるようになったり、とメンテナンスできているように思います。

P.142「人それぞれ、心の最奥で眠っている価値観を言語化しておけば、人との比較や目標数値や人からの評価に心が乱されとき、これを読めば本当に大切にしている中軸に戻ることができ、内的安定性を感じることができます」

この文章を読んで、私は本書で書かれている「感情ジャーナル」を実践したい!と思いました。自分の価値観を知っておくことは、今後の人生を生きていく上で必ず必要だし、あるとないとでは充実感が違いそうだなあと思いつつ、今のところ、なかなか見つけられていません……難しいですね。

P.210「理想ややりたいことは、いきなりわかるわけではありません。それこそ仮説と検証の世界、試行錯誤の末に徐々に明確になってくるものです。また、人は成長すれば理想ややりたいことは変わります。様々な経験を通して考えや感じ方も変わるでしょう」

1つ前の言葉と連動して、今すぐにでも「感情ジャーナル」を実践したい!となった文章です。新卒で会社に入社し現在2年目ですが、初めて会う方からは「今後どうなっていきたいの?」と聞かれることが多く、その問いが苦手です。「こうなりたい!」という明確な目標もなかなか見つからず、いいなと思うものもコロコロと変わるタイプなので、言葉にするのもなあと思っていました。しかし、人は誰しも変わるもの。記録しておけば、自分はこういうものが好きなのだなとなんとなくの方向性も分析できそうですし、不意に思いついたような理想ややりたいことも記録しておこうと思います。

自分を知り、自己実現にも役立ちそうな「感情ジャーナル」。具体的な方法は、是非本を読んでみてください!

自分の考えを日々書いて、整理して、自分を分析していきたい!と思える本でした。人生の充実感の為にも自分を知るって重要ですよね。

おわりに

ここまで2冊の本をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

2冊とも「書く」「自分を知る」といったテーマは共通しつつ、『さみしい夜にはペンを持て』(古賀史健著)は、自己理解と自分との向き合い方、文章の書き方等にもテーマに持っていて、『書く瞑想——1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される』(古川武士著)は、ストレスの発散や自己実現をテーマに持った本となっているように思いました。

気になった方は是非読んでみてください!

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公開日:

2024AUG

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