『キャッチコピー大辞典2』から学ぶ、心にグッとくるキラーワード
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みなさん、こんにちは。GP小川です。
先日、マーケティングの本を読んでいたら、こんな一文がありました。
「私たちは1日に3,000以上ものマーケティングメッセージにを受け取っており、その中で記憶に残るのは3~4件」
そんなに多くの広告を見ていたなんてびっくりです!!
しかも、どの広告にも作者が存在するのであって、作者たちが考えて、考えて作り上げたものなのにほとんど見てない同様の扱いになっているとは。なんだか、心苦しい気持ちになりました。
でも、よく考えてみればイベント企画だって同じです。
「いかに一発で相手の心の的に刺さるかが大事」というと、広告と近しいものを感じます。広告も、イベントの企画書も、視覚的に心に残すものと言葉で心に残すものがありますが、長期的な記憶に繋がるのは後者だと思います。(個人的な見解ですが)
自分は刺さる言葉を生み出しているのかな?と、自問自答してみました。
「・・・・・キャッチコピー、私苦手だ。」
この事実を改めて痛感し、光畑さんにそれとなく相談した次の日。会社に行くと呼ばれ、出てきたのは……
『新聞広告 キャッチコピー大百科2』
辞書ですか!?と焦る私。開いてみると、それはもう宝の山でした。
前段、長くなりましたが…そうです!今日はこの本から私の心に刺さったキャッチコピーを紹介してまいります!!
思考の根本を覆される。ちょっと深イイシリーズ
・「からだ」をつくるだけじゃない、食は「にんげん」をつくるんですね。(全国青年の家協議会より)
・「いつの日か」を「今日に」変える人たちがいる。(TBSより)
思わず、なるほど……!となりました。
両者に通ずるのは、物事を俯瞰で捉えることだと思います。
(個人的に最近思うのですが、これはポジティブ思考になるコツでもあるような気がします。)
思わず、クスッとなる。ダジャレシリーズ
・「人生、コツコツが、コツ。」(日興アセットマネジメントより)
・「サガして佐賀県!」(佐賀県より)
ダジャレって不思議と、目に留まりやすいのは私だけでしょうか。
漢字よりも、カタカナで表記されていると、一目で意味を捉えられない分、理解しようと解読しようとする結果、「読んでもらう」に繋がるのでは……?
短文だからこそ、先が気になる。Simple is bestシリーズ
・「きっと驚く。聴いたら、もっと驚く。」(FUN HOUSEより)
・「会いたい人に、届けたい」(フォアレコード・ユニバーサルミュージックより)
シンプルな文面ですが、その分、ストレートに心に刺さりますね。また、句読点の使い方もポイントに感じます。腹落ちの良い短文って、素敵です。
名言にはロマンを。夢が広がるシリーズ
・「幕が上がる。人生が始まる。」(エスピーオーより)
・「夢を追いつづける男たちだけが、星になれる。」(映画『スペース カウボーイより)
・「靴の数だけ、人生がある」(エレファント・ピクチャーより)
・「あなたの家がアトラクションになる」(ウォルトディズニーピクチャーズより)
このシリーズ系は、見ると元気をもらえますよね!瞳孔が開くような気持ちになります。『思考転換』の部分は1番最初のシリーズにもつながると思います。
そこから物語が始まるようなキャッチコピー力、私も極めていきたいです。
いかがでしょうか?シリーズで分けてみると、それぞれ印象の受け方や目の留まり方などに異なる工夫点があって、面白いですね!
世に溢れているキャッチコピーをこうやって分析する機会もなかなかないですが、この本1冊ですごく勉強になるので本当におすすめです!
新しいバージョンもあるみたいなので、書店見つけたら是非手にとってみてください★!(^^)!