シャボン玉と光の共演夜空を劇場化する「バブルミネーション」
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皆さんこんにちは!GPの宮永です。今回は「これは新しくて面白いぞ」と思った演出方法を皆様とシェアできれば。
この秋に神代植物公園で開催された「⼤温室夜間公開」の「バブルミネーション」はもうチェックしましたか?幻想的で美しすぎるシャボン玉と光のコラボレーションは、見ているだけで日々の疲れが吹き飛びそう。ノスタルジーさえ感じる心地よい演出方法はイベント業界の関係者だったら注目必須。
9月に開催されたシャボン玉が光り輝く体験イベント
神代植物公園を舞台に9⽉14⽇(⼟)、15⽇(⽇)の2⽇間に渡って開催された「⼤温室夜間公開」。普段見ることのできない“夜の植物園”を楽しめるこのイベントの目玉の一つが「バブルミネーション」でした。
さて、「バブルミネーション」とは何かというと、「バブル」と「イルミネーション」から⽣まれた造語のこと。無数のシャボン⽟と様々なライティングをコラボレーションさせた演出・体験のことを「バブルミネーション」と呼び、今回「⼤温室夜間公開」ではこの手法が使われていました。
「夜空を劇場化する」という壮大なプロジェクトによる幻想的空間は夜空を彩る天の川のようでもあり、海中から見上げる水面のようでもあり。見た人によってさまざまな感じ方ができる、これまでなかった没入感溢れる時間をクリエイト。多くの人々にスペシャルな時間をもたらしました。
使用するのはサステナブルなシャボン⽟
シャボン玉の成分にもこだわりが。今回使用したのは合成界⾯活性剤・合成着⾊料・合成⾹料・酸化防⽌剤・保存料などを使っていないシャボン液。
「⾃然に還るシャボン玉が叶えた夜空を劇場化した植物園の夜」なんて、色々な側面から本当に美しいイベントですし、これからの時代イベントにおいてサステナブルかどうかってだいぶ重要なポイントですよね。環境に良いかという点をきちんと抑えておくことの大切さを改めて考えさせられます。
「バブルミネーション」で叶える3つのこと
本コンテンツを使って叶えたいのは以下3つのポイントです。
1.都市公園及びユニークベニューの活⽤
イベントによる特別な体験で⾝近にある都市公園や博物館・美術館などの地域⽂化財の魅⼒をより多くの⼈に知ってもらうきっかけを作る。
2.ナイトタイムエコノミーの促進
夜間帯を活用した⽇本ならではの多様な観光体験を創り出し、インバウンドや国内需要を促進する。
3.未来へのイマジネーション喚起
⾃然と調和した没⼊体験によって⾃分と向き合い、未来への空想を描く時間と提供し、クリエイティブな創作を育む。
ここに提示された全てのポイントが今の時代が求めるもの。これらを網羅して、多くの人々に感動を与える「バブルミネーション」という新たな演出にリスペクトを覚えます。
作り出したクリエイター陣はこの方々
今回「バブルミネーション」を手がけたのは「日本全国どこでも劇場化」をコンセプトとした野外映画プロジェクト「OUTDOOR THEATER JAPAN」を主宰する株式会社バックヤード企画プロデューサーの綱島⼤輔さん。ライティングデザイナーは2024年、⽇本照明家協会 MV部⾨新⼈賞を受賞した株式会社LightNixの岩⽊⼀平さん。特殊効果ディレクターは様々なイベント・コンサート・アミューズメント施設にて⾵・煙・雪など⾃然現象を⼈⼯的に再現する視覚効果を担当する株式会社Progressの本⽥修さんが担当。各業界のプロフェショナルが集まり生み出す本プロジェクトだからこその圧倒的な没入感は流石の一言。
終わりに
場所を選ばずに実施出きる「バブルミネーション」は、どんな地域にもある⾃然や歴史資源に⽬を向けさらに活用し、日常を忘れられない非日常へと帰るコンテンツ。人々の感動と地球への優しさを繋げた美しい空間演出からは、その思想も含め学べることが沢山ありそう。それではまた。