今年のカラーは?PANTONE社“カラー・オブ・ザ・イヤー”
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みなさんこんにちは!GPの宮永です。本日のテーマは“今年の色”について!
色見本帳を提供するPANTONE社が発表する“カラー・オブ・ザ・イヤー”は毎年注目を集めます。これにより様々なメーカーがその年発売するプロダクトの色を決めたり多様なところで存在感を放つ“カラー・オブ・ザ・イヤー”。それはイベント業界もまた同じ。今年が何色なのか、あなたは知っていますか?
パントン・カラー・オブ・ザ・イヤーとは
「カラー・オブ・ザ・イヤー」はファッションや美容、インテリア、社会経済など多彩な領域を調査し、翌年のテーマカラーを毎年12月に発表するPANTONE社の恒例イベントです。スタートしたのは2000年からで歴史はそこまで長くはないものの、この23年間常に時代をリードする色を発表し続けているのがポイント。
トレンド予想に加えファッション、エンターテイメント、旅行業界など社会経済やライフスタイル、政治的影響の分析を通じ毎年その年の色を選定する取り組みが他になく、毎年様々なシーンから注目を集めていますね。因みに選定には新たに登場したテクノロジーや素材、生地、SNS、そして時には世界的なスポーツイベントの影響までもが反映されているのだそう。これはかなり奥が深そうだ。
色の王様PANTONE社とは
この“カラー・オブ・ザ・イヤー”を選定するパントーン社についてさらっとご紹介。
PANTONE社はアメリカ・ニュージャージー州に本社を構える企業です。1963年に一貫した正確な色を忠実に選択、表現、再現できる色見本と、そのシステムを開発し“色”にまつわるあれこれを牽引しています。PANTONE社は印刷やアパレル、化粧品など多岐にわたる業界を舞台に世界中で参考にされている、いわば色の王様みたいな存在と考えてもらって良いかと思います。
2023年はビバ・マゼンタ。社会が反映される“今年の色”!
そんなPANTONE社が発表した今年の色は、パワフルなエネルギーに満ち溢れた深みのあるマゼンタレッド、「18-1750 Viva Magenta(ビバ・マゼンタ)」でした。鮮やかで綺麗な色ですねえ。確かにキンキンのファッションショーでこの色が使われていることが多かったかも!今年はこの色を街中で見かけることが多くなりそうですね。もしあなたがイベント運営に当たってフレッシュなカラーを使用したいのであれば、パントーン社が発表した「18-1750 Viva Magenta(ビバ・マゼンタ)」で決定。
ところで同社が今年の色を「18-1750 Viva Magenta(ビバ・マゼンタ)」に選んだ理由ってなんだったのでしょう?それはここ最近の社会情勢と深く関係があるのです。
今年の色と社会のあれこれ
2023年のテーマカラーとなった「Viva Magenta 18-1750」。PANTONE社によるとこのカラーは生き生きとした躍動感に満ちた「私たちの精神に活力を与え、内なる強さを構築する手助けする色」と表現されていますね。テクノロジー社会である現代において、自然や本物からインスピレーションを得たいという理由から、天然染料が由来であり最も強く明るい赤系統であるこの色が選ばれたんですって。
このカラーが発表されたのは昨年の12月1日。アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ2022での発表を前に行われたプレビューで、PANTONE社のエグゼクティブ・ディレクターのリートリス・アイズマンは「勇敢で、恐れを知らない躍動的な色。オプティズムと喜びを刺激する色です。」と発言しています。同時に「この未曾有の時代を形成する最大の要因は、私たちに多大なる変化を強いた新型コロナウィルスによるパンデミック。私たちの意志をよそに、これまでのライフスタイルを大きく変えたものです。」とも言っていることから、ここ最近の長い停滞と後退、コロナを始め戦争や不景気など様々な壁を乗り越えさせる勇敢で躍動的な色を選定したということがわかります。人々の背中を押してくれる力強い色、それがビバ・マゼンタなんです。
終わりに
PANTONE社が発表する“カラー・オブ・ザ・イヤー”は、ニュースになったり雑誌で紹介されたり話題性があるので知っている方は多いはず。しかし、その色が決まるまでには様々な選定基準があることはあまり知られていません。トレンドは気分で決まるわけではなく、きっちりと計算されて作られているということがここからもわかるかと思います。皆さん、今年の色はビバ・マゼンタです!この色は私たちの精神に活力を与え、内なる強さを構築する手助けしてくれるパワフルな色。もしもあなたが今何かにつまづいていたり、踏ん張らないといけない時期であれば是非この色を纏ってみてください。もしかしたら元気が出るかも!それではまた。