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3年ぶり復活!日本最大の屋内イベント、コミケ2022夏(C100)と感染対策

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こちらの要約文はAIによって生成されたものであり、情報の正確性を保証するものではありません。

日本を代表するイベントにはいろいろありますが、中でも海外から注目を集めているのが『コミケ』。言わずと知れたアニメ・ゲームの祭典です。コロナ禍の影響により2020年、2021年と夏の回が開催されなかったコミケですが、このたび、2022年の8月13日・14日に『コミックマーケット100(C100)』として開催されました。

コミックマーケットは民間団体主催、出展者のほとんどがアマチュア(プロの場合も会社を通さない、個人の活動としての参加)、会場装飾はほとんどなく、運営はすべてボランティア……と、他のイベントとはかなり毛色が異なりますが、今回で開催100回目を数え、毎回圧倒的な集客力を持つ屋内イベント。その運営や感染対策はイベント運営において参考になる点がたくさんあります。そこで今回はコミックマーケット、つまりコミケについて、イベント会社視点から掘り下げていきたいと思います!

そもそも『コミケ』っていったい何?

アニメ・ゲームのお祭りとしてTV等でも取り上げられるようになった『コミケ』。報道では様々な恰好(コスプレ)をした人たちがたくさん写っていますよね。
でも、具体的にコミケとは一体何をするイベントなのか、いまいちピンとこない人も多いのではないでしょうか?

コミケは正式名称を『コミックマーケット』といい、東京ビックサイトで年に2回開催されている『マンガ・アニメ・ゲームその他周辺ジャンルの自費出版(同人誌)の展示即売会』です。
わかりやすく言えば『コミケとは、プロアマ問わず、自分が好きに書いた絵やマンガ、小説を本にしたもの、あるいは自分で作った様々な雑貨などを扱う、日本最大のマンガ系フリーマーケットのこと』。

また、コミケではコスプレと呼ばれる仮装ができるため、日本どころか世界中からアニメやゲームのコスプレをしたい人たちが集まってくるコスプレの祭典の側面もあります。

そして、注目なのがその集客力。コロナ前は1日に20万人を超える参加者が訪れる、文字通り日本最大の屋内イベントでした。2022年夏のコミケについては後述する感染対策に伴う人数制限があったため従来ほどの来場者数はありませんでしたが、コロナ後には再び盛り返す可能性が高いでしょう。

コロナ禍による中止もあった

2022年夏でついに開催100回目を迎えたコミケですが、やはりコロナ禍の影響は避けられませんでした。もともと2020年は東京オリンピックに伴う東京ビッグサイトの使用制限の都合で従来の8月ではなく5月に開催予定でしたが、やむなく中止に。また、2020年冬、2021年夏も中止になりました。結局、再び開催されたのは2021年の冬……でしたが、この時は出展者・参加者共に強烈な制限をせざるを得ず、コミケとしては少々寂しい状態にならざるを得ませんでした。

そんな流れを経ての2022年夏のコミケ。コロナ禍はまだ収まっていないものの、夏としては3年ぶり、そしてコロナ禍における行動制限なしでの初の開催となりました。

2022夏のコミケの感染対策とは?

コミケは元々、1日20万人以上がビッグサイトに集結する超大型イベントです。2022年夏は行動制限がないとはいえ、蔓延しているのは以前よりも感染力の強いウイルス。万全の感染対策が求められます。とはいえ、ただでさえ灼熱の気候で行われるイベント、受付がスムーズにいかないと途端に大行列を引き起こし、イベントそのものの運営に支障が出てしまいます。

大型イベントにおける感染対策は『スピード感』と『確実性』が命。
そこでコミケが選んだのは『申し込みを通し、全参加者の連絡先を確実に提出してもらうこと』『入り口で確実に検温・消毒してもらうこと』でした。

コミケは元々無料で入場も可能だったのですが、今回については参加者全員が有料のチケットを購入する必要がありました。その過程で必然的にコロナ対策に欠かせない連絡先の提出が行われました。

そして、当日の感染対策は……

この時、大きな効果を発揮したのが『リストバンド型入場証』です。

リストバンドをもらうにはチケットの確認・検温・消毒のコーナーを通らなければならないため、必然的に参加者全員が検温・消毒を行うことになります。

シンプルな仕組みですが、2022年夏コミの参加者は2日間で合計17万人(1日あたり8.5万人)。8.5万人に検温・消毒を受けさせるのは並大抵のことではありません。この辺りは以前からコミケが列整備等を行っていたノウハウを最大限に活かして実現したといえそうです。

もちろん、参加者にはマスク着用のお願いもしっかりしていました。実際に現地で参加していましたが、出展者・参加者はもちろん、コスプレイヤーもみんなマスクをしていました。混雑・行列が避けられないため、感染対策の意識も非常に高かったように感じます。

コミケの当日の様子はどんなだったの?

コロナによる2年間の中止、延期を経て開催された記念すべき第100回目のコミケ。その様子をどうぞ!

こうして、1日目は台風直撃、2日目は快晴という天気の中、第100回目のコミケは無事に開催されたのでした。

感染対策をしながら大型イベントを開催していく時代へ

今回のコミケは政府や東京都などとの綿密な擦り合わせの元で開催されました。コロナ前の半分程度の参加人数に制限されたとはいえ、『日本最大の屋内イベントであるコミケが開催できた』ということ自体、コロナ禍における大型イベントの大きな転換点ともいえるのではないでしょうか。

コロナによるリアルイベントの影響はまだまだ続くかもしれません。それでも少しずつ日常を、ハレの日を取り戻していけるよう、頑張っていきましょう!

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公開日:

2022AUG

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