ヴェルサイユでコンサート!?文化的建造物で開催した規格外な世界のフェス。
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こんにちは、皆さんお元気でしょうか?GPの宮永です。
さてさて突然ですが、もし皆さんの夢が叶うとしたら、どんな場所でイベントを開催したいですか?
やっぱり歴史に名を残す古城や、ワイルドな動物たちが住む自然公園、あの有名なおとぎ話のモデルになったお城もいいな…。なんていくつものアイデアが頭に浮かんでくるのではないでしょうか?
想像するだけなら自由だし!ええ、勿論そうなのですが。でもね、もしその憧れの場所でイベントが開催できるとしたら…?
世界を見渡すと、文化的な建造物でのイベントが出てくる出てくる。
今回は世界の名だたる文化的建造物で開催されたフェスにフォーカスを当ててご紹介いたします!
世界の文化的建造物を使用したフェス6選。
【ポルトガル】城砦にて開催されるEDMのビッグフェス
さて、まずはこちらポルトガルからEDMフェスの登場です。2014年から開催されている「Festival Forte」は、その名の通り城砦にて開催されるフェス。
開催場所は「Montemor-o-Velho Castle」というお城でポルトガル政府が定める重要な遺産。ちなみに1910年からきちっと重要な遺産として登録もされています。このお城が建設されたのは11世紀。日本に換算すると平安時代で貴族がまったり、てふてふが〜なんて時代ですね。いや、あっぱれ。なんと、ポルトガルという国家が成立する前に遡る、本当に古い歴史を持っているお城なんですね。
日本で言えば江戸城でEDMフェスを開催し、城壁の上でみんながテキーラ飲んだり、お城の回廊で轟音の中アップビートに合わせて踊りまくるみたいな感じでしょうか。待って、なんだか床抜けそう。
因みに参加アーティストはEDMの時代の寵児たち。ヨーロッパに住む音楽大好きっ子なら1度は訪れてみたいフェスになっています。
【インド】エキゾチックなインドの宮殿で流れるのはまさかのEDM
お次はこちらインドから。カオスの国ということで、彼らが作り出すEDMミュージックって意外と面白い。このMagnetic Fields Festivalが開催されるのは、多くの宮殿や砦などの歴史的建造物が点在するラジャタン州です。
フェスが始まったのは2013年。宮殿で開催することを実現するにあたって、なんとインドのAbhimanyu Alsisar王子の力添えもあったのだとか…。なんてビッグスケール…。でも王子のOKもらってしまえばもう間違いなし!ということで、宮殿を始め、敷地内も会場としてフルに活用しちゃってます。
17世紀から続く歴史深いこちらの区画はフェスの時期になればEDM一色。ディズニーランドのアラジンエリアのようなエキゾチックな広場にポンとDJブースが登場し、ガンガンビートが流れます。ルーフトップで踊るのは勿論OK。夜はライトアップされ、ヒストリカルな街が別の表情を見せるその瞬間が面白い。
【フランス】ヴェルサイユ宮殿の舞踏会改めエレクトロフェス
有名な建造物は多々あれど、このレベルで有名なお城は中々ない。そう、フランスが誇るあのヴェルサイユ宮殿です(オスカルジュテーム!)。イベント名はVersailles Electro。その名の通りこちらもEDM系のイベントです。このフェスですが、日本を始め世界中のメディアで話題となりました。だってそりゃそうですよね。会場はヴェルサイユ宮殿なんですから。
EDMのフェスって、黒のボンテージとかはたまた虹色カラーのド派手な衣装を身につけた人も多いのですが、こちらにはベルサイユにちなんでドレス的なものやコルセットなどのマリーアントワネットを彷彿とさせるコスチュームを身に纏ってやってくる人もちらほら。会場によってそういうドレスアップのムードも変わってくるのは新しい気づき。面白いですね。
フランスといったらエレクトロ大国。音楽好きのパリジャンたちがヴェルサイユ宮殿で一流のエレクトロを楽しんだのでした。
でもどんな気分なんでしょうね。自分の国が誇る1番の歴史的建造物でのイベントとは。清水寺とか皇居とかそういう感じなのでしょうか…。想像はつきませんが、このフェス是非とも行ってみたい!
【ポーランド】産業遺産からユースカルチャーを発信。
ドイツのお隣ポーランド。実はこの国“石炭大国”と呼ばれています。80%を超える電力が石炭発電で賄われていて、他の欧州諸国と比較してもその依存度はものすごいもの。ということで、ポーランドの人々にとって石炭は切っても切り離すことのできない存在なんですね。因みに生産料もヨーロッパで1番です。
そんなポーランドですから様々な場所に炭鉱が。しかしその中には炭鉱としての役目を終わったところも。ポーランド南部の工業都市カトヴィツェにあった炭鉱は、現在Culture Zone(カルチャーゾーン)と呼ばれ、文化の発信地となっています。そして、ここが今回の主役フェス、Tauron Nowa Muzyka Katowiceが開催されています。
しかし元炭鉱。やっぱり場所が面白い。開催地までの道中には、炭鉱として活躍した当初使われていた垂直にトンネルを掘り採炭・採鉱する立坑だった40メートルもの塔があり、フェスへの気持ちが高まります。
ポーランドの人々の生活に深く根付いた炭鉱が今ではカルチャーを潤す文化の発信地になっているのだから面白いと思いませんか?
【チェコ】インダストリアルな会場がムードを高める人気フェス
東欧チェコの都市オストラバで開催されるフェスColours of Ostravaの会場に注目。ここはその昔鉱山や製鉄所があった場所なので、周辺には鉄骨がむき出しになった無骨な建物がずらり。
少し前に工場をライトアップし、それを眺めるなんていうのが流行りましたよね。やっぱりインダストリアル好きな人って世界のどこにでもいるもの。少し無骨で近未来的。そんな場所で行われるフェスですから、音楽と相まりムードはMAXに。
いやしかしこの無骨な感じ。
開放的で気持ち良さそう!
ある意味、建築を楽しみに行くだけでもその価値あり!
【アメリカ】DJから後光が。教会がナイトクラブに?
さて最後はヨーロッパを離れてアメリカコロラド州デンバーから。こちらフェスとは少し違うのですが面白いのでご紹介。クラブ名は「The Church Nightclub。そう、名前の通り教会を利用したクラブなんですね。しかもなんと130年前に完成した教会を改装し、改めてクラブとして使っているのだとか。
内装はこの通り、はい。クラブですね!ミラーボールにサウンドシステム。レーザーもあればスモークもありますよ。因みにDJブースは祭壇にあり。私たちで言うと神社や寺とかでクラブイベントするみたいなことなんでしょうけど、バックグラウンドを考えると少し罰当たりな気がも…。DJから後光が射してきそう。
色々な意見はあれど、参加している人々は心の底から楽しそう。だったらそれで良いじゃないか!というお話です。
しかし教会内でクラブイベントができるなんて、そんなチャンス滅多にない。アメリカに行こうとなるとNYやLAになりがちですが、この「The Church Nightclubに行くためだけにデンバーに行ってみるのもありかも?!
終わりに
世界には驚くべき歴史的建造物で行われているフェスがあります。日本の場合木造建築だったり震災による影響で、まず歴史ある建築物を残すことが難しい。ですので昔の建造物を使用してのイベントは多少レベルが高くなってきますが、でもやっぱり伝統的な建物でのイベントは夢の中の夢。でも夢は叶えるためにある!ということで、その時が来るまで夢を膨らませておきましょう!