“新・デジタル文化財ミュージアム”でネクストレベルな体験を
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皆さんこんにちは!GPの宮永です。 7月3日(水)にTOPPAN株式会社が新設した「デジタル文化財ミュージアム KOISHIKAWA XROSS®」。どうやらネクストレベルな体験ができるということなのですが、これって一体どういうこと?
本日は今、気になる本施設について、一緒にウォッチしていければと思います!
デジタルを駆使した文化財の新しい鑑賞方法。10月からは一般公開も。
TOPPAN小石川本社ビル地下1階に新設された「デジタル文化財ミュージアム KOISHIKAWA XROSS®」。ここは文化財の新たな鑑賞方法をデジタルを駆使して叶えるという、これまでなかった全く新しい施設です。
デジタル文化財活用を目指す文化財ホルダーや自治体・企業等の共創パートナーに向けて運用が開始された施設ではありますが、10月より週末限定で一般公開も行われるということなので今から楽しみ。
本施設は、全長20m、高さ5mの大型LEDカーブビジョンやインタラクティブな操作体験ができる文化財鑑賞システムに、壁面と床面へのイマーシブ映像投影も可能な110㎡の企画展示スペースなど贅沢な空間が特徴。
このスペースを活用して超高精細VR映像をはじめとするデジタル文化財コンテンツを紹介することで、文化財の魅力やストーリーをより楽しめる鑑賞体験を鑑賞者に提供。新たなデジタル文化財の価値を共創するための認知を広げていきたいんですって!
「デジタル文化財ミュージアム KOISHIKAWA XROSS®」ってどんなところ?
「文化財を通じて、過去と未来、人と文化が交差する、感性で楽しむデジタル文化財のミュージアム」がコンセプト。デジタル技術を活用した新しい文化財の鑑賞体験を提案する施設、それが「デジタル文化財ミュージアム KOISHIKAWA XROSS®」です。
『デジタル文化財の多様な可能性を伝える作品展示』、『文化財の価値や魅力に触れるイベント開催』、『ビジネスパートナーに向けた各種提案や共創パートナーとのコラボレーション』この3つを施設開設の目的に据え、新しいデジタル文化財の価値を高めていくというのが大きなポイント。そんな「デジタル文化財ミュージアム KOISHIKAWA XROSS®」について、施設内が一体どんな仕様かを早速今からご紹介。
①GATE
施設に入ると、「GATE」と名付けられたスペースが登場。
デジタル文化財ミュージアムのプロローグとして、鳥居型のLEDビジョンがゲストを迎えます。デジタルアーカイブの出発点を表現した光の粒子がミュージアム内へ導く様は神秘的。
②VR THEATER
全長20m、高さ5mの大型LEDカーブビジョンに描画された16K超高精細VR映像が、圧倒的な臨場感で文化財への没入体験を提供。
国内外さまざまな文化財の魅力やストーリーをデジタル文化財ナビゲーターが案内してくれるのも、作品をよりディープに理解するための嬉しいポイント。
③GALLERY
文化財の色や形を精緻に記録したデジタルアーカイブを活用し、多様な鑑賞体験をご紹介するギャラリーも。
大型ディスプレイと連動したインタラクティブな文化財鑑賞システムや高品位複製など、さまざまな形のデジタル文化財を展示しているので、デジタルを使用したプレゼンテーションへのインスピレーションになりそうな予感。
④EXHIBITION ROOM
デジタル文化財の最新プロジェクトを紹介する110㎡の企画展示スペースです。壁面と床面へのイマーシブ映像投影や失われた文化財の推定復元作品などの特別展示を行います。
終わりに
これまでTOPPANは印刷技術を使い文化を保存してきました。しかし、現在含めこれからの時代は、これまで培った資産を文化財のデジタルアーカイブに取り組む時代。
それらのデータを基に製作したコンテンツを「デジタル文化財」として残すことが印刷シーンを牽引してきたTOPPANにとっての重要な使命。そんなミッションをまさに具現したようなこの施設、文化財保存のプロたちの取り組みは興味深いこと間違いなし。
現在は、文化財ホルダーや自治体・企業等の共創パートナーに向けてのみの運用となっていますが、10月からは一般公開もされるということなので、気になる方はぜひ訪れてみては。それではまた。