イベントに通ずるディズニーリゾートの魅力
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みなさん、こんにちは。GP小川です。
世間の話題はコロナやウクライナの件等々、暗い話題がつきませんが、日々明るく、楽しい会話で盛り上がりたいのも本音です。
皆様が少しでもわくわくするような話題を届けられたら……と思い、今回のトピックは「夢の国」を選んでみました。
夢の国、そう、ディズニーリゾートです!
実は、私は小さい頃からディズニーという空間に魅了されてきました。そして『なぜディズニーリゾートはこんなにも多くの人を感動させられるのか?』を考えていました。
しかも、ディズニーに行く前の楽しみな気持ちや、行った後の楽しい記憶までセットになっていると思うと、イベントでも真似るべき点がたくさんあるのではないでしょうか。
そんな小川が思う、ディズニーの魅力をご紹介していきます!
過去を超え続ける力
ウォルトディズニーの名言で、「ディズニーランドは永遠に完成しない。世界に想像力がある限り、成長し続けるだろう」という言葉があるのは、結構有名ですよね。
確かに、いまもなおディズニーリゾートは新エリアやアトラクション、ホテルの新設など進化し続けています。しかも、それらは確実に過去を上回り、人々の期待を超えているんです。
我々が携わっているイベントも、社員総会や表彰式など定期開催される行事がありますが、進化を続け、且つ参加者の期待を超え続けるのはそう簡単ではありませんよね。定期開催といっても、その1回1回の重要性は変わらないのです。
では、どうやって期待を超え続ければいいのでしょうか?
ディズニーの進化を見ていると、その答えもつかめてくるんです。
最先端技術をさりげなく取り入れる
最近の例でいうと「ソアリン・ファンタスティックフライト」があります。全体的なテーマは近未来的空間ではありませんし、アトラクション自体も既にアメリカに存在しています。ただし!乗るまでの説明時間には、一見なんの仕掛けもなさそうな絵が動きだす、これまで見たこともない演出があります。
この「見たことない」「初めての」が体験の記憶に残るのではないでしょうか。
最先端技術をアピールするのも一つの方法ですが、ディズニーは最先端技術を『どう取り入れて』『どう使うか』のセンスが飛びぬけているんですよね。
過去を生かす
一方で、先ほど上の写真でもあげた新エリアの舞台となっている「美女と野獣」やこれからシーに誕生する「ピーターパン」は、昔ながらのディズニーアニメーションを使っています。
必ずしも、真新しいものを取り入れるだけでなく、過去の良さを引き出し、進化させていく。ディズニーはリピーターもたくさんいますから、昔を知るファンの心を掴むポイントを用意するのも大事ですよね。
これもイベントも同様。定期開催型のイベントだと『今回が初めて』から『もう20回以上参加している』方まで、様々な方がいます。参加歴の長いゲスト視点も忘れてはいけませんね!
歓声もショーの一部にする演出力
これは、私がディズニーに魅了される大きな理由でもあります。ディズニーでショーやパレードを見ていると、周りのゲストの歓声が飛び交っていませんか?この歓声を聞くのが、大好きなんです。
そしてある時、ショー中に気づいたことがあります。
「空白」で観客を巻き込んでいる!
イベントにしても会話にしても、「空白」ってとにかく嫌われがち。しかし、ディズニーは空白をあえて作っておくことによって、歓声を聴かせているんです。
「実際にどういうこと?」という声もあるかと思うので、過去のショーで少し具体例を挙げますね。
過去(2014-2017)に東京ディズニーランドで開催されていたシンデレラ城のプロジェクションマッピング「ワンスアポンアタイム」にて。
ラプンツェルシーンのラスト、2人がキスするとハートマークが浮かび上がるタイミングでBGMがフェードアウトすると、そこで「わぁ~♥」と歓声があがります。毎度観ている人は違えど、いつ観ても、そこで観客は必ず声を漏らすのです。
そしてほかにも・・・
人の声をBGMにする!
先ほどは、ゲストの歓声の空白ですが、ディズニーのショーBGMにはダンサーの声があります。ほぼ必ず。。。
きっと、BGMでは出せない人の生声って私たちが思っている以上に人の心を震わせるのでしょう。
今はコロナで発声に規制が伴いますが、イベントプロデューサーとして 演出を考えるときは、お客様の反応も一緒に考えて創り上げるという視点も覚えておきたいです。
勝手に良い空気が生まれる空間力
夢の国、ディズニーワールドを訪れたとき、アトラクションがすれ違うときなどにゲスト同士が手を振り合っている光景を見たことはありませんか?
もちろん、これはディズニー側が特別、直接的に誘導しているわけではありません。しかし、気づけば自分も手を振っているんですよね。これはディズニーという空間が自然に手を振りたくなる空気を生み出しているからだと、個人的には思っています。
小さな感動で幸せな空気を伝播させる
思い浮かべてみてください。周りが笑顔いっぱいの空間で、自分だけ不機嫌になることって逆に難しいと思いませんか?
ディズニーはキャラクターやショーからの小さな感動が無数にあります。それだけではありません。ディズニーに行って感じるのはキャスト(この言葉にはショーなどの出演者から、お掃除担当の方まで、ディズニーで働くすべての人を指すそうです)の皆さんの明るさと笑顔!
訪れた全員がディズニー大好き!というわけでなくとも、自分と遊びに来た大切な家族、友人、恋人の笑顔をみるとこっちまで嬉しくなっちゃいます。
そこにキャストの笑顔が加われば、もう不機嫌で居続けることの方が難しい(笑)
もっと身近でもあるはずです。この会議の空気重いな…とか、このメンバーの会議はいつも楽しいな!とか。
現場のスタッフの気持ちでも、会場全体の空気は演出できるんです。
ネットを見ていると、掃除しているキャストが水たまりの水でミッキーを描いている動画や、キャスト(スタッフ)による『いい話』が流れてきます。こういったスタッフ一人一人の在り方って、意外と見られているし、会場の雰囲気に影響を与えているんですよね。
さて、いかがでしたか?
いつも無我夢中に楽しんでいるディズニーも、少し視点を変えて考えてみるだけで、我々イベントプロデューサーが真似るべき演出手法を発見できます。今回挙げたもの以外にも、もっとあるはずです。
また、ディズニー以外にも、世界中から愛され続けているものでも秘訣やポイントを考えてみたいな、と書きながら思っておりました。
みなさんが思う、「世界中から愛され続けているもの」は、なんですか?是非、今度お会いしたときに教えてください!^^