韓国のd’strictがマジで格好良いんだが
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皆さんこんにちは。GPの宮永です。
「イベントシーンを盛り上げるべく常に新しいニュースを!」と日々のリサーチに追われる中で見つけた韓国のソウルをベースに活動するクリエイティブカンパニーd’strictが超格好良いじゃありませんか。ちょっと調べてみると、この3D広告かっこいいな〜って思うものが実は彼らによって手掛けられているってものがちらほら。
このセンスとこのクオリティを皆さんと共有したい!ということで、今回は今の時代エンタメに必須の3D技術を使って世界の最先端の創作物を生み出す彼らによる空間アート然り空間演出をご紹介。これは異次元ですよ!
d’strictとは
さてさて、いきなりになっちゃいますが、こちらの映像をご覧ください。というのもこの映像、d’strictを説明する上で欠かせないアイコニックな作品なのです。
韓国・ソウル市江南区にあるコエックスモールに設置されたLEDビジョンは韓国で最大の屋外スクリーン。圧倒的な大きさを誇るスクリーンに映し出されたのは、波打つ水が揺れ動く巨大水槽のような迫力あるアナモルフィック・イリュージョン(歪像による錯視)を用いた映像作品でした。
この「ウエーブ(WAVE)」と呼ばれる作品は、d’strictを世に知らしめた作品とも言えます。本映像作品は公開直後からロイター通信やCNNなど世界各国の幅広いメディアから取り上げられ、SNSでは韓国は勿論のこと、世界中で1億回以上の再生回数を記録するなど、それこそd’strictのビッグウェーブを巻き起こしたんですね。
ということでd’istrictはなんの会社なのかというと、上記のようなアナモルフィック・イリュージョンを得意とするデジタルコンテンツを生み出すクリエイティブカンパニー。コンテンツとメディアのテクニックをあわせて、ユーザーや観客に体験型のエンターテイメントを提供するデザイン会社なんです。日本でいうとNAKEDやチームラボを想像したら分かりやすいかもしれませんね。
世界中で話題沸騰。過去事例をご紹介。
ということで、マジでヤバイd’strictのこれまでの映像作品をご紹介。因みにHPに遊びに行くともっと沢山の作品を見ることができますのでご興味ある方はここをクリック。↓↓
【NEXEN UNIVERCITY “THE INFINITY WALL” Soaring】
【HUAWEI – ART PERFORMANCE】
【GWANGMYEONG CAVE LED TOWER】
【VR STATION】
【Digi-Tainment “PAIK NAM JUNE” VISION SHOW JUL. 2016】
【NEXEN UNIVERCITY “THE INFINITY WALL” ALL】
【SLS HOTEL GX DESIGN】
d’strictが手掛けたミュージアムも
冒頭でご説明した「ウエーブ(WAVE)」を皮切りに、それまで主に商業デザインを主としてデジタルメディア技術によって活動してきたd’strictの次なるステップはまさかの現代アートシーン。なんと彼らはミュージアムまで作っちゃっているのです!それがこちらの「ARTE MUSEUM(アルテミュージアム)」。
ここでは視覚的体験はもちろん、それにプラスして嗅覚的且つ聴覚的体験もできちゃう五感を刺激するアート体験が出来るのだとか。ちょっとこれは相当新しいのでは…?d’strictによるミュージアムなのでハイクオリティなのは間違いなし。
ちょっと詳細追加すると、音響を担当しているのがグラミー賞を何度も受賞しているファン・ビョンジュンさんだし、展示館全体の調香を担当しているのもフランスにある調香スクールGIPアジア公式代表なのだとか。
世界の一流たちによって生まれた五感で芸術を堪能するこのミュージアムは、もし韓国へ行く機会があれば是非とも訪れてほしい一押しスポットです。因みに床面積46000平方メートル、天井最大高10メートルとその規模の大きさにも圧倒されることでしょう。
d’strictという名前の由来と会社哲学
さて、このd’strictという名前はどんな意味があるのかちょっと調べてみましたよ。なんでも「デザイン(Design)+ストリクトリー(Strictly)」をあわせた造語、つまり、シリアスに厳格に芸術を技術によって昇華させ最高峰のものにするという意味が込められていました。この考え方が会社哲学でもあるようです。
またd’strict代表のイ・ソンホさんの代表説明に「個人の力だけでは完成させることは出来ない」という言葉がありました。その中で、より完成度の高い作品を生み出すためには多くの人のアイデアや協力が必要だということも話しています。
d’strictは主に企業やプロジェクトとのコラボレーションにより作品を生み出すことも特徴の1つ。やはり自分たちの中だけではいつかアイデアは枯渇するものだし、似たり寄ったりの作品ができてしまう。これを打破しさらに上昇していくためには、より幅広いアイデアが必要なのです。
自分たちが築いた城に囚われずフレキシブルに周りを受け入れる。それも全て最高峰のものを作るため。この目標に向かうブレない美学を代表説明を読んで感じました。
視覚的に強いコンテンツが強み(つまり超クール)
世界広し。多くのデジタルクリエイティブカンパニーやクリエイター、デザイナーがいる中でのd’istrictの強みはというと、視覚美の圧倒的なセンスと、クリエイティブ演出を実現するデジタルメディア技術と本質を見据えたブレないテーマ軸です。さらには運営する上での細かい技術指導やその後のプロモーションまで一貫したクオリティとトータルサービスがものすごいなと感じますし、これに関しては日本があまり得意としない分野だなとも個人的に思います。
あと「やったれ!」というGOの速さもプラス。これが結構大きいんじゃないですかね。文化面や技術面、経済において右肩上がりの韓国社会には、今の日本にはない大きなものを動かす上で“チャレンジできる雰囲気”があるのかもしれませんね。だからこそ相乗効果でこうした優れたものが登場するのではないでしょうか。