日本でガラパーティを開催するとしたら？
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みなさんこんにちは。GPの宮永です。
気が付けばもう2021年。2020年はものすごい勢いで駆け抜けた気がします。
ああ、時間が経つのが早すぎる。恐ろしい。
緊急事態宣言も発令され、なかなか身動きが取りにくい状況ですが、今日はそんな雰囲気を吹き飛ばす、ちょっとスペシャルなパーティのお話を。
今回は「ガラパーティ」をご紹介しようと思います。
ガラパーティって何？
まずはここですよね。“ガラパーティーって一体何？”。
言葉自体は聞いたことある方もいるかと思いますが、正直ガラパーティーって日本人にはあまり馴染みのないイベントですよね。
ガラパーティのGalaとは、イタリア語の「特別な催し」や「祭典」を意味します。
これ、実はもともと社交界や貴族制度のある欧米カルチャーなんですね。貴族の大人のみが参加可能なパーティで、豪勢なフードにダンスパーティなどなど、シンデレラの舞踏会みたいな雰囲気のパーティをイメージしてもらえればいいのかな……とにかく、かなりハイソな世界のお話です。
そしてそして、ここ最近 “チャリティガラパーティー” と銘打って開催されるガラパーティーが増えています。ガラパーティはそもそもお金持ちが集まるパーティーなので、社会福祉のために盛大なパーティを開催すると同時に目的のためのお金を募る……という仕掛けですね。
日本でも増えつつあるガラパーティー
そんなガラパーティーですが、社会福祉拡大の影響の波を受けて、最近では日本でもちょっとずつ増えつつあるようです。因みに日本で行われるガラパーティの多くは海外からの要人を招くスタイルが大多数。
それもそのはず。開催するのは国際的な団体だったり、社交界の繋がり、もしくは外資系企業の日本で打つイベントなどのグローバルなもの。まだ日本企業発案というのは少なそうですが、これからもっと日本の社会に馴染んで行くのではないのかしら、と踏んでいます。
では……もし突然「ガラパーティーを開催したいのだけど……」なんて話になったら、一体どんなパーティを企画すれば良いのでしょう？ ここからはグローバルなパーティを企画する際のヒントを散りばめていこうと思います！
ガラパーティを企画！何したらいいの？
テーブルには和食と日本の誇るお酒を
パーティに欠かせないものといえば、やっぱり美味しいお酒とお料理ですよね。普段の高級パーティであれば、フレンチのコースが外さないかなとは思います。しかし忘れるなかれ、これはグローバルな要人集まるガラパーティ。高級フレンチなんて食べ慣れている方ばかり。であれば、日本ならではの和食で出迎えするのが粋なはず。
世界に誇る日本の和食。どこの国に行っても、和食の価格帯は平均以上の高級食です。せっかくのチャンス、８この機会に海外のセレブたちに“本物の日本の味”を知ってもらいましょう！
和食にするなら、飲み物も日本酒系をそろえるのがグッド。因みに日本はジャパニーズウィスキーでも有名ですので、ウィスキーを用意しておくのも良いかもしれません。
日本特有のエンターテイメント
日本って我々が思っている以上にエンタメ大国です。
三味線、日本舞踊、相撲、お能、歌舞伎、民謡舞踏、お琴に茶道まで。最近では鬼滅ブームでこんな動画が海外でバズっているみたいですよ。
こんな感じの和楽器とポップスの融合もかなりアリ。
音楽から舞台まで思っている以上のコンテンツが幅広く出揃うこの国に改めて圧倒される…。日本に生まれて良かった！
だからこそ、お客様を日本の文化でウェルカムしたいですね。せっかく東の遠い国まで来てもらったのだし、骨の髄までジャパンカルチャーをエンジョイしてもらいましょう。
ダンスパーティで盛り上がろう
「ダンスパーティとは……？」とお思いになられるかもしれません。よーくわかります、その気持ち。日本ではパーティで踊るということはほとんどありませんし。
しかし、いわゆる社交ダンスは海外のパーティでは基本中の基本。パーティにダンスは欠かせないもの！と思っている方も多いそう。となればやはり、ダンスタイムは設けたほうが良いでしょう。
どうしてそんなにダンスパーティーが必須なのかというと……ダンスが人と人を繋げるコミュニケーションタイムになっているから。ただ踊っているように見えて、自己紹介とか、最近は何をしているのかとか、秘密のやり取り？などをしているんですね。ビバ！ハイソサイエティ！
音楽は誰もが知っている80’sや90’sの王道を。ロングドレスとタキシードで踊る華やかでゴージャスなダンスタイム、是非この目で見てみたい。
開催場所は？
ガラパーティは会場も大事。規模が大きい場合は大きなホテルが無難かと思いますが、グローバルなパーティであるならば、願いが叶えば歌舞伎座やユニークベニューとして使用可なお寺や古い洋館、民芸館などの施設を使うのも素敵ですよね。
イベント運営において、場所はイベントの雰囲気を決める大切な要素。海外のガラパーティだと、古城やメトロポリタン美術館などの特別な雰囲気に浸れる場所での開催も多い様子。
パーティは招待状からスタートしています。できれば「え？こんなところで？」なんて感じのスペシャルな場所を用意して、来場者をイベント開催前からワクワクさせたいですよね。
服装は？ドレスコードはどんな感じ？
通常のガラパーティはドレスコードがしっかりとあります。男性であればブラック・タイ。つまりタキシード。そう、あの結婚式のタキシードです。正装オブ正装。もうこれでどれほど大ごとなのか分かりますよね。ガラパーティー。
女性は男性のドレスコードにあわせるので、もし男性のドレスコードがブラック・タイとなっているのであれば、この礼装に匹敵するイブニングドレスを身につけます。イブニングドレスはカクテルドレスとは違いますよ！ もっとこう、グラミー賞、アカデミー賞などでレッドカーペットを歩くセレブを思い浮かべてもらえばと。いやいや、そんなこと言ってもどうせみんなシックな感じで来てるんでしょと思って若干地味目にすると逆に浮いてしまうのでご注意を。
ガラパーティに呼ばれた際、豪華な衣装を着て会場を華やがせるのが主催者側への礼儀。特に女性は宝石やゴージャスなロングドレスを身につけてゴージャスなムードをプッシュアップ！
書いていてなんですけど、本当の話なのかと疑いたくなりますよ。でも本当にこういうガラパーティって全然開催されてるんです。そう、ハイソサイエティって実在するんです。世界はまだまだ広い！！
終わりに
いかがだったでしょうか？ガラパーティについて少しでもお分かりいただけたでしょうか？なかなか馴染みづらい欧米由来のこのイベントですが、少しずつ日本社会にも浸透していくはず。
さらに日本って訪れたい国としても常に上位の人気国。何か機会があれば行ってみたいと思っている海外の方って沢山いると思うんですよね。そんな時に、じゃ、日本でガラパーティを開催しようってなるのは想像しやすい。しかも今年はオリンピック、そして2025年には大阪万博も控えています。
ここ最近では人権に纏わるトピックスも増え、チャリティのビックウェーブもきています。日本でガラパーティの開催案件がきてもおかしくない。そんな時にきちんと対応できるよう、今からイメトレしておくのもアリかもしれません。
