伝統とデジタルが融合した一旗の“雅”なイベントに注目しよう
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みなさんこんにちは!GPの宮永です。
技術の進化とともに華々しさやクリエイティビティに加速がかかるプロジェクションマッピング。中でもアイデアが並外れているものはイベント業界に携わる者としてチェックしたいところ。今年の後半から特に気になっていたのが株式会社一旗(ひとはた)がプロデュースするデザインです。
伝統と最新技術のミックスでエンタメ追求
ところで皆さん、株式会社一旗(ひとはた)ってご存知でしょうか?株式会社一旗は、名古屋・東京を拠点とするデジタルクリエイティブカンパニーです。
特徴的なのは、地域の文化観光資源、日本の伝統文化を活かしてクリエイティブを行うところ。最先端のデジタル技術と伝統に基づくアイデアで、プロジェクションマッピングやイマーシブミュージアム、デジタルインスタレーション、3DCGアニメーション、VR/AR/メタバースなどのデジタルコンテンツを生み出し続けています!
【ウェブサイト】 https://www.hitohata.jp/
【YouTube】 https://www.youtube.com/c/HITOHATAINC/
「DISCOVER Japan’s NEW TREASURES」のオープニングショーをプロデュース
そんな一旗のクリエイションの中で話題になったものといえばこちら。「DISCOVER Japan’s NEW TREASURES」のオープニングショーです。
今年の9月にニューヨークで開催された観光庁主催・農林水産省共催による国連総会サイドイベント・訪日観光レセプション「DISCOVER Japan’s NEW TREASURES」。このオープニングショーを3Dプロジェクションを用い担当したのが一旗です。
国連が開催され、世界の注目が集まるニューヨーク。米国からの訪日観光と消費拡大などを目的に開催されたこのイベントで一旗が見せたのは「DISCOVER Japan’s NEW TREASURES」をテーマに、忍者のアクションダンス・日本舞踊・コンテンポラリーダンスの3部構成のライブパフォーマンスと、ホログラムスクリーンに投影した日本の美しい風景や伝統文化のモチーフ、デジタルアートコンテンツを組み合わせた3Dプロジェクションショーでした。
イベントでは日本が誇る和食や酒などフードカルチャーに加え、茶道や着物など海外の人々が日本の伝統に触れるコンテンツが盛りだくさん。そしてこのイメージを後押しするのが一旗によるオープニングショー!映像美や音で作り込まれた作品からは、日本特有の“情緒”が完璧に表現されている……!この再現度の高さには流石に驚愕!竹林や桜、さらには花火の火薬の匂いまでもが漂いそうなリアリティさに思わずうっとり。「神秘的な日本が正に目の前に!」という感じで、ゲストたちも満足そう。
その他の一旗によるイベントにも注目を
「でも、流石にニューヨークまでは足を運べない……」それはそうですよね。が、心配しないで大丈夫。一旗によるイベントは日本でも開催されているのでご紹介しましょう!
愛知県指定有形文化財 伊藤家住宅×花とデジタルアートの祭典 2023-2024
一旗プロデュースのイベントに行ってみたい!という方にオススメなのが現在開催中の「愛知県指定有形文化財 伊藤家住宅×花とデジタルアートの祭典 2023-2024」です。愛知県指定有形文化財・伊藤家住宅にて12月22日(金)から2024年1月14日(日)まで開催中。
この催しは、四間道の町並みのシンボルである伊藤家住宅を特別に公開して行われるもので、華道や書道、舞妓・芸妓文化など日本の伝統的な文化芸術とプロジェクションマッピング・デジタルアートとのコラボレーションによる展覧会になっています。
入場は有料で、事前のオンラインチケット購入が可能。江戸時代の名古屋城下町の面影を残す貴重な建物を舞台に、日本が世界に誇る文化芸術の数々とデジタルアートが融合した幻想的なアート空間は流石一旗!と唸りたくもなるはず。
愛知県指定有形文化財 伊藤家住宅×花とデジタルアートの祭典 2023-2024
2023年12月22日(金)〜2024年1月14日(日)
岐阜関ケ原古戦場記念館 歴史絵巻プロジェクションマッピング2023
10月14日(土)〜10月15日(日)にかけて開催されていた「岐阜関ケ原古戦場記念館 歴史絵巻 プロジェクションマッピング」。
大河ドラマ「どうする家康」でも注目を集めた関ケ原の新たなシンボル、“岐阜関ケ原古戦場記念館”の建物に、「関ヶ原合戦図屏風」が躍動するデジタルアニメーションをはじめ、「徳川二十将図」や「太平記英勇伝」、関ケ原の戦いが描かれた浮世絵など、日本の歴史や文化をモチーフにしたダイナミックなプロジェクションマッピング映像を投影したイベントでした。
映像を見てもらえるとわかると思いますが、この猛々しい感じ!まさに戦国武将って感じのイメージですよね。「伊藤家住宅×花とデジタルアートの祭典」とは全く異なる雰囲気ですが、これはこれでアツいんです!日本特有の侍文化が詰まる胸熱なプロジェクションマッピングは格好良すぎる……。
西尾市制70周年記念事業 吉良屏風壁 プロジェクションマッピング
今年の11月23日(木・祝)から25日(土)にかけて開催されていたのが「西尾市制70周年記念事業 吉良屏風壁 プロジェクションマッピング」。
「日本の水浴場88選」にも選定された三河湾国定公園の吉良ワイキキビーチ(宮崎海水浴場)。ここと近接する西尾市の新名所・吉良屏風壁のダイナミックな景観をいかし、壮麗な屏風や西尾市ならではの海や花々をモチーフにしたデジタルアートコンテンツが投影されました。
さらに吉良ワイキキビーチ・宮崎海水浴場でも白砂の海岸を光のオブジェやプロジェクションマッピングで幻想的に彩る「吉良ワイキキビーチ デジタルライトアップ」、「ナイトマルシェ」の同時開催が行われるという一大イベントでもあったんですね。
西尾市が誇る三河湾ビーチリゾートの風光明媚な景観とデジタル技術による光のアートとのコラボレーションは、まさしく幻想的。広大な自然、文化、そして最新技術が合わさるとこんな芸術ができる!と私たちに教えてくれているようです。
終わりに
今回は株式会社一旗による伝統と最新技術が合わさるクリエイティブの紹介でした。自治体や国とタッグを組んで日本の伝統を技術を用いて紹介する一旗、格好良いですよね〜!彼らのクリエイティブを見ると、エンタメには様々な可能性があることを、改めて思い出させられます。それではまた!