夕方過ぎの音楽体験。Immersive Museum YOASOBI―「海のまにまに」が、できるまで。-
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皆さんこんにちは!GPの宮永です。
7月10日(水)から9月8日(日)の期間限定で開催されていた「Immersive Museum YOASOBI ―「海のまにまに」が、できるまで。―」。神秘的でイマーシブな展示として多くの人々のハートをキャッチしたこの企画。国内外で圧倒的な人気を誇るYOASOBIの全面協力のもと、一体どんな内容になっていたのかに迫ります。
新感覚体験型アートエキシビション「Immersive Museum」とは?
まずは、本施設を知らない方のためにさらっと「Immersive Museum」をご紹介。
近年演劇やアート、エンターテインメントのジャンルで世界的なトレンドとなっている“Immersive=没入感”。これをキーワードに、新しい体験を提供するアート体験プログラムが「Immersive Museum」です。
特別な音響効果と壁面・床面全てに投影される没入映像を組み合わせ、広大な屋内空間に名画の世界を再現。これまでのアートの “鑑賞”体験を大きく進化させた革新的な取り組みと言えます。
広大な空間なので、参加者たちはこの空間内を自由に歩き回ることができ、視覚を通した「見る」「鑑賞する」といった行為を超えて、音と映像により全身で名画の世界に入り込んだような究極のアート体験、つまり本当の意味での“イマーシブ体験”が叶うのです。
YOASOBIが全面協力。夕方過ぎの音楽体験。
そんな「Immersive Museum」が期間限定で打ち出すのが「Immersive Museum YOASOBI ―「海のまにまに」が、できるまで。- 。
開館時間のうち16:30から21:00までの時間で、国内外で圧倒的な人気を誇るYOASOBI全面協力のもと、彼らの楽曲である『海のまにまに』の原作となる小説から、楽曲が誕生するまでを2フロアを使った展示と没入映像で紹介。
楽曲「海のまにまに」を主題に、辻村深月による原作小説「ユーレイ」からコンポーザーであるAyaseがどのように歌詞やメロディーを生み出し、ボーカルikuraが歌で作品に命を吹き込んでいるかという制作過程を追体験する事ができるという内容は、クリエイティブの真髄すら見ることができそう。
「Immersive Museum YOASOBI ―「海のまにまに」が、できるまで。-
音楽配信ともライブとも違う、イマーシブミュージアムでしか体感できないYOASOBIの脳内を追体験できる本企画。もう少し詳しい内容を一緒に見ていきましょう。
ROOM1 字 ― 小説「ユーレイ」の世界―
辻村深月の小説「ユーレイ」。ひとり家を出た少女が、海辺の駅で出会ったものとは?そして白いワンピースの少女とは。この小説からどのようにして楽曲「海のまにまに」が生まれたのか、想像しながら小説の世界を体感できるスペースからまずはスタート。
ROOM2 音 ― Ayaseの世界―
次のスペースでは、小説「ユーレイ」からコンポーザーAyaseがどのようにメロディやハーモニー、音色を生み出していったのかを探り出します。公開デモ音源を通じて、YOASOBIのサウンドを体感できる部屋なので、生まれたばかりの本楽曲を視聴することも。
ROOM3 歌 ― ikuraの世界―
小説「ユーレイ」の持つ世界観、そして主人公、海末の心の揺れや成長からボーカルのikuraがどのようにインスピレーションを受け、声に魂を宿していくのか。YOASOBIの歌を体感できる部屋で、ikuraの表現方をじっくりと観察。
ROOM4 響 ―「海のまにまに」の世界―
最後の部屋は小説「ユーレイ」から楽曲「海のまにまに」ができるまでを、没入体験できるシアターです。イマーシブミュージアムでしか体感できない、小説から曲が生まれていくYOASOBI独自の世界にどっぷりと浸かりましょう!
YOASOBIの世界観をテーマにした「Museum Cafe」メニュー
エキシビジョンとはまた別に、YOASOBIの世界観をテーマにしたフレッシュで爽やかなメニューも登場。「海のまにまに」はじけるアクアソーダや、ギャラクシーゼリーソーダのほか、Immersive Museum YOASOBI オリジナルタンブラーも用意されているのでファンは必見。
終わりに
国内外で圧倒的な人気を誇るYOASOBIの全面協力のもと、彼らのクリエイティブをイマーシブのパワーで迫る本企画。どのようにして創作物が作られるのかって、普段知る機会はあまりないですよね。そこを軸に世界観を膨らませ、まるで物語の中に入り込むように没入感を持った全く新しいイマーシブ体験をさせてくれるって、これまであまりなかったことだと思います。
アーティストたちの制作過程を追体験できるチャンスなんてなかなかないし、何よりもミステリアスなこの空間の中に入ってみたい。そんな願望を叶えてくれる展示を今回はご紹介させていただきました。それではまた。