2月28日まで開催。四万十町でアートトレイル「森の美術館」
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みなさんこんにちは!GPの宮永です。
細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』の舞台と言われる高知県。昨年話題となった場所ですね。日本において最もきれいな川との異名を持つ「仁淀川」や文化財の「沈下橋」、そして誰もが知る「四万十川」など、高知県は美しい自然があふれています。
そんな高知県の四万十の美しい自然の中で現代アートを楽しめるイベントが開催中なのだとか。これは気になる!ということで、現在開催されている四万十町アートトレイル「森の美術館」についてご紹介。期間は2月28日まで。
四万十町アートトレイル「森の美術館」って?
街おこしの一環として発足したプロジェクトアートトレイル「森の美術館」は、観光庁の既存観光拠点再生、そして高付加価値化推進事業として四万十町の旧森林鉄道跡に若手アーティストの作品を展示するエキシビジョンです。
下津井〜佐川線として1967年3月25日まで運行していた森林鉄道の廃線跡に整備されたトレッキングコースがあり、このトレッキングコースに様々なアーティストの作品がガイドと共に配置されるというもの。
野鳥の声やひやりと冷たい澄み切った森の空気、新鮮な木々や土の香りに包まれながら作品と真直に向き合う、そんな体験が叶う、これまでなかった美術鑑賞のスタイルをこの四万十町アートトレイル「森の美術館」では楽しむことが出来るのです。
気軽に楽しめるコースの概要はこちら
気になるのはどんなコースなのかというところ。屋外で自然の中を歩く、あこがれるけどちょっとキツそう……なんて思うかもしれませんが、そんな事は全然ありません!祷原沿いのトレイルコースは起伏の少ない約8キロのコースで初心者でも気軽に楽しめるボリューム感。また、ハイキングやウォーキングで気になるトイレも8キロ中の2箇所に設置されているので、こちらも安心。さらに、ゴールの下津井には旅館があり、事前予約をしておけばこちらで昼食もいただけちゃう、なんて嬉しい特典も。
mapの参考を公式HPより引用させていただきました。ね?気持ち良さそうでしょ!
著名なアーティストたちが次々参加
四万十のトレイルコースでほっこりアート鑑賞…といきたいところですが、参加アーティストの顔ぶれは本気度全開!
参加アーティストの例をあげると、オーストリアのメディアアートの祭典「アルス・エレクトロニカ」への出演や「Tokyo 2020 オリンピック閉会式」の演出を手掛けたAkiko Nakayama、フィラやコーチなどのブランドとのコラボやミューラルアートなども手掛けるシータ、アムステルダムの大型テクノフェス「アウェイクニングスフェスティバル」や「フジロックのVJとして活躍するだけではなく2019年のコンセプトビジュアルも担当したManami Sakamoto、「映像作家100人」に選出されている中市 好昭。さらにはオーストラリアの「Ars Electronica 2019」でのオープニンパフォーマンスや東京オリンピック開会式の演出に作品を提供した画家の中山晃子などなど……
字面で酔っちゃいそうな豪華アーティストたちが作品を提供しているんですよ。彼らの作品を大自然に癒されながら鑑賞なんて贅沢なことしちゃっていいのだろうか…と戸惑うほど。でもいいんです!
オプションツアーも充実
先ほどもちらっと書きましたが、この企画はオプションツアーも充実していて、大自然を満喫しながらアートを楽しむにプラスして西村旅館のお弁当を美味しくいただくこともできます。
森の美術館のゴールに佇む西村旅館では地域の食材を活かした素朴で温かいお弁当を用意。頭と気持ちがいっぱいになった後には、やっぱりお腹もいっぱいにしたいですよね。
さらに、ガイドさんをオプションでプラスすることもできるんです。しっかりとした解説付きでアートをとことん楽しみたい人にはたまりませんよね!ちなみにガイドさんオプションには西村旅館のお弁当も含まれます。
終わりに
人々の生活空間と共にある街の中の美術館も良いけれど、大自然の中に身を置きつつ鑑賞する現代アートって中々面白そうですよね。真っ白い壁に囲まれた空間で鑑賞する現代アートと自然と融合する現代アートって同じ作品でも全く違う見方が楽しめそう。
しかし、四万十の秘境各所に展示される作家たちの現代アートってなんだか夢があるなあ。森をトレイルしているうちにきっと心は静まって、美術鑑賞をするときにはものすごい純粋な視点で作品を見る事が叶うこちらの展示。ありそうでなかった新しい体験を皆さんも是非!