GP JOURNAL

リアル×バーチャルのおもてなし。ネイキッドと千利休の「茶の湯」の世界

ChatGPTで要約する

“GP TECH” generating now…

こちらの要約文はAIによって生成されたものであり、情報の正確性を保証するものではありません。
NAKED、茶の湯、千利休、金沢
Photo:NAKED公式HPより引用

みなさん、こんにちは!GPの宮永です。
さてさて、夏がやってきました。今年の夏はうまくいけばアクティブに遊びにいけるかも!とワクワクしている人も多いのでは?(なーんて言ってたら、いきなりBA5が猛威を振るい始めましたが……)

とは言え周りの声を聞いていると、「海外旅行に行きたいけれど、ちょっとまだ不安なんだよね……」という声が多数。国外へバーン!と遊びに行くことは難しい雰囲気……。そうね、今年の夏は国内旅行の需要が多そうだなぁ、となんとなく思う中、「どこか行きたいなら、ここがオススメ!」と激推しできるイベントを発見したので皆さんにもシェア。

何かというと、金沢で行われる「NAKED meets 千利休」!これまで様々なコラボを行ってきたNAKEDですが、この度は日本史上の超大物文化人、千利休とコラボです。これは参った。そうだよ、夏休みは金沢へ行こう!

NAKED meets 千利休とは

NAKED、茶の湯、千利休、金沢
Photo:NAKED公式HPより引用

もう、公式ホームページのデザインが圧倒的にスゴい……。
これまで多くのインスタレーションや作品を世に送り出してきたデジタルエンタメの金字塔、NAKEDが今回選んだのは千利休。千利休といえば、日本独自の文化「茶の湯」文化を産み出した祖ですよね。この千利休を現代にあわせて再解釈した展覧会が今回ご紹介する「NAKED meets 千利休」なのです!しかも、今回の展示はリアルの展示のみならず、メタバースのバーチャルミュージアムでの体験も楽しめる「リアルとバーチャルのクロスオーバー型アートエキシビジョン」なんだそう。なんか、名前だけでもスゴそうですよね。

会期は8月6日から9月3日までと意外と短いため、是非ともこの夏に行ってほしいおすすめイベント。ちなみに本展の開催場所はNAKED初となる金沢21世紀美術館です。金沢21世紀美術館と言えば、プールのフォトスポットが有名ですよね。イベントもさることながら、美術館の建造物自体も美しいのでこちらも併せて楽しんでもらいたい!

NAKED meetsとは

NAKEDの新IPである「NAKED meets」とは、歴史にその名を刻んできたアーティストとコラボレーションするエキシビジョンのシリーズです。リアルとバーチャルがクロスオーバーする次世代型アートエキシビジョンである「NAKED meets」は、美術館などのリアルな場での体験、メタバース上でのバーチャル体験、それぞれの特徴を生かしながら、新たなアート体験を模索するプロジェクト。そしてそして、今回の千利休は「NAKED meets」の記念すべき第一弾なんですね。尚更見逃せない!

金沢と茶の湯文化

NAKED、茶の湯、千利休、金沢
Photo:NAKED公式HPより引用

「そもそも、どうして金沢での開催なの?」と気になる方もいるハズ。実は金沢って茶道がさかんな土地柄です。なぜかというと、加賀藩初代藩主である前田利家は千利休本人から茶の湯を学んでいたんですね。それから時代は流れ、江戸時代初期、加賀藩三代藩主の前田利常の時代に、利休のひ孫にあたる仙叟宗室が加賀藩に招かれて(千利休一族は京都ではあまり歓迎されていませんでした。利休は豊臣秀吉にアンリスペクトじゃ!って殺されてしまいましたからね……)茶の湯の指南役として仕えていたという歴史があるのです。その後代々の藩主も茶の湯をたしなんだことから、金沢での茶の湯カルチャーが花開き、いまに至るのだそうですよ。ちなみに石川県の茶道をたしなむ人の割合は3.1%で全国1位!金沢のお菓子が美味しいものが多くて有名なのも、お茶文化が盛んだからなんですって。

気になる内容は?どんな楽しみ方ができるの?

そろそろ、本展でどんな作品が楽しめるのか気になってきたのではないでしょうか?この記事を書いている時点ではまだ会期前なので、現在リリースされている情報をご紹介します。開催前なのでさらっとしか情報は出ていませんが、このさらっと感が行きたい気持ちに拍車をかける!クオリティに名高いNAKEDです。初「NAKED meets」ということもあり、本腰入れてきてること間違いなし。

『門 亭主の挨拶』

NAKED、茶の湯、千利休、金沢
Photo:NAKED公式HPより引用

展示会場に入り一番最初に出迎えるのがこちらの『門 亭主の挨拶』。現代に至る茶道を大成した茶人・千利休がネイキッドのクリエイティブ技術により我々の生きる現代に蘇り、客人をお出迎えする門がこちらです。この門を潜り我々は茶の湯の世界へと入り込んでいくのです。

『露地 浮世の外ノ道』

NAKED、茶の湯、千利休、金沢
Photo:NAKED公式HPより引用

門を通ると、そこには千利休が「浮世の外ノ道」と表現した茶庭、露地が現れます。「世俗を断ち、茶室へ向かう人々を聖化するための清浄な場所」とされる露地。心の塵を払い落として茶の湯の世界へ誘う、「浮世の外ノ道」を体感する作品。心を落ち着けていざ茶の湯の世界へ。

『つくばい 四季が浮かぶ水面』

NAKED、茶の湯、千利休、金沢
Photo:NAKED公式HPより引用

茶室に入る前に手を清めるために置かれた背の低い手水鉢に役石をおいて趣を加えた蹲(つくばい)。客人が這いつくばるように身を低くして、手を清めたのが始まりであり、茶室という特別な空間に向かうための結界としても作用するのだそう。この蹲の水へ手をかざすとたちまちアートが生まれます。ここへ人が来れば来るほど多くのアートが映り込み、水面の美しい世界が豊かになっていくのだそう。

『枯山水 利休の教え』

NAKED、茶の湯、千利休、金沢
Photo:NAKED公式HPより引用

枯山水は水が流れる風景を表現した庭園で、渦巻きの模様は悟りや心理、世界観や宇宙観も表します。ここに流れるのは利休が残したことばの川。茶の湯の心をあらわすことばが、美しい枯山水となって壁面や空間に描かれ、そのことばから利休の精神性や想いを体と心、両方で感じて。

『茶筅 茶は服のよきように』

NAKED、茶の湯、千利休、金沢
Photo:NAKED公式HPより引用

「茶は服のよきように」とは利休七則の言葉として知られています。舌の先でおいしいと感じるだけでなく、一生懸命に点てたお茶を、客人はその気持ちごといただく。という、主と客との一体感を表す言葉。その心を込めて点てた茶筅の動きを読み取り、リアルタイムで可視化するアート作品がこちらです。その瞬間にしか作ることの出来ない、立体的なデジタルアート作品、これはかなり興味深い。

『掛軸 亭主の想い』

NAKED、茶の湯、千利休、金沢
Photo:NAKED公式HPより引用

茶室の床の間に飾られる掛軸は、芸術品として発展し、日本人の精神、魂を形成するアートとして世界的にも有名ですよね。こちらは水墨画の絵画の作品の中に入り込むイマーシブアート作品です。床の間に掛けられた掛軸の絵画の中の世界に入っていくと、奥には水墨画の世界が広がっていきます。

『小間 小間エボリューション』

NAKED、茶の湯、千利休、金沢
Photo:NAKED公式HPより引用

今もなお、新しい表現を生み出し続けている伝統建築を革新して生まれた茶室の機能や精神を、小間を覗いたり、中に入ることによって楽しみながら学べる小間空間。さまざまな表現や仕掛けがある茶室小間を、デジタルアートによって体感します。

『茶室 「おわり」と「はじまり」』

NAKED、茶の湯、千利休、金沢
Photo:NAKED公式HPより引用

茶室という小宇宙で、居合わせた人たちの「一期一会」から生まれた「間」を可視化する現代ならではの茶室がこちら。茶室の中で亭主が茶を点て、客が体と息と心を整え、それが合わさった時に映像に現れるという、以心伝心や一期一会という茶室の精神を感じるアート作品となっています。

終わりに

いかがだったでしょうか?
これまで数多くの面白く興味深いインスタレーションを生み出してきたNAKEDの新たな取り組み「NAKED meets」。記念すべき第一回目が千利休、しかも金沢で開催ってところが良いですよね。

日本人なら誰でも知っている千利休。しかし彼の精神世界や思想を理解しているかというと怪しいところもありますよね。茶の湯は世界的にめちゃくちゃリスペクトされている日本独自の文化です。ところでお茶を飲む文化は結構どこにでもあります。中国茶だって美味しいし、紅茶でいったら英国が有名です。でも、この茶の湯という美学は日本にしかないんです。そこにはミニマル、お互いへの尊敬、禅など緻密なものが混ざり合っている。ここになぜ海外で日本文化がリスペクトされるのかのヒントかが隠されているのではないでしょうか。

ということで、今年の夏は茶の湯文化で日本を感じる夏にしませんか?それでは皆さん、金沢の旅をお楽しみください〜!ではまた。


「NAKED meets 千利休」開催概要
・イベント名:NAKED meets 千利休
・会場:金沢21世紀美術館 市民ギャラリーB(石川県金沢市広坂1-2-1)
・開催期間:2022年8月6日(土)~2022年9月3日(土)
・開催時間:月~木、日 10:00~18:00/金、土 10:00~20:00
※9月3日は18時終了
※最終入場は閉場の30分前
・チケット料金(税込)
<オンラインチケット(近日発売)>
【平日フリーチケット】高校生以上 1,500円、小・中学生 800円
【日時指定チケット※1】高校生以上 1,500円、小・中学生 800円
※1 該当日:8/6,7,11,13,14,15,20,21,27,28,9/3
<会場販売チケット>
高校生以上1,600円、小・中学生 900円
※未就学児無料
※チケット購入についての詳細は公式サイト、チケット購入サイトでご確認ください。
・主催:北陸朝日放送 、サンライズプロモーション北陸
・共催:北國新聞社
・企画・演出・制作:株式会社ネイキッド
・特別協力:富士フイルム株式会社
・公式サイト:https://meets.naked.works/kanazawa21/
・チケット販売サイト:近日発売

TRENDトレンド

公開日:

2022JUL

28

当社のサービス業務の流れ、実績をお聞きになりたい企業様はこちら
お問い合わせ

《 イベントのトレンドや世界の最新情報をお届け 》