エンタメ気質◎なユニークなお弁当を集めてみた。
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みなさんこんにちは!GPの宮永です。様々な要素で構築されるイベントですが、中でも重要なものといえばやっぱり”食”。
美味しいものとハッピーな時間って高確率でセットです。足を運んでくれたお客様に美味しいものを提供できるよう、それぞれのイベントに合わせてぴったりのフードやドリンクを用意するのも我々の仕事。
なので食事情へのアンテナは常に立てているわけですが、ここ最近私の中でヒットしたフードネタがとある“駅弁”への注目度と話題化だったのでした。
各メディアで取り上げられたコンテナ弁当
話題になったとある弁当とはこちらの『コンテナ弁当』のこと。ぱっと見お弁当とはわからない風貌のこちらは、名前の通りコンテナをオマージュしています。昭和50年代、東京~九州間のブルートレインの先頭に立っていた時期もあり、中高年にとってなじみのコンテナは、私たちは乗らないにせよ、宅配便や生鮮野菜などの生活に欠かせない商品を運んでくれているのです。
そんな「貨物列車のコンテナ」をモチーフにした駅弁が2022年の元日に誕生。その名も、「JR貨物コンテナ弁当」!
神戸を拠点に駅弁を製造する淡路屋が、約2年をかけ、初めての“JR貨物公認”の駅弁を開発。そしてこのお弁当が巷で超絶話題に。テレビの情報番組で紹介されたり、経済新聞ウェブメディアのトップ記事をジャック。最終的には予想の5倍を超える超ヒット商品になり、入手するのが困難に。
おすすめ!エンタメを敷き詰めたユニークなお弁当
ものすごい需要があったコンテナ弁当。ここまでバズった要因はやっぱりユニークな装飾や容器、なによりもコンテナをお弁当箱にしようというアイデアでしょうね。お弁当の蓋を開けた瞬間に誘われるワクワク感は、エンターテイメントの玉手箱やー!というわけで、ある種エンタメを具現化したユニーク弁当を調査。美味しくて楽しい『食のパンドラの箱』は、イベントにおけるフードアイデアの1つとして参考にできるはず!
圧倒のビジュアライズ「松阪名物 黒毛和牛モー太郎弁当」
ビジュアルのインパクトに瞬時にやられるモー太郎弁当。明治28年創業の老舗弁当店の名物駅弁として知られています。
毎年行われる駅弁大会でも常連で、駅弁界隈のビジュアル王と言っても過言ではないこちら、なんと蓋を開けると突如としてメロディが鳴り出すすごい仕掛けも。なんでも「五感に響く駅弁」がテーマなのだとか。三重県産コシヒカリに松阪産の黒毛和牛をたっぷり使ったすき焼きを乗せて召し上がれ。
ご飯食べながら林業体験?「日田きこりめし」
美しい木で作られたシンプルなお弁当。そこに挟まるのはついつい読んじゃう新聞からのメッセージ。ミニマムでおしゃれ、シンプルでスマートなちょっとセンス良しな弁当が『日田きこりめし』です。
このお弁当が作られる日田市は古くから林業が盛んなエリア。そんな環境下で生まれたこちら、日田市の森を考えるグループ「ヤブクグリ」と創業70年の老舗料理屋寶屋が協力して作ったアイディア弁当です。ご飯の上に堂々と横たわるごぼうはまるで丸太のよう。このお弁当、日田杉でできた付属の特製ノコギリでごぼうをカットしながらいただくのが正しい食べ方だそう。きこり体験ができるお弁当、これはワクワクしますね……!
御利益UP!な名物駅弁「だるま弁当」
だるまの名産地高崎の郊外にある少林山達磨寺で開催される「だるま市」のだるまは超絶ご利益あるということで有名なだるまさん。そんな開運縁起の達磨にあやかって生まれたのがこちらのだるま弁当です。
目に鮮やかな真っ赤なだるまは持ってるだけでなんだか嬉しい特別感。山菜きのこ煮、穂先竹の子煮、花豆煮、黒こんにゃく、小なす漬け、山ゴボウなど山の幸を醤油ベースが香り立つ茶飯と一緒にいただきます。だるまの容器は食べ終わった後貯金箱にもなっちゃう、何度も美味しいお弁当です。
この弁当が目に入らぬか!「水戸印籠弁当」
「この紋所が目に入らぬか〜!」でお馴染みの水戸黄門。水戸といえば黄門様のお膝元ですが、そのストーリーを背景にできあたのがこちらの人気弁当、その名も水戸印籠弁当です。水戸黄門を見ているなら、容器の見た目の時点でテンションが上がります(笑)
お弁当は二段の重箱で、下の段には茨城県産うるち米ともち米を使用した炊き込みご飯につくば鶏、大洗のタコ、蛤など地元の名産がたっぷり。上の段には水戸ゆかりの梅を使用した青梅甘露煮や豚肉の梅和えなどが入っています。
美しすぎる妖怪たちのお弁当「ゲゲゲの鬼太郎丼」
鬼太郎のふるさと、鳥取県。それにちなんだお弁当がこちらです。蓋を開け、まず目に飛び込むのは豆腐竹輪に練梅を添えた「目玉のおやじ」。メインには柔らかく時雨煮風に生姜で煮込まれた鳥取牛。甘辛くしっかりとした味付けで、それはもうご飯が進みます。
本アイテムのポイントはなんと言っても容器です。オリジナル柄の有田焼の容器は、普段使いにおうちにストックしておきたいくらい。食べ進むにつれて妖怪たちが姿を見せる容器の構造もまた面白い。
ゴジラとタコのシュールな争い「ゴジラ対ひっぱりだこ飯」
1998年の発売以来、関西を代表するユニークな駅弁として人気を博した「ひっぱりだこ飯」は、蛸壺の形をした陶器にタコ飯を詰めたお弁当です。その伝統的なお弁当が2019年の特撮映画『ゴジラ』とコラボしたお弁当をローンチしていたのです。これがまたユニークで、ゴジラとの熱戦で焼かれた「ひっぱりだこ飯」をイメージしているのだそう。
これに合わせて欲しいのが、こちら「ひっぱりだこの蓋」。
この“ゴジラ対ひっぱりだこ飯”をはじめ、淡路屋さんには様々な蛸壺弁当があるのですが、この容器にフィットするように作られたのがこちらの蓋。というのも購入時のお弁当には蓋ではなく、紙による丁寧な包装がされています。でも、「このツボに蓋があったら色々な用途に使えるじゃん!」という要望がずっとあったんだそう。この声に応えて出来上がったのがこちらの蓋なんですね。
ストーリーを織り交ぜたお弁当をイベントで
今回のテーマは食べて美味しい、見た目に可愛いお弁当のご紹介でした。
駅弁って食べる場所にストーリーがありますよね。普段いないような場所だったり、旅行の帰りだったり、はたまた初めての出張や修学旅行、または新婚旅行だとか、とにかく何かしらのストーリーがある。だからこそ、その地特有のアイデアを詰めたお弁当を各駅が打ち出しているんだと思うんです。
そう考えると、イベントもちょっと似ているところがあると思いませんか?
イベントにはそれぞれ伝えたいことやテーマが必ずあります。イベントのプログラムも会場の装飾も、このテーマに沿って作られます。
そこに『心に残るお弁当』という『食の具現化ボックス』が登場したら……これ、アリだと思うのです。ではまた!