エンタメイベントアイデアにも使える?思わず見ちゃう世界の機内安全ビデオ
ChatGPTで要約する
みなさんこんにちは!GPの宮永です。
イベントコンテンツの1つとして頻繁に登場するのが『ビデオ制作』。弊社でも依頼を受けることがありますが、「面白ものを作りたいけどどこまでやっていいのかギリギリの線がわかんないな〜」とか、「クリエイティブなアイデアが浮かばないな……」とか、生みの苦しみを味わうのもあるあるのお話。
今回ご紹介するのは、そんな時に参考になるかもしれない映像たち。思わず吹き出すような笑えるものから、『こんなアイデアがあったのか!』と膝を打つクールなものまで多数ご紹介していきます……が。
今回ご紹介するビデオには共通するポイントがひとつ。なんと、機内安全ビデオなんです!
機内安全ビデオを面白くしなくちゃダメな理由
飛行機に搭乗した際に必ず流れる、セイフティービデオ。飛行機に何か異常が発生した時の対処法などの大切なインフォメーションを搭乗者と共有するための重要な動画ですよね。
でもこの大切な機内ビデオ、ちゃんと見てますか?
わたし、見てない!(笑)
だって毎回絶対同じ内容だし、もう大体分かってますからね。
こんな私のような乗客の多さに頭を抱えた飛行機関係者(だって、絶対見ておいてもらわないと困るビデオですからね)。そこで彼らは考えました。「そうか!乗客の注目を引くようなビデオを作れば良いんだ!」
……ということで、各航空会社がこぞって面白機内安全ビデオを作るようになったのです。
これは魅せるエンタメ作品。至極の機内安全ビデオ10選
さあ、前置きはこのくらいにして……各国航空会社の知られざる(?)絶対見ちゃう機内安全ビデオをご紹介。これは最後まで目が離せないぞ。
【クリエイティブ炸裂】カメラアングルが秀逸なアメリカンエアライン
こちらアメリカンエアラインのビデオです。魅力は何と言ってもクルクルと軽やかに変化するカメラアングルにおしゃれなセット。
「いや、これもう映画じゃん!?」ってくらい、画角や絵作りが凝っています。ラフとか構成とか、ものすごい入念に計算されてるんだろうな。見終わった後も、もう一回見たい……!となるレベルのハイクオリティビデオです。
【もはやギャグ】ここまでやるかニュージーランド航空
お次はニュージーランド航空。こちらの機内ビデオなのですが、毎回毎回新作が出るためにネット上では注目の的。何故ならば、とにかく笑えるから! 航空会社って真面目な会社のはずだよね? ここまでやっちゃっていいの? ってレベルのギャグが炸裂するニュージーランド航空のセーフティビデオを4つピックアップ。
もうダンシングおじさんの登場からしてやばいでしょ。開いた口も塞がらないけど瞼も然り。
ニュージーランドは映画ロードオブザリングの撮影地です。という親和性もあってロードオブザリングの世界が舞台です。制作にロードオブザリングの製作陣を入れる豪華っぷり。でもやっぱりギャグ。これは見ざるを得ない。
ハリウッドで機内安全ビデオを作るということで、ロマンス、ホラー、西部劇などいろいろなテイストのシーンが面白いこの一本。こんなにコロコロと世界観が変わったら、そりゃ飽きないで見続けられますね。
なんか90’Sっぽいこの雰囲気。そう、ラップとダンスで安全説明。
ここまでくると、機内安全ビデオが楽しみになりますよね!
【フランスの魅力がたっぷり】とにかくオシャレなエアフランセ
さてさてこちらエアフランスの機内安全ビデオはとにかくオシャレ〜。フランスって感じ。しかも、ただオシャレなだけじゃなく、誰もが知るフランスの名所が随時登場します。ルーブルにオペラ座、エッフェル塔にモンブラン、ボルドーやポンピドゥセンターやパリコレなどなど。「あ〜ここも行きたい!ここにも!」って感じで旅のワクワク感が止まりません。
旅への期待感を掻き立てられるんですから、これはもう見るっきゃないですね。
【まさに機内イベント】乗客が歌いだす!?ヴァージン・アメリカ航空
ミュージカル大国アメリカですからね。セイフティービデオだって歌って踊ります。踊りとダンスで機内安全についてきちんと説明しつつ、目が離せないストーリー展開。いや流石です。
驚きはこの機内安全ビデオに留まりません。次の動画をご覧ください。
機内安全ビデオでこんなに盛り上がることってありますか!? みんなで歌ってる。楽しそう〜。しかもよくよく見ると、ビデオに合わせて照明カラーがチェンジしているんです。ここまでくると、もはやイベントですね!(笑)
【80’sムード】なつかしさから目が離せないデルタ航空
コテコテの80’sムード満載なのが、デルタの機内安全ビデオ。若い人には新しく、年上の人には懐かしいビデオは搭乗客全員のハートをがっちりキャッチ! しかも小物が懐かしいアイテムばっかりで、「あ!これ知ってる!あれも懐かしい!」となる小ネタがもりだくさん。これは見ざるを得ない……。
【全時代対応!?】超有名人がそろい踏みのコンドル航空
さてこちらはドイツのコンドル航空。注目はやっぱりこの機内に搭乗しているあの有名人たち。パリス・ヒルトンにエルビス・プレスリー、エリザベス女王、チャップリンにマリリンモンロー……え? ええ? 時代も国も超えた有名人が勢ぞろいのセイフティビデオ、「次は誰が出るかな?」と思わずチェックしちゃいます。
【やっぱりK-pop】イケメンで目の保養、大韓航空
お次はお隣、韓国の大韓航空。どんな機内安全ビデオかって?聞くのも無粋ってっもんですよ。そりゃK-popでしょ。
イケメンK-popアイドルがクールにキメます。ミュージックビデオのような機内安全ビデオにメロメロにされる女子は多いはず。
【日本は伝統芸能で勝負】ANA
お隣韓国はK-popでクールにキメた。だったら日本は?
それはもう、伝統芸能でしょう!
ANAの機内安全を説明するのは、日本が誇る伝統芸能歌舞伎役者。歌舞伎と浮世絵で説明されるセイフティビデオは結構オシャレ。ユーモラスに演出する一方できちんと丁寧に機内安全のススメを説明しているというポイントは日本ならではです。
『機内安全ビデオ』というイベント
もともと、機内安全ビデオは空の旅を安全なものにするために絶対に乗客と共有しなければならない重要なビデオです。ただ、内容自体は別に目新しいものではありませんし、面白いものでもありません。
今や動画の世界も面白いものが溢れすぎて、必要なだけで面白くないものは見てもらえない……
だからこそ、今回紹介したようなユーモアが効いていたり思わず驚いちゃうような作品が生まれるんです。
『伝えたいことがあるからこそ、それを知ってもらう為にゲストの興味に寄せていく』。これはイベントにも通じる考え方です。独りよがりなイベント内容では参加者に届きません。航空会社ってイベントシーンとは全く関係ない気がしていましたが『いかにお客様(参加者)の興味を引いて、大事なことを聞いてもらうか』という視点考えると、通じるものがあるのかもしれません。