「湘南キャンドル2022」を徹底考察!その凄さや意味合いに迫る
目次
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どうも!最近マーケティングのスクールに通い出したおかげで、ようやくKPIという言葉の意味を理解したりょうけんです。(てっきり乾杯だと思ってました)
今回は、江の島シーキャンドルで11月6日までやっていた行われていた「湘南キャンドル2022」というイベントに行ってきたので、それについて考察を交えながら書いていきたいと思います。
約10,000基のキャンドルが灯る「湘南キャンドル」
まず初めに、今回訪れた「湘南キャンドル」というイベントとはどんなものかを簡単に説明します。
『湘南キャンドル』とは日本の美しい夜の灯台として“日本三大夜灯台”に認定されている江の島シーキャンドルを中心に江の島一面で実施されている照明イベントで、10月15日~11月6日までの期間限定で開催されていました。
このイベントで使われているキャンドルの数は約10,000基にのぼり、江の島全体を色鮮やかな灯があたためるといった内容となっております。
訪れる際は事前チケットを購入することがオススメ!!
湘南キャンドルに行く際は事前にオンラインでチケットを購入しておくことがおすすめです。
今回僕は11月3日の祝日の日に行ってきたのですが、この湘南キャンドルに行くことを決めたのは前日の夜でした。(ものすごく弾丸での訪問)
その為参加費用だったり、具体的な開催場所がどこにあるのかなどは行ってみてから確認という流れでした。しかし、実際に行ってみるとまさかの大行列!!
一緒に行った友達と「え.…..これどこが購入場所なんだろう?」という話になるほど……列の全体が把握できない大行列でした。
「完全に失敗してしまったな…」と思いながら列に並び続け、1時間が経過したころ——「アソビューで事前登録をされている方はそのまま入口までお進みくださーい!」と叫ぶ係員の声が聞こえました。
「これって今からでもオンライン購入ができるのか??」とダメもとでホームページからアソビューのページを飛んでみると……当日大行列の並んでいる最中であっても購入することが可能で、無事行列から抜け出すことができました。(珍しく頭を使いました)
長々とエピソードトークを繰り広げましたが、結局は言いたいことは「湘南キャンドルに参加する場合は必ず事前にオンラインでチケットを購入すること」をおすすめいたします。
湘南キャンドル2022の見どころを徹底考察!
続いては、いよいよ湘南キャンドル2022の見どころをご紹介していきます。
シンプルだが魅力ある演出設計
まずは湘南キャンドル2022の照明演出についてです。色鮮やかなキャンドルによる照明演出で視覚的な感動を与えている本イベントですが、その本質となる照明演出の仕組みはいたってシンプルです。キャンドル一つ一つは何の変哲もないどこにでもあるキャンドルです。なのただ火をつけるだけでは特別変わったことは起こりません(当たり前ですよね)
ただ、これらのキャンドルが色のついた筒の中で火を灯すことによって、下の写真のような色鮮やかな照明演出が可能になるんです。
上の2枚の写真を見比べてみてもその差は一目瞭然ですよね。筒を変えるだけでここまで視覚的な変化が現れるものなんだと僕自身も感心しました。
2枚目の写真をよく見るとロウが溶けているのが分かるので、本当に筒を変えてるだけなんです。(大事なことなので2回言っておきます笑)
意外な方法で簡単に真似もできる
つまり、照明演出の仕組みとしては全く難しいことはしていなくて、何ならスマホのライトとラベルを外したペットボトルがあれば同様の演出をすることは可能です。(スマホのライトの上にペットボトルを乗せる)中のドリンクの色がそのまま照明の色になるので。例えば赤色を見せたいならりんごジュース、青色ならスポーツ飲料、紫色ならぶどうジュース、黄色ならレモンジュースとかでしょうか。
今述べたのは単なる例ですが、すなわちそれほどシンプルな演出設計がもとになっているというわけです。もちろんただシンプルな照明演出を使ったというだけでは、これだけすごい画を作ることはできません。照明をシンプルにした分、浮いた工数が他の部分にかけられています。
シンプルがゆえに工夫を凝らした見せ方が凄い!!
湘南キャンドル2022の照明演出がものすごくシンプルな仕組みで構成されていることは上記でお伝えしました。次に注目したいポイントはそのキャンドルの見せ方です。
しつこいようですが、キャンドル一つ一つはシンプルがゆえに単体で見ると大した感動はありません。しかし、それらが上手く合わさることで一つの大きな絵として見せられる設計が可能になっていました。
僕が印象に残っているスポットの一つが上の写真です。青と白を使ったシンプルなデザインですが、一目見たときに天の川を想起しました。(あくまで主観ですが)
白のキャンドルの間を青のキャンドル群が流れていくような見せ方をしており、青が持つイメージも相まって水が流れる川のような印象を受けました。
下の写真で見るとより分かりやすいかと思います。
よく見ると写真の左上には置物がありますが、これは川上を表しているのかもしれませんね。
川上から流れる水を青色のキャンドルで表し、白のキャンドルが示すのは地面でしょうか。僕は光という事も加味して白のキャンドルを夜空に見立て、天の川を示しているのではないかと考えました。(皆さんはなんだと思いますか?)
想像力をかきたてる創造力
一つの例を基に考察をしてみましたが、作り手の意思が感じ取れるような演出はやはりすごいなと感じました。これこそがクリエイティブの本質かもしれないなと僕自身は感じました。
映える写真がたくさん撮れる!!
僕は今回湘南キャンドルに初めて参加したのですが、毎年参加される方もやはり多いみたいです。湘南キャンドルが長年愛されている理由の一つが映える写真がたくさん撮れるということだと思います。(写真好きとの相性がいい)
実は僕も最近写真を撮ることにはまりつつあるので、非常に楽しめました。(少し写真を紹介させてください)
他にもTwitterなどのSNSで湘南キャンドルと検索をすると僕よりも本当に奇麗な写真を撮られている方の投稿が見られるので是非一度検索をしてみてください!!
そもそもなぜキャンドルなのか???
ここまで湘南キャンドル2022の魅力や演出の仕組みについてお話をしましたが、「そもそもなぜキャンドルなんだろう??」って思った方もいらっしゃるかと思います。(僕は思いました)
なので「そもそもなぜ照明演出の中でもキャンドルを使っているのか」について考察をしていきたいと思います。
キャンドルの灯が持つもともとの意味
キャンドルの灯にはしっかりとした意味や役割があると思ったので、キャンドルの灯が持つ効果に注目したいと思います。
キャンドルの灯すあかりには人を落ち着かせるリラックス効果があると言われています。キャンドルのあかりは空間だけでなく、人の心も温かくすることができるみたいです。(副交感神経に効果があるみたい)
詳しい科学的な根拠はこちらのサイトをご参照ください!
あとは「あかり」が持つイメージから「希望」のようなポジティブな意味合いも含まれているのかもしれません。
LEDのような電気照明ではない理由とは?
今度はキャンドルの持つ意味を考える上で、どうしてLEDのような電気照明ではだめだったのかという疑問から逆算して考えていきたいと思います。
イベントでもよくレーザー照明やLEDライトのようなかっこよくて、映える演出を使用することがあります。オープニングや表彰など会場の盛り上がりを演出したい場合には非常に効果的な照明演出だと思っています。
ただ個人的な印象で言うと、レーザーやLEDといった照明演出は長時間の使用には不向きだと思います。飽きるというか刺激が強くてもういいかなといった感じです。
なので湘南キャンドルのような敷地内をゆっくり写真を撮りながら回るというコンセプトのイベントとの相性はよくないと思います。(どんな演出も使いどころが肝心)
キャンドルは参加者のコミュニケーションを促すことが狙い
上記2点の理由を踏まえると、本イベントでキャンドルが使用されている理由は「”ゆっくりと”奇麗な情景を見て回るため」と考えられそうです。
さらに、リラックス効果を感じながらゆっくりと回ることで参加者同士の何気ないコミュニケーションを促すといった狙いまであるのかもしれません(そこまで計算して作られていれば本当にすごい)
最後に
今回は「湘南キャンドル2022」の見どころや演出効果について考察を交えながらご紹介いたしました。本イベントは毎年行われているようなので、今回参加できなかった方は是非「湘南キャンドル2023」に足を運んでみてください!