もはや宅飲み。サントリーの期間限定企画が面白い
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みなさんこんにちは!良質なエンタメの骨子といったら良質な発想……ということで、常に面白いアイデアを模索する日々が続きます。そんな中、サントリーによる興味深い期間限定の居酒屋を発見しちゃいました!ここではどうやら“疑似宅飲み体験”をすることができるそう。
開催期間は過ぎたものの、その発想は目を見張るものあり!今回は、サントリー鏡月Greenによる居酒屋「あの人の家」についてご紹介。
期間限定居酒屋のコンセプトは「あの人の家」
渋谷で4月25日(木)~29日(月)の期間限定でオープンしていた『居酒屋「あの人の家」presented by 鏡月Green』。開催期間は5日間で、開催期間中に個性豊かな男女5人の家主が日替わりでゲストを迎えるちょっぴり風変わりな設定が「面白いなぁ。ちょっと、いいかも」なんて、好奇心をくすぐってきますよね〜。
「たのしいお酒が、いいお酒」というメッセージを軸に、若年層を中心に新たなファン拡大を狙い打ち出す“自然体でお酒をたのしむ没入型体験店”は、多くのユースのハートをキャッチ。
4月10日(水)に告知ムービーを公開すると特設WEBサイトでの先行予約が殺到し、その“面白い趣旨”に多くの人が惹きつけられました。
遊び心くすぐられる「あの人の家」はどんな所?
”疑似宅飲み居酒屋”「あの人の家」をスペシャルなものにするのは、他では味わえない様々な“特徴”です。
日替わりで5人の家主と出会える空間は、実家のおかんが月2で来るらしい芸人志望の幼馴染「吉田」の家や、タロット占いを副業にしている姉御肌な先輩「鈴木」の家、カルチャー度高すぎる音楽好きな高校の同級生「藤田」の家など、皆さんの身近に一人はいたであろう”あの人の家”を再現。安心して楽しめる超絶コジーな没入型の全く新しい居酒屋なのです。
ここで紹介!5人の個性的な店主たち
日替わりで登場する個性豊かな【居酒屋「あの人の家」】の5人の店主をサクッと紹介。
①4月25日(木)の店主
実家のおかんが月2で来るらしい、芸人志望の幼馴染「吉田」の家(男性)
②4月26日(金)の店主
休日はキャンプに行く、アウトドア好きな同期「佐藤」の家(男性)
③4月27日(土)の店主
タロット占いを副業にしている、姉御肌な先輩「鈴木」の家(女性)
④4月28日(日)の店主
カルチャー度が高すぎる、音楽好きな高校の同級生「藤田」の家(女性)
例えば姉御肌の「鈴木」の家で仕事のグチを聞いてもらったり、「吉田」の家でネタの練習に付き合ったり、「藤田」の音楽論に耳を傾けたり坂本の恋愛相談に付き合ったり……。もし、あなたがゲストで「あの人の家」へ行くとしたら、誰の家で宅飲みしたいですか?
家主に合わせて5日間毎日変わる家のレイアウト
個性的な家主がいるなら、家のレイアウトだって違うはず。「あの人の家」は日替わりで変わる家主に合わせて部屋のレイアウトをはじめ、置いてある物など細部までこだわっているのも特徴です。それぞれの家主の趣味や個性を感じられるように“あの人の家”を完全再現しています。
例えば、音楽好きな藤田は学生時代にバンド活動をしており、今はバイトをしながらシンガーソングライターを目指しているという設定。フランクな性格で昔から何かとセンスが良くアート好き。藤田は気分が良くなってくると部屋にあるギターを持って歌い出すなんて情報もあるので、運がよければ歌を聴けるかもしれませんよ!
それぞれの家主が勧める「鏡月Green」の楽しみ方
斬新な面白企画に気を取られがちですが、ベースにあるのは「鏡月Green」の若年層へのアプローチ。ということで、もちろんお酒の飲み方だってちゃーんとユニークな設定に。
山椒や紅ショウガ、マーマレードetc。鏡月Greenは定番の炭酸水やお茶に加え、台所にある色々なもので割れば全く違う楽しみ方ができるのが特徴で、ブランド側もそこが推しポイント!ということで、日替わりでそれぞれの家主のおすすめの飲み方を教えてくれます。同様に冷蔵庫や部屋の中にあるスナックやおつまみ、ソフトドリンクを自由に楽しめるのも宅飲みならでは。
キャンペーンに合わせて3本の新しいスペシャルムービーも公開
イベントと同じタイミングで、「鏡月Green」から3本のスペシャルムービーの公開も。さすがサントリーさん、プロモーションのタイミングがバッチリすぎる。
内容は「鏡月Green」の世界観を表したブランドムービーや意外な飲み方のアレンジ提案ムービーなど、多様な切り口で構成。俳優・モデルとして活躍する中田クルミさんが店主という設定で、サニーデイ・サービスの音楽に合わせ仲間とリラックスした気持ちでお酒を楽しむ世界観に、思わず「鏡月Green」を購入しに足が動き出しちゃいそう。
「たのしいお酒が、いいお酒」だからコジーな空間を
2022年春にリニューアルを果たして以降、「鏡月Green」はユース世代のアルコール事情に関して様々なアンケートを実施しています。
その中には「若年層の約6割は新生活において、新しい出会いやコミュニケーションの機会としてのお酒の場を求める」という一方、約8割が「直近1~2年以内でそのような場へ行く頻度は少ない」と感じたとのデータが。
そして行きたいと思うお酒の場については、1位「話が弾み、盛り上がる場(40.8%)」、2位「気を遣う必要がない場(36.5%)」、3位「リラックスできる場(36.3%)」という結果が。このリサーチ結果をもとに考案されたのが本企画だったんですね。
新生活が始まり新しい出会いやコミュニティが生まれやすい4月に改めて、仲間とともに気楽にお酒を飲む楽しさを体験してほしい。そんな想いのもと開催された『居酒屋「あの人の家」presented by 鏡月Green』は、彼らの思惑にまさしくフィット。大きな話題性を産んだイベントとなりました。
参加人数は限られたものの、同時進行で行われたプロモーションやビデオの発信で本プロダクトへの注目とブランディング認知はバッチリ。とにかく細部まで練られたワクワクしちゃう今回の企画には、コンセプトや新たな発想にまつわる多くのヒントがありそうです。イベントは終了したものの、勉強がてらどんなイベントだったのかを見直してみるのもありなのでは?それではまた。