GP JOURNAL

世代を問わず楽しめる!イベントにも使える『目の錯覚』アイデアをリサーチ

ChatGPTで要約する

“GP TECH” generating now…

こちらの要約文はAIによって生成されたものであり、情報の正確性を保証するものではありません。
トリックアート、目の錯覚、イベントアイデア
Photo:Instagram@jrから引用

イベント含め、エンタメシーンでご活躍されている方々って“面白いものを常に探し続けること”がお仕事の1つでもありますよね。たとえば、イベントで使用する紙物から動画、会場装飾、設営に展示する創作物に至るまで、会場を訪れてくださった方の驚いた顔、感動した顔が我々のモチベーション。加えて、手掛けた企画のパフォーマンスの高さは次のお仕事にも繋がっていきます。

だからこそ、道を歩く時だって、ネットサーフィンする時だって、いつでもクリエイティブなアイデアと出会う可能性を頭の念頭においている……もうこれ、職業病です!

ということで、そんな職業病を抱えていらっしゃる皆さんにアイデアのおすそ分け。老若男女楽しめる“目の錯覚”のアイデアをサーチする回です!

積極的に目の錯覚を利用しよう

『目の錯覚』、誰もが一度は「えっ!?」って驚いたことがあるはず。老若男女、年齢性別問わずに楽しめるナイスな技法でもあります。この『目の錯覚』の活用シーンを牽引するのは、皆さんご存知トリックアートです。子供から大人まで楽しめるトリックアート展は人気イベント。しかし、トリックアートの出番は展示会だけではないのです! 今回ご紹介するのは、「目の錯覚を利用したクリエイティブアイデア」。

華やかな驚きを与える会場ペインティングはもちろん、手元に残るイベント資料、プロモーション用の動画作り、お客さんへの危険回避まで、多種多様な使い道ができるのが“目の錯覚アイデア”です。

いつもとはちょっと違う、ハッと目に留まるスマートアイデアはイベントコンテンツとも高相性……ということで、早速事例をご紹介していきましょう。

交通安全からプロモーションまで。目の錯覚を利用したアイデア事例

交通事故を防ぐ。画期的な街中のトリックアート

トリックアート、目の錯覚、イベントアイデア
Photo:Youtube@Gústi Productionsから

本来、どんな道でも歩行者は優先です。しかし、シンプルなはずなのに、そのルールを守れない人って案外多いもの。そこで、交通事故を防ぐため、アイスランドのイーサフィヨルズルで取り入れた画期的な方法がトリックアートでした。

想像してみてください。あなたは車を運転するドライバーです。車を走らせているとき、急にこんな立体的に見える横断歩道が出てきたら……?! これはもう、速度を落とすしかないですよね。

この横断歩道の仕掛けはいたってシンプルです。横断歩道に通常の白い塗料だけではなく、薄いグレーと濃いグレーを絶妙に配置。 そうすると、あら不思議。正面から走ってくる車から見ると、白い立体の棒が宙に浮いているように見えちゃうんですね。

空中に浮かんで見える立体的な横断歩道。これは交通事故撲滅にうってつけ!
でも、この『立体的に見える』表現を交通安全のためだけに使うのではもったいない!
目の錯覚と人間の習性を活用した見事なしかけ。仕組みそのものは再現可能なので、イベント会場での交通配備や、物販待ちのエリアでのインスタスポットとして利用できるのでは?

恐怖のエレベーターで絶叫アトラクションのPR。

トリックアート、目の錯覚、イベントアイデア
Photo:YOUTUBE@Alton Towersから引用

いつものようにエレベーターに乗ろうと、ふと足元を見てみると……。

こちらはイギリスの人気テーマパークが仕掛けた、絶叫アトラクションの宣伝のためのゲリラマーケティング。テーマパークからほど近いショッピングセンターにあるエレベーターに施したドッキリ企画で、何と底が抜けているように見える内装をエレベーターに施しちゃったんですね。

このデザインがあまりにもリアルすぎて、エレベーターに乗ろうとした人々が次々と緊急ストップ! そりゃそうですよね、こんなのビックリするなという方が無理!
この企画はエレベーターを装飾していますが、会場の一部に底が抜けているような装飾を配置するなど、イベントでも応用できそうなアイデアです。

心理戦!モザイクがかかったグルメ動画。

トリックアート、目の錯覚、イベントアイデア
Photo:YOUTUBE@Март.рфから引用

とあるイギリスのレストランがFood Porn、いわゆる「飯テロ」というテーマをもうけ、一番美味しそうな部分にモザイクをかけた動画をローンチしました。

ハンバーガーを焼くときのジュージューとなるサウンドや、滴る黄身や肉汁……。美味しそう……なのに、肝心な部分が見えない!!!これはもう、現場に行くしかないでしょう!


人間は欠けているところ、見えていないところにこそ注目してしまうもの。そんな人間の心理を巧みに利用し、『一番おいしいところを見せない』という逆転の発想でフードの魅力を大胆にブランディングしたこちらの技法。もちろん食べ物以外でも応用可能です。しかもこれならチラシ等の紙ベースの宣伝の他、web宣伝でも使えます。さっそく使ってみたいアイデアだと思いませんか?

廊下は走るな、を地でいくフロアデザイン

トリックアート、目の錯覚、イベントアイデア
Photo:solsmursplafonds HPから引用

お次は内装系のトリックアートです。

子供の頃、常日頃から口うるさく言われ続けた「廊下を走ってはいけません」という言葉。でも廊下って、縦に長くて奥行きがあるもんだから、どうしても走りたくなるんですよね……。

そんな大人と子供の攻防戦に一石を投じる、口を酸っぱくして子供達に注意しなくても大丈夫かも、と思わせてくれる床を発見しました。それがこちら、イギリスのタイルメーカー「Casa Ceramica」のショールームに続く廊下です。

こちら、色や形の異なるタイルを組み合わせ、正面右側に巨大な凹凸があるかのように見せるマジックアートが使われています。わざわざ大人たちに「走らないで!」と言われなくても、私だったら止まっちゃう。

めちゃくちゃキュートなシャドウアート

トリックアート、目の錯覚、イベントアイデア
Photo:DAMON BELANGER HPから引用

さて、お次はシャドウアートのご紹介。シャドウアート……といっても、あまり聞いたことない方が多いのでは? 簡単に言えば『3Dの何かに本物の影かのようなデザインを施すもの』。派手さがないぶん、トリックアートに比べるとフォーカスされていないかもしれませんね。でも、だからこそ、さらっとあるとなんだかイケててクールなんです。

トリックアート、目の錯覚、イベントアイデア
Photo:DAMON BELANGER HPから引用
トリックアート、目の錯覚、イベントアイデア
Photo:DAMON BELANGER HPから引用

カリフォルニア州レッドウッドシティのダウンタウンには、至る所にシャドウアートがあります。なんてことないんですけど、子供達は大喜び。ふと見たところに影のアートがある。それに大人にとっても忘れかけていたワクワク感を思い出してくれる存在なのだとか。

エッフェル塔を利用して

フランス、パリの名所といえばエッフェル塔。そんな観光名所の広場に、巨大な崖の誕生です。

切り立った崖の上にそびえ立つエッフェル塔。その下には華々しいパリの街が広がっています。スタイリッシュなこのトリックアートのインスタレーションは今年の5月末に一般公開されたばかり。
コロナで旅行もできず気分が落ち込んでいるいま、多くの人々が非日常の世界を目にすることで元気をもらったことだろうと思うのです。

新聞の中のキッチン。コロナキッチンの錯覚的広告

トリックアート、目の錯覚、イベントアイデア
Photo:DESIGNER DAILY HPより引用

大掛かりな装飾が続いたので、ぐぐっとスケールダウンして、身近なところにフォーカスしてみましょう。
コロンビアのキッチンメーカー、コロナキッチンによる切り口が面白い広告がこちら。

パッと見は、白黒の文字が羅列されているいつもの広告欄。しかし、コロナキッチンの枠はなんだか立体的。

ん? いやいや、よく見てください。なんか見えてきませんか? 
そう、よく見ると、ガスコンロ、オーブンなどを備えたミニチュアのキッチンがデザインされているんですよ! 本来の広告ページのデザインを利用して作った同メーカーらしいアイデア。クリエイティブですよねえ。
ここまで緻密ではなかったとしても、文字でもデザインできるというのは大きなヒント。イベントならではの何かを錯覚的にパンフや広告に入れる等、ここから拾えるアイデアがあるのではないでしょうか?

終わりに

今回は目の錯覚を利用したアイデアをサーチしました。
シンプルながらクリエイティビティに溢れていて、多くの人々が幅広く楽しむことのできる錯覚系アイデア。イベントやエンタメのコンテンツとして、動画から紙、さらには会場でもコンテンツとして成立するアイデアがいっぱいです。あっと驚くイベント作りに積極的に取り入れてみたいですよね。ではまた!

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公開日:

2021SEP

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