【エンタメ最前線】最先端のエンタメは“水中”で発生中?!
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こんにちは!GPの宮永です。
人とは欲深き生き物でして、常に目新しいものを追い求めるもの。
中でも特に私たちが携わるイベント界隈では、エンタメ性溢れる刺激的な最新トピックが求められます。
そういった世界を作り出す以上、イベンターはリサーチ命。「ここ最近注目される、最先端のエンタメトピックスはなんだ!?」ということでじっくり世界を眺めてみると、今まで想像し得なかった“あそこ”を舞台にエンターテイメントが生み出されているではありませんか。
その舞台とは、そう、水中です!
水面下にて「水中エンタメ」が続々登場中…。
何か新しいネタはないかなあ〜と、エンタメに纏わるネットサーフィンをしていたのは先日の話。ふとある記事に目がとまりました。
「ドバイに誕生した世界一深いプール「Deep Dive Dubai」で水没都市を探索」
なんだろうこれはと思いクリックをすると、驚きの写真が。
なななななんだこれは。CGじゃない、本物!?そんなことできちゃうの?!想定外の規模感……こんなの、テンション上がらざるを得ないじゃないですか!
「Deep Dive Dubai」とは、つい最近誕生した世界で最も深いダイビング用プールでアクティビティができる場所。その大きさから、ギネス世界記録に認定されたダイビングプール施設でもあるんですね。さすがはドバイ……。
世界広し、様々なジャンルのアクティビティやイベントはあれど『水中でのエンタメ』は想像だにしていなかったので心底びっくり。だって、我々人間は常識的に考えてとりあえずは酸素が必要ですよね?!
でも、そんなことは関係なし。時代は科学技術とともに進化しているのです。
エンタメの幅も広がったなあと思いつつ、もしかして、他にも水中エンタメやそれを補うツールがあるのでは……?と、期待は膨らむばかり。リサーチをかけたところ、さすがに数こそ多くはありませんでしたが、確かに世界には存在していたではありませんか!
ということで、今回はアクアリウム状のレストランやホテルなどではなく、本当の意味で“水中”を舞台にしたアトラクションに絞って紹介していこうと思います。
壮大な水中世界で体験できるアクティビティ
世界一深いプールでネクストレベルの体験を「Deep Dive Dubai」
まずはこちらから。先ほどご紹介した「Deep Dive Dubai」です。この水中エンタメへの興味のトリガーを引いてくれた話題でもありますね。
簡単に説明すると、こちらはダイバーのためのアクティビティ施設。水深60メートルという、とにかく深いプールを保有することからギネスの世界記録に認定されています。
ここで楽しめるアクティビティはもちろんダイビング。年間を通じてスキューバダイビングコースや、海外の人気ダイビングプロチームが運営するガイド付き体験などを楽しむことができます。プロがしっかりサポートしてくれるので初心者でもOKですし、もちろんライセンスをもつエキスパートだって◎。
そしてね、この施設がとにかくすごいんですよ。広さ1,500平方メートル、水深60mのプールの水量は1,400万リットル……なんと、オリンピックプール6個分に相当するのだとか。
こちらで楽しめるのは神秘的な水中都市です。
プールに潜ったその先には水没した街。潜って進むほど景色が変わり、様々な街の風景に出会える作りになってるんです。
水中都市のストリートへ行けば街灯やATMなどが、ビルの一室に入れば誰かが暮らしていたであろう家のベッドルームやダイニング、車の置かれたガレージなどを探索することができます。恐ろしいクオリティの高さ……
因みにこちらダイビングのアクティビティのみならず、最新テクノロジーを駆使してMICE用施設や撮影用の施設としても使用できちゃうそうです。
これは色々とネクストレベルなことが出来そうな予感…。いずれにせよ、まずは一度行ってみたい!
今冬OP、マイアミビーチの海底アトラクション「The ReefLine」
マイアミにオープン予定のアトラクション「The ReefLine」。こちらも2021年OPENということで、少しづつ水中アトラクションが頭角を表し始めてきたのが分かります。これから世界中に水中エンタメ施設が出来てくる予感がプンプンしますね!
こちらの施設はシュノーケリングとダイビング用のコースが用意されており、海底アクティビティを楽しむことができます。水中に潜ると人工のサンゴ礁に加え、国際的なアーティストやデザイナーによってデザインされた環境に配慮されたアート作品が展示されています。
ドバイの方は都市でしたが、こちらは摩訶不思議で美しい海底世界が広がっています。
このプロジェクトはBlueLab Preservation SocietyのXimena Caminos氏と建築家であるOMAの重松象平氏によって運営されています。世界で活躍する若手二人によるスーパープロジェクトというだけでワクワクがとまらない!
彼らは海洋生物学者や海岸工学者などの専門家チームと協力してこの水中公園を作っているのだそう。しかも、この水中公演はまだ未完成。完成の暁にはこの水中公園がギャラリーとしての役目も担うんだとか…。壮大…。
第一弾の展示はアルゼンチンのコンセプチュアル・アーティストLeandro Erlichによるもの。
CO2排出の象徴であるトラックや自動車を模した彫刻や、環状に形成されるサンゴ礁から連想した水中螺旋階段などの環境に配慮した本パークのテーマに沿った作品が水中に展示されています。
最終的には全14.5Kmの水中ギャラリーになる予定とのこと。水中浮遊しながらアートを楽しみ環境についても考えるエンターテイメント。時代に取り残されないようにしなくちゃ…。
ランサローテ島の海底美術館「Museo Atlántico」
スペインのカナリア諸島といえば、超有名観光地。世界各国から多くの観光客が訪れます。そんなカナリア諸島の1つであるランサローテ島にあるのがこの「Museo Atlántico」。海底に作られた海底の美術館です。
こちらは入場できるのが『ダイビング経験者のみ』に限定されています。ダイビングスーツにボンベを装着して海底15mmまで潜っていくと、眼下に広がるのは驚きのアート空間。
海底に配されているのは、なんと300体もの彫刻です。海の底に静かに眠る彫刻は、遥か昔に石になってしまった人々のようでミステリアス。
海底に潜るとそこは静寂の世界。海の生き物たちが素知らぬ顔で行き交う水中世界にひっそりと存在する海底美術館の神秘さは異次元です。SF映画の世界の中に迷い込んだ感覚に陥りそう。
このプロジェクトはイギリス人現代美術家のJason deCaires Taylorさんがランサローテ島政府と協力して運営しているものだそう。
世界は可能性で溢れている
以上、水中エンタメ最前線でした。
人間の欲への探求は“酸素”という我々ホモ・サピエンスにとっての必須事項をも飛び越えてしまうんですね。ヒューマン恐るべき……。
今後、世界レベルで水中エンタメ施設は増えていくと思われます。もしかしたら、ある程度の大型施設であれば水中アクティビティを容易に楽しめる、そんな時代がやってくるかもしれません。来たる時期に向けてアンテナを張っておくことに損はなし、ですよね?ということで、今回はネクストレベルな水中エンタメ事例についてご紹介させていただきました。ではまた!