夏のイベントといえばこれ!世界各国の風物詩、夏のお祭り集めました
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みなさんこんにちは!GPの宮永です。
夏本番!ということで、めちゃくちゃ暑い日が続いていてもうヘトヘト…。夏バテしたって仕方ないよなあ…なんて思う今日この頃ですが、ネガティブな気分を一蹴してくれるのが夏の風物詩である夏祭りです。
縁日に盆踊り、浴衣を着てかき氷!なんて小さい頃から親しんできた夏祭り。「暑いから夏嫌いなんだよね」なんて口先で言っても、ワクワクしてないわけがない!
そんな我々日本人にとってなくてはならない真夏のエンタメの夏祭りですが、海外ではどんな夏祭りが開催されているんでしょう? ということで、本日は世界の夏祭りを調査してみました。
世界の夏祭り7選
①イギリス「ミリタリー タトゥー」
まずはこちら。
イギリス、スコットランドの首都であるエディンバラで開催される『ミリタリータトゥー』はイギリスで最も古い城のひとつ、エディンバラ城のエスプラナード広場で毎年8月に行われる大イベントです。無骨で美しい城の広場にずらっと並ぶ伝統衣装のキルトに身を包んだスコットランド軍の音楽パレードやショーは圧巻。
元々は第二次世界大戦以降の復興期に人々を元気づけたいということからスタートしたのですが、その壮大さから世界中を魅了し、今や40カ国が参加する一大イベントに。しかも、チャリティー的な要素も併せ持つ社会的意義の高いイベントです。
観客は毎年、約22万人!その規模の大きさはイメージしていただけるかと思います。
バグパイプの演奏など、スコットランドらしさ全開な一方で、イギリスと親交の深い国々の民族衣装や伝統芸能、パフォーンスを見る絶好の機会。さらにフィナーレを飾る大きな花火やモーターショーをはじめ、エディンバラ城を装飾するプロジェクションマッピングなど、コンテンツも時代に合わせてアップデートしています。
日本の夏祭りは神社で縁日ですが、スコットランドではエディンバラ城。素敵ですね!
②スペイン「牛追い祭り」
お次はアーネスト・ヘミングウェイの小説で一躍有名になったスペインの『牛追い祭り』をご紹介。スペインはトマトをぶつけまくるトマティーナなど、有名なお祭りが夏に集中していますね。さすが燃え盛る情熱の国。
お祭りのメインは、やはりエンシエロと呼ばれる牛追いでしょう。そもそもの始まりは、闘牛で戦う牛を移動させるただの輸送でした。しかし、いつの頃からかその牛の輸送列に混じって走る人々が増えていき、いつしか1000人以上が参加する一大行事となったのだとか。
期間中は毎朝8時から牛追いがスタート。闘牛場までの約800mを荒ぶる牛とともに多くの人々が駆け抜けます。ちなみに、18歳以上であれば性別国籍不問で参加できますので、ぜひトライを。
もちろん、牛追いの他にも早朝のパレードから深夜まで続くダンスパーティ、コンサートに大道芸など魅力は様々。
「パンプローナ市民たちよ!ビバ・サン・フェルミン!」という市長の声とともに参加者たちが「ビバ!」と返し華々しくお祭りが始まるそうです。
この熱気を拝むためだけにも行ってみたいですよね!
③フランス「パリ祭」
7月14日はフランス革命記念日です。この日に合わせ、パリはお祝いムード一色に染まります。
なぜフランス全土ではなくパリなの?と思うかもしれませんが、フランス革命のきっかけはパリにあるバスティーユ牢獄の襲撃。なので民主主義が始まった地として、フランス人にとってパリは特別な場所なんです。
パリジャンたちが心待ちにするパリ祭は催し物がいっぱい! まずはシャンゼリゼ通りで行われる1880年から行われている、歴史ある軍事パレード。この時の見ものといえば、フランス空軍のアクロバット飛行!これが最高に格好良いんです。パレードは凱旋門からコンコルド広場へ向けて2時間かけて行われるんですが、これがまたゴージャス。
その他にもエッフェル塔から打ち上げられる花火や、募金集めとエンターテイメントの一大スポットとして君臨する消防士のダンスパーティー、オルセー美術館やオランジェリー美術館、ルーブル美術館などの名高い博物館がすべて無料になるなど素敵なコンテンツが盛りだくさん。夏のパリに行く機会があれば、是非パリジャンたちと一緒に革命記念日をお祝いしたいですね!
④オーストリア「ブレゲンツ音楽祭」
ドイツと並び音楽大国であるオーストリアで開催される音楽祭はどれをとっても世界トップレベルとして、世界中の音楽ファンを魅了し続けています。その中でも絶大な人気を誇るのがブレゲンツ音楽祭。
こちらの音楽祭の特徴は、何といってもボーデン湖上に設けられた特設ステージでのオペラ。湖の上にステージができるんです!! ステージを囲むように設置された客席は約6,000席に及びます。通常のハイレベルなクラシックコンサートは音の反響なども考慮され、室内での上演が多いということもあり、屋外、それも湖の上というステージはスペシャル感満載。しかも、毎回上演項目に合わせて用意される舞台美術がものすごい!
こんなのとか
こんなのとか
さらにはこんなのとか!
オーストリアの人々はボーデン湖に巨大なアート作品が作られ始めると「夏だなあ」なんて思ったりするのかもしれませんね。
⑤ドイツ「バイロイト音楽祭」
ワーグナーの生誕地、バイエルン州のバイロイトで毎年7月から8月にかけて開催されるバイロイト音楽祭。ワーグナーの作品のみが上演される、ドイツ国民にとって最も高貴な音楽祭です。
こちらの音楽祭、実はワーグナー自らが「ニーベルングの指環」を上演するために創設したもの! 7月25日から8月28日に渡り、約30公演が行われるのだそうです。
チケットは毎年争奪戦で、コロナでてんやわんやな今年に関しても約2時間でチケットが完売してしまったらしいです……。
ドイツといえばベートーベンやバッハ、ブラームスにシュトラウスなど、数多くの天才を輩出してきた音楽大国。そんな音楽の国は、お祭り欲に疼き出す夏の一大エンタメもまさかのクラシック! ドイツのアイデンティティはそのままに、上品に攻めてきた感じですね。
「今年も暑くなってきたわね……バイロイト音楽祭の季節がやってきたわ」みたいな感じなのでしょうか。
⑥アメリカ「サンディエゴ・カウンティーフェア」
カリフォルニア州のサンディエゴはメキシコ国境に近く、冬でも温暖な気候です。そのため観光地として人気も高く、多くのアトラクションがある場所として知られています。そんなエンタメスポットで一番人気として君臨するお祭りが『サンディエゴ・カウンティーフェア』なのです。
そもそもカウンティーフェアとは、郡で年1回開催されるお祭りのこと。農産物・家畜の品評会やゲームなどいろいろなイベントが行われる、まさに日本の夏祭りみたいなものなんですよ。
そして、ここサンディエゴのカウンティーフェアは米国最大規模。なんと6月から7月まで1ヵ月近く続き、総入場者数は160万人……。アメリカというビッグな国のビッグなイベントの中でも、全米5番目の規模を誇るお祭りなんです。
1880年から開催されるこのフェア、車を停めてから入り口に行くまでにシャトルバスが用意されるほどの規模。工芸品や畜産物が展示され、あらゆる場所でゲーム大会やコンテスト、コンサートやダンスショーで盛り上がります。子供が楽しめるコンテンツは巨大な滑り台、的当てなど、日本の夏祭りと被っているものも! あと、西洋ならではのメリーゴーラウンドも常備されています。
映画の世界に迷い込んだかのような、古き良きアメリカ香るサンディエゴ・カウンティーフェア。一生に一度は行ってみたい!
⑦スウェーデン「ミッドサマー」
スカンジナビアの冬は厳しいです(ムーミン参照)。なので、長く暗い冬が終わり明るい日差しが差し込む初夏の到来は、彼らからしたら至福の時。そんなシーズンである6月下旬の夏至に合わせて行われるお祭りがミッドサマー、つまり夏至祭なのです。
同名の映画がありますが、もちろんこのミッドサマーがモチーフになっています。あっ、映画のようなホラーイベントではありませんからご安心くださいね!
北ヨーロッパのスカンジナビアに位置するスウェーデンでは、サマータイムに切り替わる3月後半から少しずつ日照時間が長くなり始めます。そうしてスウェーデン北部では6・7月には白夜となり、ストックホルムでも夜の22時頃に夕日が沈み、朝4時頃には朝陽が昇ります。こうして長い冬が終わり夏の到来を祝う行事としてミッドサマーがあるんですね。
ミッドサマーではメイポールと呼ばれる白樺の葉と季節の野花で飾ったポールや、ミッドソンマルクランスと呼ばれる花の冠を作ります。また、スモーグロードナと呼ばれるカエルのダンスをして幸せな夏を祝うのです。
終わりに
日本のように夏バテ必至なうだるような暑さの夏もあれば、ようやく日差しを満喫できる季節がやってきた!と思える国もある。各地域で各々の夏の過ごし方がありますが、共通認識としてやっぱり夏はお祭り気分になる不思議な季節のようです。
世界の夏祭り調査、いかがだったでしょうか? 世界には色々とストーリーのある夏祭りがありました。エンタメシーンに活用できる教養として、面白く読んでいただけたなら幸いです。それでは!